2016年12月19日 更新
日本のVWを目指し国民車スバル360を作り上げた「富士重工」の迷車たち~メーカー別マニアック名車 スバル編
長年、日本の自動車界を支えてきた国産メーカーのマニアックな名車を「マツド・デラックス」が選りすぐってお送りするわよ!今回は日産、三菱、マツダ、いすゞ、ダイハツ、ホンダ、スズキ、トヨタに続きスバルよ!国民車を作った老舗メーカーの名車たちよ!さあ、今回も皆さん楽しんで頂戴ね!
まるで未来からやって来た車!早すぎた名車 アルシオーネ
1985年に登場した「アルシオーネ」は本当に群を抜いたデザインだったわ!
デザイナーは、日本人の「碇窮一」氏よ!次作後継車の「アルシオーネSVX」が「ジウジアーロ」だった事を考えるとなんの遜色もないアルシオーネのデザインは逸材ね。
エンジンは1800CCの水平対向4気筒のターボエンジンと2700CCの水平対向6気筒NAエンジンが用意されたの。キャッチコピーは「オトナアヴァンギャルド」。意味が良くわからないけどなんだかかっこいいわ!
CMの音楽はアルシオーネの為に作られたと言ってもいい「ハリー・ステントン」の「シカゴ7:05」よ。AOR風の曲調でアルシオーネにぴったりの曲よ!これはあたしが某誌で紹介してるわ。探してみて!
そしてデザインの中で特筆されるのは、スバルの車の中で唯一の「リトラクタブルヘッドライト」なの。
そしてスバル異例の海外先行発売。ハリウッド映画にも使用されたそうよ。一番有名なのは「トム・ハンクス」主演の「Big」ね。たしか、ラストシーンで出てきたような気がしたけど間違ってたらごめんなさいね。
話がそれちゃったけど、他にもアルシオーネには優れた所があったわ。空気抵抗係数(CD値)が日本車ではじめての「0.29」と言う数値を叩きだしたの。もちろん当時では最高値よ!「セリカXX」や「サバンナRX-7」の空気抵抗値が「0.34」なのを考えると凄い数値よね。
内装も未来的だったわ。特に個性的だったのが左右非対称のステアリングと(L字型)まるで未来カーを想像させる「エレクトリック・インストルメントパネル」よ。
そんなアバンギャルドなアルシオーネは「SVX」にモデルチェンジし1991年に販売終了したの。現在でもオーナーさん達は大事に乗ってらっしゃるわ。でもクラシックカーではなく現代にデザインが追い付いて違和感なく思えるのはあたしだけかしら?
「醜いアヒルの子」と揶揄された偉大なスバル360の子孫 「ゼブラマスク」 スバル R-2(水冷)
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