成型色以外の、模型としてのポテンシャルは、それぞれ既にこの連載の、以下のページで紹介したとおり。特に付け足す事項もない。
ただ、あえてこのセットのキットを評価するべき点としては、改変後のカラーリングで成型しながらも、元デザインにあった「G3マークと、肩の三本線」を、シールとして付属させていたこと(もっとも筆者は、G3ガンダムは後のHGUC 191 REVIVE版を使ったために、シールもそちらに貼ってしまったが)と、組み立て説明書を兼ねるガイドブックが、近年では珍しいほどに、富野氏の小説版への愛情で溢れた解説が満載だったということ。
あぁバンダイにも、公式設定を越えて、小説版を愛している人もセクトにはいるのだなぁと感心させられたが。
もっとも、G3ガンダムとシャア専用リック・ドムをセットにしている時点で、小説版への敬愛が満載の商品なのは当然で、筆者としては悪い気分はしない。
ただ、あえてこのセットのキットを評価するべき点としては、改変後のカラーリングで成型しながらも、元デザインにあった「G3マークと、肩の三本線」を、シールとして付属させていたこと(もっとも筆者は、G3ガンダムは後のHGUC 191 REVIVE版を使ったために、シールもそちらに貼ってしまったが)と、組み立て説明書を兼ねるガイドブックが、近年では珍しいほどに、富野氏の小説版への愛情で溢れた解説が満載だったということ。
あぁバンダイにも、公式設定を越えて、小説版を愛している人もセクトにはいるのだなぁと感心させられたが。
もっとも、G3ガンダムとシャア専用リック・ドムをセットにしている時点で、小説版への敬愛が満載の商品なのは当然で、筆者としては悪い気分はしない。
一方、シャア専用リック・ドムの方は、ほとんどキットをそのまま組んで、胸と肩のシールも貼っただけの素組だが。
先ほども書いたが、シャア専用リック・ドムの「シャアの赤」の色味は、商品単位で様々な解釈があって面白いのだが、今回のHGUCセットのケースでは、ちょっとメインの「濃い方の赤」が、あまりにも焦げ茶色に偏り過ぎていて、俯瞰してみても、お世辞にも「深紅のドム」には見えないなと思ってみたり。
先ほども書いたが、シャア専用リック・ドムの「シャアの赤」の色味は、商品単位で様々な解釈があって面白いのだが、今回のHGUCセットのケースでは、ちょっとメインの「濃い方の赤」が、あまりにも焦げ茶色に偏り過ぎていて、俯瞰してみても、お世辞にも「深紅のドム」には見えないなと思ってみたり。
しかし。
そもそも「公式カラー設定のない、シャア専用リック・ドム」だけが欲しいのであれば、通常のHGUC ドムを買ってきて、好きな色に塗ればいいだけである。
むしろ、G3ガンダムの方は、次に書くHGUC 191 REVIVE版を使ってしまうのだから、まるまるこちらのセットの方のG3ガンダムが無駄になってしまう。
そもそも「公式カラー設定のない、シャア専用リック・ドム」だけが欲しいのであれば、通常のHGUC ドムを買ってきて、好きな色に塗ればいいだけである。
むしろ、G3ガンダムの方は、次に書くHGUC 191 REVIVE版を使ってしまうのだから、まるまるこちらのセットの方のG3ガンダムが無駄になってしまう。
だが今も書いたように、この商品仕様は、イマドキには珍しいほどに「富野由悠季小説版『ガンダム』への愛情」で構成されている。
筆者は、そこの心意気に敬意を表したいため、あえてこのセットを購入し、あえてこのセットの色味のシャア専用リック・ドムを、そのままに組み立てて再現画像に使用したのである。
そして、再現画像の主役の方のG3ガンダムは、HGUC 191 REVIVE版の成型色替えである、『ガンプラEXPO ワールドツアージャパン 2015限定発売』のG3ガンダムを使用した。
このキットも、近年のガンダム商品の宿命から逃れられず、成型色替えでG3ガンダムとして再生(元々REVIVEだから「再生の再生」?)させられてしまったが、アニメの解像度や情報量に縛られない小説版の再現なので、今回は関節等も商品の成型色のまま、あえて残して(ここはシャア専用リック・ドムも同じ)全身塗装を施している。
筆者は、そこの心意気に敬意を表したいため、あえてこのセットを購入し、あえてこのセットの色味のシャア専用リック・ドムを、そのままに組み立てて再現画像に使用したのである。
そして、再現画像の主役の方のG3ガンダムは、HGUC 191 REVIVE版の成型色替えである、『ガンプラEXPO ワールドツアージャパン 2015限定発売』のG3ガンダムを使用した。
このキットも、近年のガンダム商品の宿命から逃れられず、成型色替えでG3ガンダムとして再生(元々REVIVEだから「再生の再生」?)させられてしまったが、アニメの解像度や情報量に縛られない小説版の再現なので、今回は関節等も商品の成型色のまま、あえて残して(ここはシャア専用リック・ドムも同じ)全身塗装を施している。
やはりHGUC 021版よりも、可動範囲も広くスマートなので、小説のイラストを再現するのでも、様々なポーズが自然に決まることはありがたいし格好良い。
こうしてロービジカラーのガンダムを見ていると、小説版とリンクした「あの時代」の、「リアルカラー全盛期」が思い起こされて、趣深いよねぇという。
うん、今回殆どガンプラの話、してないわ(笑)
こうしてロービジカラーのガンダムを見ていると、小説版とリンクした「あの時代」の、「リアルカラー全盛期」が思い起こされて、趣深いよねぇという。
うん、今回殆どガンプラの話、してないわ(笑)
市川大河公式サイト
光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー