あの頃洋楽が熱かった～全米トップ40あの年、あの月のベスト10曲（1979年12月）

あの時代、テレビと共にラジオにも夢中だった。テレビでは毎日歌謡番組が放送され、知らないうちに歌が身体に沁みこんでいった頃、ラジオでは洋楽専門の番組が各局に増えていた。その中でひと際洋楽ファンを虜にした番組が「全米トップ40」だ。ここでは、70~80年代のランダムにピックアップした月のチャートのトップ10曲をまとめました。

Captain&Tennille:Do That To Me One More Time

1975年の「愛ある限り」以来のナンバーワンヒット曲となる、キャプテン＆テニール。それまでもコンスタントにヒットチャートに入ってはいたものの、なかなか1位になれなかったのですが80年代に入ってやっと2曲目のNo.1ヒット曲が生れました。

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Captain & Tennille - Do that to me one more time (The Video)

トニ・テニールの変わりっぷりに、女性はいくらだって変身できるのよ！と見せ付けられているようです。

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第5位　コモドアーズ／スティル

Commodores:Still

もうこの頃は、ライオネル・リッチー＆コモドアーズって感じさえあったかも。それだけ、勢いがあり間をあけずに、次々とヒットチャートに曲を送り込んでいた印象があります。

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COMMODORES コモドアーズ /Still

80年代に入るとソロ活動に力を入れ始めたライオネルは、82年にコモドアーズを脱退してしまいます。彼が抜けた後も「ナイトシフト」などヒットを出しますが、次々とメンバーが脱退しては入れ替わり、現在のコモドアーズは、この時代のそれとは全くといっていい程違うものになってしまっています。

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第4位　スティービー・ワンダー／愛を贈れば

Stevie Wonder : Send One Your Love

爆発的ヒットとなった「キー・オブ・ライフ」に続くアルバム「シークレット・ライフ」（原題Journey Through The Secret Life Of Plants）からの第1弾シングル。植物の生態のドキュメンタリー映画のサウンドトラックだったようで、2作続けての2枚組アルバムとなりました。前作があまりにも傑作だった為に、こちらはセールス的には振るわなかったのですが、この曲は最高位4位を記録いたしました。

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Stevie Wonder - Send one your love (1979)

当時、サングラスをはずしたジャケット、PVに少々驚くと共に彼の信念を感じたものです。

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第3位　スティクス／ベイブ

Styx : Babe

1972年にアルバムデビューしたスティクスの、’77年最高位8位となった「カム・セイル・アウェイ」以来のトップ10ヒットは、見事1位となり大物バンドとして絶頂を迎えることとなったのがこの「ベイブ」でした。それまでは、アメリカン・プログレと称されてきた彼らの正に分岐となる曲だったのかもしれません。

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Styx - Babe 1980

余談ですが、76年のスマッシュヒット「ローレライ」をかけてもらおうと、ラジオの電リク（懐かしい響きですね）番組に電話したところ、スタイリスティックスと間違えられてしまい何回言い直しても、オペレーターのお姉さんに解ってもらえなかった苦い経験があります。現在じゃ、こっちの方がミスターロボットと共に有名になっちゃって、感慨深いなぁ・・・とほんの少し思いました。

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スティクス1 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN

￥2,880

アメリカン・プログレッシブ・ロックと売り出されていた時代の初期アルバムが、紙ジャケットで発売されています。

販売サイトへ

スティクスの初期４タイトルがつい昨日紙ジャケットで再発(『Styx1』は国内初CD化)したので、3rdアルバム『Styx III: Serpent is Rising』だけまず買った。https://t.co/ypXwwRPsBv pic.twitter.com/TSDX4Y96zA
— さすらい (@camelletgo) July 28, 2016

第2位　KC ＆サンシャインバンド／プリーズ・ドント・ゴー

KC&The Sunshine Band:Please Don't Go

なんだかんだ言いながらも、既に4曲もナンバーワンヒットを出しているKC＆サンシャインバンドのみなさんですが、この曲は今までのダンサブルなディスコミュージックとは違い、バラードです。これはどうかなー？ウケるのかなー？70年代最後では2位でしたが、翌年80年代一番最初の1位に見事輝くのでした。

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KC & The Sunshine Band - Please don't go (hi quality sound)

まだまだ若くて、きれえなＫＣさんです。まさか、あんなんなっちゃうとは誰も思わないですよねぇ。

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第1位　ルパート・ホルムズ／エスケイプ

Rupert Holmes : Escape

1979年最後の第1位となった曲は、先週に引き続きルパート・ホルムズの「エスケイプ」でございました。イギリス生れ、ニューヨーク育ちのアメリカ人。バーブラ・ストライザンドのプロデューサーだったり、バリー・マニロウに曲提供したりしていたところに、じわじわとチャートに入り、じわじわと上昇して1位となりました。80年代一番最初にはKCにトップの座を奪われますが、翌週にはしぶとく返り咲いております。

via rocks.studio-web.net