「超リアル戦争ゲーム」と書いてあるものの、実際はコミカルな感じ?「フロントライン」
2017年1月24日 更新

「超リアル戦争ゲーム」と書いてあるものの、実際はコミカルな感じ?「フロントライン」

『ピストルと手榴弾をたずさえて、軍曹はたった1人で敵陣をめざす』『超リアル戦争ゲーム』と外箱に記載があり、どれだけ緊迫したゲーム内容かと期待したら、画面を見た途端、コミカル要素満載のゲーム「フロントライン」。何が変なのか、いろいろと見てみたいと思います。

6,361 view

「フロントライン」の概要

フロントライン ファミコン版外箱、カセット

フロントライン ファミコン版外箱、カセット

「フロントライン」(FRONT LINE)は1983年[1]にタイトーが発売した業務用のアクションゲーム。同社が『ワイルドウエスタン』に次いでダイヤルスイッチを採用したゲームである。
ファミコン版は1985年8月1日発売。一時停止ができない。ダイヤルボタンでないため進行方向に銃弾・砲弾を発射するのみ。

「フロントライン」の外箱を、更に詳しく!

ゲームの内容に移る前に、外箱をもう少し詳しく見てみましょう。
まずは表面です。
フロントライン 外箱 表面

フロントライン 外箱 表面

おおっ、迫力のある絵柄ではないものの、何かお城のような要塞を巡る攻防、みたいな感じですね!

では、続いて裏面です。
フロントライン 外箱 裏面

フロントライン 外箱 裏面

ん?表面のイラストでは多数同士の戦いのようだったのですが、どうも「たった1人で」敵陣に乗り込んでいくようですね。
しかも「最前線の迫力と壮絶な戦い」「超リアル戦争ゲーム」とも表記されています。
これは期待出来そうですよね!

「フロントライン」のゲーム内容

説明書には、こういう記載がされていました。
■遊び方

(1) セレクト画面でSELECTボタンを押して、1人用、2人用を選んで、STARTボタンを押して下さい。
(2) プレイヤーは軍曹をコントロールして、敵をピストルや手榴弾で撃破しながら敵陣めざして進んで下さい。
(3) 谷間では、敵は歩兵だけです。
(4) ピストルと手榴弾で歩兵をやっつけて下さい。
(5) 左右の山と藪の中は通れません。
(6) 草原戦になると、敵は戦車と装甲車だけになります。
(7) ピストルでは、戦車や装甲車を破壊できません。
(8) 青い戦車と装甲車は自軍のものですので、近ずいてAボタンを押すと乗り込めます。
(9) 戦車に乗っている時は、破壊されると煙りを出しますが、すぐにAボタンを押して降りれば、やられずにすみます。いつまでも乗っていると爆発してやられてしまいます。
(10) 橋は2本あります。前方に注意して渡って下さい。
(11) 岩・ブロックや川の中は通れません。
(12) 最後の敵陣地は手榴弾で破壊して下さい。
(13) 10,000ptsで軍曹が1人追加されます。
なるほど、最初は谷間で歩兵との白兵戦、その後草原で戦車や装甲車同士での戦いになるようですね。
2パターンの戦闘シーンが楽しめるということですね!

「フロントライン」のゲーム画面

では、いよいよ実際のゲーム画面を見てみましょう!
フロントライン ゲーム画面

フロントライン ゲーム画面

…な、なんだコレは!?
「迫力」や「壮絶」という言葉とは無縁の、緊迫感の無い画面です(笑)

しかも、キャラの歩き方ですが…
フロントライン 歩く姿

フロントライン 歩く姿

いや、こんな脚の曲がり方しないでしょ!何か変な向きになってますよ(笑)
しかも、歩いている時「ピコピコ」っていう音がします(笑)
また、8方向に銃や手榴弾が発射出来るのはいいのですが、その銃口の向け方も変です(笑)
手榴弾も、少しトリッキーな飛び方をします(笑)

さらに、戦車や装甲車も登場するとのことでしたが…
フロントライン 戦車と装甲車

フロントライン 戦車と装甲車

26 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

格闘ゲームの元祖!パソコン用ゲームをベースにした「カラテカ」のここがすごい!

格闘ゲームの元祖!パソコン用ゲームをベースにした「カラテカ」のここがすごい!

攻略不可能な罠や意味不明の攻撃等もあり、当時はくそゲーとして評価された「カラテカ」ですが、今見返してみるとそれなりに完成度も高く楽しめるゲームであったのではないかと思います。バグ(らしきもの)や理不尽なシステムを、「まあそんなものか」で流せる時代だったからこそこのゲームは一層輝いているのかもしれません。そんな懐かしいファミコンゲーム「カラテカ」を振り返ってみましょう。
乱鬼龍 | 9,783 view
歴史に残る駄作として名高いファミコンソフト「ゴーストバスターズ」をあらためて振り返ってみる

歴史に残る駄作として名高いファミコンソフト「ゴーストバスターズ」をあらためて振り返ってみる

ファミコンソフト「ゴーストバスターズ」は同タイトルの映画をベースにしたゲームソフトです。映画をベースにしているため世界観もしっかりしており楽しめるゲーム・・・になるはずでしたが、何をどうすればこんな遊びがいのないゲームになるのかと酷評された歴史があります。そこで今あらためてこのゲームのどういったところが酷評されるポイントだったのか振り返ってみましょう。
乱鬼龍 | 11,500 view
狼なんか撃ち落とせ!~コマンドーかあさん奮闘記~「プーヤン」

狼なんか撃ち落とせ!~コマンドーかあさん奮闘記~「プーヤン」

「プーヤン」そのゆるい響きと、ほわほわしたタッチのブタのイラストは「簡単そう」という理由で手に取られたことでしょう。ところが、このゲーム、硬派インベーダーゲーム「ギャラガ」と双璧をなすほどの実に高度なシューティングゲームでもあったのです。その内容を振り返ります。
あずき | 4,273 view
クラリスカーはどこまでも~ホンダシティは世界を走る~「シティコネクション」

クラリスカーはどこまでも~ホンダシティは世界を走る~「シティコネクション」

1981年、「チョロQ」が発売され、ウイリー走行、ゼンマイ式ブルバックなど、アグレッシブ走行で子供の心を釘付けにしました。チョロQのような丸っこい車が飛んだり跳ねたりスピンしながら世界を走るゲーム、それが「シティコネクション」です。ゲーム内容を振り返りつつ、懐かしの車CMなども紹介します。
あずき | 15,592 view
みんなあなたに憧れた~ファミコンから生まれた皆のヒーロー「高橋名人」~

みんなあなたに憧れた~ファミコンから生まれた皆のヒーロー「高橋名人」~

ファミコン時代のアイコンといえば間違いなく高橋名人。「ゲームの上手いお兄さん」からスタートした「名人」初期、彼が大人気のヒーローになるまでにはさまざまな伏線がありました。それは、ファミコン黎明期に撒かれていたたくさんの種が一気に花開く過程とも重なります。そんな「高橋名人ブーム」を振り返ってみました。
あずき | 14,128 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト