銃士になることを認められたダルタニアンに襲い掛かる、新たな試練!コンスタンスを救うことはできるか?映画「四銃士」
2017年1月26日 更新

銃士になることを認められたダルタニアンに襲い掛かる、新たな試練!コンスタンスを救うことはできるか?映画「四銃士」

晴れて銃士となったダルタニアンに、リシュリュー枢機卿からの誘いや、コンスタンスの誘拐など、次々に試練が訪れます。さまざまな思惑に翻弄されながら、コンスタンスを救うために共に戦う四銃士の姿を描いた映画「四銃士」を振り返ります。

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修道院に向かうロシュフォールとミレディー

修道院に向かうロシュフォールとミレディー

ロシュフォールは、イギリスから戻ったミレディーと一緒に、コンスタンスを殺害するために修道院に向かいます。

戦いの結末

ロシュフォールと配下の者たちが四銃士と戦っている間に、ミレディーは修道院に入り込み、コンスタンスを殺してしまいます。ようやくコンスタンスの部屋にたどり着いたダルタニアンですが、コンスタンスはすでに遺体となっていました。ダルタニアンは、怒りを爆発させ、ロシュフォールと死闘を繰り広げ、ついにロシュフォールを倒します。コンスタンスを殺害したミレディーは、アトスに捕らえられ、四銃士から有罪の判決を言い渡され、断首の刑に処せられます。
ミレディーが処刑されるのを見届ける四銃士

ミレディーが処刑されるのを見届ける四銃士

ミレディーの処刑人は、ミレディーのために弟を亡くした男でした。

リシュリュー枢機卿からの告発

ミレディーの処刑の直後、四銃士は枢機卿の護衛隊に逮捕されます。リシュリュー枢機卿は、大事な配下の者を2人失ったことで、ダルタニアンを告発しますが、ダルタニアンは、アトスがミレディーから奪った、枢機卿の署名入りの文書を見せ、自分の行為が法的に正しいと訴えます。枢機卿は敗北を悟り、四銃士の中の1人を将校に任ずることにします。アトス、アラミス、ポルトスがこれを辞退したため、ダルタニアンが銃士隊の隊長補佐に昇進することになりました。

映画「四銃士」の主な登場人物

ダルタニアン:マイケル・ヨーク

ダルタニアン:マイケル・ヨーク

ガスコーニュ生まれの小貴族の青年ダルタニアンを、マイケル・ヨークが演じています。「じゃじゃ馬ならし」で映画デビューして、「ドクター・モローの島」、「オースティン・パワーズ」などにも出演しています。
アトス:オリバー・リード

アトス:オリバー・リード

本名ラ・フェール伯爵で、四銃士の中では最年長で、最も理知的なアトスを、オリバー・リードが演じています。軍隊経験もありますが、叔父で監督のキャロル・リードの勧めで俳優に転身し、「吸血狼男」で注目されました。ほかに「オリバー!」(オリバー・ツイストの映画化作品)などにも出演し、「グラディエーター」の撮影中に心不全で亡くなりました。
アラミス:リチャード・チェンバレン

アラミス:リチャード・チェンバレン

銃士を辞め、僧侶になることを願っているアラミスを、リチャード・チェンバレンが演じています。テレビで「ヒッチコック劇場」などに出演後、「ドクター・キルデア」の主人公で有名になりました。ほかに「タワーリング・インフェルノ」、「将軍SHOGUN」、「キングソロモンの秘宝」などにも出演し、テレビドラマ「デスパレートな妻たち」にもゲスト出演しています。
ポルトス:フランク・フィンレー

ポルトス:フランク・フィンレー

おしゃべりで見栄っ張り、四銃士の中で一番世俗に詳しいポルトスを、フランク・フィンレーが演じています。イギリス王立演劇学校出身で、テレビ、映画、舞台で活躍しました。テレビ番組「クリスマス・キャロル」、「ドン・キホーテ」などにも出演、映画「戦場のピアニスト」、「ドクター・フー」ほか、多数出演しています。
コンスタンス・ボナシュー:ラクエル・ウェルチ

コンスタンス・ボナシュー:ラクエル・ウェルチ

ダルタニアンの家主ボナシューの年若い妻で、王妃の裁縫係、ダルタニアンが一目ぼれをするコンスタンスを、ラクエル・ウェルチが演じています。地元テレビ局の天気予報キャスターから、テレビ「奥様は魔女」に出演し、映画「ミクロの決死圏」で注目されました。ほかに「恐竜100万年」などに出演しています。
フランス国王ルイ13世:ジャン=ピエール・カッセル

フランス国王ルイ13世:ジャン=ピエール・カッセル

リシュリュー枢機卿に国政を任せきりの国王ルイ13世を、ジャン=ピエール・カッセルが演じています。フランス映画だけではなく、多くのハリウッド映画にも出演しました。ほかに「素晴らしきヒコーキ野郎」、「パリは燃えているか」などに出演しています。
アンヌ王妃:ジェラルディン・チャップリン

アンヌ王妃:ジェラルディン・チャップリン

フランス王妃でありながら、イギリス宰相のバッキンガム公爵とも恋愛関係にあるアンヌ王妃を、ジェラルディン・チャップリンが演じています。喜劇王チャーリー・チャップリンの娘で、バレエ・ダンサーを目指していましたが、映画「ドクトル・ジバゴ」に出演しました。幼いころに父の映画「ライムライト」にも出演したほか、「愛と哀しみのボレロ」、「チャーリー」など多くの作品に出演しています。
リシュリュー枢機卿:チャールトン・ヘストン

リシュリュー枢機卿:チャールトン・ヘストン

枢機卿で宰相でもあり、権力を手にするために銃士隊を敵視するリシュリュー枢機卿を、チャールトン・ヘストンが演じています。映画「ベン・ハー」、「十戒」などで歴史上の人物を、「「大地震」、「ハイジャック」などでタフな男を演じていますが、「三銃士」、「四銃士」では、悪役のリシュリュー枢機卿を演じました。
ロシュフォール伯爵:クリストファー・リー

ロシュフォール伯爵:クリストファー・リー

リシュリュー枢機卿の腹心の部下のロシュフォール伯爵を、クリストファー・リーが演じています。怪奇映画の大スターで、ドラキュラ伯爵で有名です。世界で最も多くの映画に出演した俳優として、ギネスブックにも記載されています。ほかに「ロード・オブ・ザ・リング」、「スター・ウォーズ」、「チャーリーとチョコレート工場」などにも出演しています。
ミレディー・ド・ウィンター夫人:フェイ・ダナウェイ

ミレディー・ド・ウィンター夫人:フェイ・ダナウェイ

美貌で知恵もあり、冷酷でもあるミレディーを、フェイ・ダナウェイが演じています。「俺たちに明日はない」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。ほかに「タワーリング・インフェルノ」、「チャイナタウン」など多数の映画にも出演し、「ネットワーク」ではアカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞しました。
バッキンガム公爵:サイモン・ウォード

バッキンガム公爵:サイモン・ウォード

イギリス宰相でアンヌ王妃の愛人バッキンガム公爵を、サイモン・ウォードが演じています。リチャード・アッテンボロー監督の「戦争と冒険」で若き日のウィンストン・チャーチルを演じて有名になりました。ほかに「スカイエース」、「スーパーガール」などにも出演しています。

映画「四銃士」の予告動画

The Four Musketeers-Trailer

深刻な内容ながら、ドタバタ感が満載です。
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