「ぴあ」いまはない愛すべき雑誌
今でこそ「ぴあ」は、チケットぴあだったり
ムック本のぴあだったり、旅行ガイド本だったり
フィルムフェスティバルを開催したりと、
エンタテインメントとレジャー領域の大企業ですが
最初は雑誌でした。しかも月刊の。
ムック本のぴあだったり、旅行ガイド本だったり
フィルムフェスティバルを開催したりと、
エンタテインメントとレジャー領域の大企業ですが
最初は雑誌でした。しかも月刊の。
via corporate.pia.jp
●『ぴあ』の由来
『ぴあ』の創刊当時(1972年)は、情報誌という言葉すらなかった時代。「既存の言葉に雑誌のイメージを縛られたくない」と、あえて意味のない言葉を雑誌名に。将来的に多くの方々に受け入れられる雑誌になったときに初めて、読者の方に具体的な意味やイメージを持ってほしいという思いから名付けたものです。
及川正通氏の表紙に。以来ずっと。
1975年9月から表紙は及川正通のイラストに変わります。
以来2011年7月まで、表紙はずっと及川氏が描き続けていました。
以来2011年7月まで、表紙はずっと及川氏が描き続けていました。
1975年から、書籍・プレイガイド(チケットぴあ)会社のぴあが運営する情報雑誌「ぴあ」の表紙を担当し続け、2007年、「同じ雑誌の表紙イラスト画家として世界一長いキャリアを持つ人物」ということで、ギネス世界記録に登録された。「ぴあ」の表紙画は、最新の映画・ドラマなど、その時々の旬な著名人を描き、延べ人数で1200人を超える長寿連載となった。
描かれているのはその時に話題となっているエンタテインメントの人物。
世間的に周知されていて、ぱっと見て「これはこの人」とわかる、なおかつ旬の人物。
この表紙に描かれること、イコール「認められた」と思う芸能人は多かったらしく
爆笑問題は表紙に描かれることが
「徹子の部屋」「いいとものテレフォンショッキング」と同等と言っていますし
布袋寅泰は「ぴあの表紙に描かれることは、紅白に出場が決まる感覚」と答えています。
世間的に周知されていて、ぱっと見て「これはこの人」とわかる、なおかつ旬の人物。
この表紙に描かれること、イコール「認められた」と思う芸能人は多かったらしく
爆笑問題は表紙に描かれることが
「徹子の部屋」「いいとものテレフォンショッキング」と同等と言っていますし
布袋寅泰は「ぴあの表紙に描かれることは、紅白に出場が決まる感覚」と答えています。
『ぴあ』の連載を引き受けるときに、約束してもらったんです。編集部では、何人かの候補を挙げるだけにとどめ、次に描く人はこの人、こういう雰囲気で、などと決めないでほしい。僕の感知する「時代性」とマッチし、インスピレーションが湧く人がいれば、候補の中から選び、いなければ再考してもらう。あとはすべてこちらに任せてほしいと。
via 及川正通イラストレーションの世界―ぴあの表紙を飾った1000の顔 ぴあ (2002/07)
映画でも音楽でもなく、百恵さんが引退し、人気俳優の三浦友和さんと結婚したという単なる”ニュース”のひとつ。でも国民的なタレントだった彼女のドラマチックな行動、選択は、社会的なイベントと考えてもいいんじゃないかなって。この表紙がキッカケで、『ぴあ』の表紙に登場する人物のキャパシティがまたぐんと広がりました。
1982年11月19日号 E.T.
これが公開された当時はそこらじゅうにETのポスターが貼ってありました。
月に浮かぶ自転車のシルエットとか、ETの指とエリオットの指の触れあう画像とか。
この映画の大ヒットのおかげで、以前のスピルバーグ作品「JAWS」にもスポットライトが当たっていたりしました。
1997年の「ジュラシック・パーク」に抜かれるまで、15年にわたって興行収益のトップにいた映画ですね。
月に浮かぶ自転車のシルエットとか、ETの指とエリオットの指の触れあう画像とか。
この映画の大ヒットのおかげで、以前のスピルバーグ作品「JAWS」にもスポットライトが当たっていたりしました。
1997年の「ジュラシック・パーク」に抜かれるまで、15年にわたって興行収益のトップにいた映画ですね。
via 及川正通イラストレーションの世界―ぴあの表紙を飾った1000の顔 ぴあ (2002/07)
及川氏の絵は、1985年からの関西版ぴあ、1988年からの中部版ぴあ、
芸能人やアーティストごとのムック版ぴあでも表紙を飾りました。
芸能人やアーティストごとのムック版ぴあでも表紙を飾りました。
「ぴあ」目次はこんなふう
当時は隔週刊ですからカレンダーは2週分。
左はじのインデックスは
「映画」「演劇」「音楽」「ニューディスク」「FM」「美術」「イベント」「講座」「新刊」と
かなり多岐にわたってます。
ないのはTV情報とAMラジオくらいでしょうか。
でも、TVで放映する映画の情報はあるんですよ。
左はじのインデックスは
「映画」「演劇」「音楽」「ニューディスク」「FM」「美術」「イベント」「講座」「新刊」と
かなり多岐にわたってます。
ないのはTV情報とAMラジオくらいでしょうか。
でも、TVで放映する映画の情報はあるんですよ。
ロゴも昔はこれでした。
表紙イラストは高比良芳実氏。