80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。それは最高にして最低のロック・フェスだった!
2018年4月14日 更新

80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。それは最高にして最低のロック・フェスだった!

BOØWY、尾崎豊、THE BLUE HEARTS、佐野元春、RED WARRIORS、岡村靖幸にHOUND DOGなどなど80年代を代表するミュージシャンが一堂に会したロック・フェスティバル「BEAT CHILD」。出演者だけでも伝説ですが、この日は映像で見ると分かるように信じられないような豪雨なのでした!入場者は天国と地獄を同時に味わったことでしょう。

9,087 view

ビートチャイルド

「BEAT CHILD(ビートチャイルド)」というイベントをご存知でしょうか?
今や伝説となっている日本で最初のオールナイト・ロック・フェスティバルです。7万2千人もの観客を全国から動員して1987年8月22日から23日にかけて熊本県阿蘇で行われました。
ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987

ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD1987

なぜ伝説かと言えば、先ず出演者です。80年代を代表するアーティストが13組ずらりと揃っています!ちょっと考えられませんね。
そして、死人が出なかったのが奇跡と言われるほど、当日は記録的な豪雨に見舞われたということです。
ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987

ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987

こんな中でコンサートが出来るのかという状況。なぜ中止にならなかったのか不思議でなりません。

当日の天気予報は晴れ。しかし、開演前に突然スコールが会場を襲います。これで会場が泥沼化。場内は混乱してしまい、何千人もの入場者が会場に入れない中で開演となってしまいました。

ビートチャイルド オープニング~THE HEART

会場というよりも、戦場と言いたいほどですね。それでもみんな熱かった。出演者も観客もスタッフも、関係者は全員熱かった。

THE BLUE HEARTS

THE HEARTが前座として登場した後、一番手はTHE BLUE HEARTSが務めています。
演奏したのは「未来は僕等の手の中」、「ハンマー」、「NO NO NO」、「爆弾が落っこちる時」、「世界のまん中」、「チェインギャング」、「人にやさしく」、「少年の詩」、「リンダ・リンダ」の全9曲でした。
THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTS

天候は、THE HEARTの時には雨は降っておらず、THE BLUE HEARTSは小雨の中でのステージでした。

UP-BEAT~RED WARRIORS

続いてUP-BEATが、「EDEN」「Time Bomb」「Imitation Lovers」「Kiss…いきなり天国」「Kiss in the moonlight」の5曲を歌い、RED WARRIORSが4番手として登場します。

レッドウォーリアーズ ビートチャイルド カジノドライブ

少し雨が弱まった中で、RED WARRIORSは「Casino Drive」「FOOLISH GAMBLER」「バラとワイン」「SHOCK ME」、「WILD CHERRY」の全5曲を披露。

この後、雨脚は強くなっていきます。

小松康伸~岡村靖幸~白井貴子&CRAZY BOYS

小松康伸を挟んで岡村靖幸が登場した時には雷が鳴りだすほどの大雨に。それでも岡村靖幸は、「Water Bed」「Out of Blue」「Maria」「Dog Days」「Young Oh! Oh!」の5曲を歌いきっています。
岡村靖幸

岡村靖幸

午後8時頃には再び大雨が会場を襲い、セッティングに時間がかかった白井貴子&CRAZY BOYSは、1時間以上遅れての登場となりました。しかも、雨の為に機材が故障してしまいます。
それでも、その中で以下の7曲を歌っています。「Non Age」「CHANCE!」「African Dreamer」「Rock'n'Roll Paradise」「Japanese Girls&Boys」「今夜はIt's Allright」「Next Gate」「二人のSummer Time」
36 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

EPIC・ソニー黄金時代を築き上げた【小坂洋二】がプロデュースしたアーティスト達

EPIC・ソニー黄金時代を築き上げた【小坂洋二】がプロデュースしたアーティスト達

80年代にEPIC・ソニーの黄金時代を築き上げた名プロデューサー小坂洋二さんが手がけたアーティスト達。その数々の有名なアーティスト達を代表曲と共に振り返りたいと思います。
つきねこ | 4,550 view
BOØWY・ブルーハーツ・RCサクセション・TM NETWORK…アナログレコードが続々復刻発売

BOØWY・ブルーハーツ・RCサクセション・TM NETWORK…アナログレコードが続々復刻発売

近年、有名アーティストたちが続々とアナログレコードで復刻版や新譜を発売し、再ブームの兆しが見えている。 なぜ、いまさらレコードなのか?アナログだからこその魅力やアナログレコードを出しているアーティストなどを紹介。
おニャン子クラブから実力派歌手へ!工藤静香さんのヒット曲まとめ

おニャン子クラブから実力派歌手へ!工藤静香さんのヒット曲まとめ

おニャン子クラブとしてデビューし、その後ソロデビューを果たした工藤静香さん。今では実力派歌手として活動されていますよね。工藤さんのヒット曲をまとめました。
saiko | 67 view
【小出広美】アイドル歌手・グラビアにてご活躍!タブー・チェンジLOVEなどの名曲やかつて披露した官能ショットも!

【小出広美】アイドル歌手・グラビアにてご活躍!タブー・チェンジLOVEなどの名曲やかつて披露した官能ショットも!

1980年代中盤に登場し、アイドル歌手として活躍した小出広美さん。”ポスト中森明菜”といわれていた時期もありました。その後は、グラビアに転向され一糸まとわぬ姿を披露。その抜群のスタイルは多くの男性ファンを惹きつけました。今回の記事では、そんな小出広美さんの軌跡をエッチな目線を加えて振り返っていきたいと思います。
tsukumo2403 | 1,711 view
【卒業ソング】1980年代に大ヒット!懐かしい昭和の卒業ソング10選

【卒業ソング】1980年代に大ヒット!懐かしい昭和の卒業ソング10選

毎年、卒業シーズンになると、そこかしこで流れる卒業ソング。近年人気の新しい曲から、昔から人気の定番曲まで、様々な卒業ソングが聴こえてきます。今回は、ミドル世代の多くの方が学生だった1980年代にフォーカスし、当時流行した卒業ソングを振り返ります。
izaiza347 | 202 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト