機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)のモビルスーツたち
2017年1月16日 更新

機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)のモビルスーツたち

今回はTVアニメおよび劇場版『機動戦士Ζガンダム』に登場した機体を可能な限り御紹介したいと思います。間違い等お気づきの点あればコメくだされば幸いです。やはりかなり長くなると思いますのでお好きな方、時間に余裕のある方読んでみてください。

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RMS-106 ハイザック

RMS-106 ハイザック

地球連邦軍がジオン公国軍から接収したザクIIF2型をベースに、連邦規格の各種部材を組み込んで開発された量産型MS。全天周囲モニター・リニアシートを導入した初の量産機であり、アナハイム・エレクトロニクス(以下AE)社が最初に製造した量産機でもある。

一年戦争後の数年間はジムの近代改修機であるジム改、ジムIIが連邦の主力機を担っていたが、ベース機自体の陳腐化による性能限界や、経年劣化によるベース機の確保の困難さから、定数配備すらままならない状況に陥っていた。そこでこれを補填するために、ハイザックやガルバルディβなどの公国軍由来の技術を用いた発展機が脚光を浴びることとなる。

ハイザックは、ザクの発展型というよりは、ザクにジムの設計を強引に組み合わせたハイブリッド機というべき機体であり、外観もザクにジムの特徴をちりばめたような姿をしている。

それでも、装甲や構造材に当時最新の部材を採用したことによる軽量化と、それに伴う燃料搭載量の増大、スラスターの強化によって、機動性と稼働時間は大幅に向上しており、ザク由来の生産性と操縦性の高さから連邦軍の次期主力機として大量生産された。
ティターンズの主力機体として登場する。

後に主力機の座はマラサイやバーザムに変わることになるんだけど
最後までグリプス戦役を戦っていたな~。

劇中序盤からジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー、サラ・ザビアロフらが搭乗していた場面で
まず印象を受けた機体。

RMS-106CS (RMS-116) ハイザック・カスタム(隠れハイザック)

RMS-106CS (RMS-116) ハイザック・カスタム

RMS-106CS (RMS-116) ハイザック・カスタム

ティターンズの狙撃用MS。隠れハイザックとも呼ばれる。
ハイザックを改良し、遠距離狙撃用に特化した機体である。ジェネレーターをAE社製のものに換装し、高出力の狙撃用ビーム・ランチャーを運用可能となっている。

モノアイも高精度のタイプに変更し、頭部排熱機構を伸長している。塗装は一般型よりやや淡く、ザクII似の配色になっている。動力パイプは赤色。
TV版第では2機が登場。サイド2に潜伏。エゥーゴのモビルスーツ9機を狙撃・撃墜していた。
しかしクワトロ・バジーナの搭乗する百式と交戦し、撃墜されてしまった。

劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』では
ゼダンの門(ア・バオア・クー)周辺宙域をマラサイと共に警護していた。

なかなか渋い活躍をしていた気がする機体です。

RMS-108 マラサイ

RMS-108 マラサイ

RMS-108 マラサイ

マラサイは、エゥーゴがティターンズから奪取したガンダムMk-IIのムーバブルフレーム構造と、同じくエゥーゴを通じてアクシズ(後のネオ・ジオン)からもたらされた新装甲材ガンダリウムγを採用した本格的な第2世代MSとして完成した。カタログ上の基本性能はエゥーゴの高コスト機であるリック・ディアスと百式にも匹敵し、操縦性の高さと相まってグリプス戦役中の傑作機と評価されている。

エゥーゴ向けに開発されたマラサイには「MSA-002」のナンバーが予定されていた。しかし、エゥーゴへの納入直前にティターンズから「ガンダムMk-II強奪事件」への関与を疑われたため、急遽アナハイム社は追及の矛先をそらすべく、ネモより先に完成していたマラサイの一次生産分数機をティターンズに無償供給した。その後は正式に量産が開始され、グラナダ基地(登録ナンバー10)が8番目に開発した機体として「RMS-108」の型式番号が与えられた。なお、一次生産分の維持費および追加生産分に関しては、さすがに無償というわけではなかったとされている。

外観はハイザックやそれ以前のザク系MSを踏襲しており、モノアイカメラ内蔵の頭部と右肩のシールド、左肩の格闘用スパイクアーマーが特徴である。頭部には兜の錣(しころ)のように首周りを覆う大型の装甲が追加され、ジオン系の指揮官用MSに見られる高性能大型ブレードアンテナが標準装備されている。

バックパックは、大容量コンフォーマルタンクと一年戦争期の高機動型ザクII1機分の推力を発生する高出力スラスターを備えており、重力下でも短時間の飛翔や空中機動が可能となっている。ハイザックでは外装式だった脚部スラスターユニットは内装式に改められ、これのみでも地表をホバー走行することができる。

左肩のスパイクアーマーや右肩のシールドも大型化して2枚で構成され、基部でフレキシブルに可動し、折りたたむことも可能。ハイザックにあった左腕用のオプションシールドは廃止されたが、ラッチは両腕に残されている。頭部にはバルカン砲を2門内蔵。一部機体ではこれを小型ミサイルポッド(2発×1双)にしたものもある。シールド裏面にはゲルググ系のデバイスが採用された長柄の専用ビーム・サーベル2基を装備し、射撃武装としてハイザックと共用の小型ビーム・ライフルを携行する。
ジェリド・メサが3番目の搭乗機として登場。カクリコン・カクーラーと一緒にアーガマを追う。

カクリコンが撃墜された後もジャブローにまで降下して
基地内でカミーユ・ビダンのガンダムMk-IIと交戦するが、
ジャブローが自爆。大混乱の最中に道を見失いやっとの思いでかろうじて脱出に成功、
九死に一生を得る。

その後、一般兵が搭乗する量産機が多数登場するようになるが、
ハイザックとの違いが色ぐらいしかなく、目立った活躍はなかった。

それでもこの後主力機として長く運用され一部ネオ・ジオンでも使われるほどだった。

RMS-117 ガルバルディβ

RMS-117 ガルバルディβ

RMS-117 ガルバルディβ

『機動戦士Ζガンダム』に登場する、地球連邦軍の量産型MS。劇中ではガルバルディもしくはガルバルと呼ばれている。

一年戦争終結後、連邦軍はジオン軍の兵器を接収。その中でも特に基本性能の高いMS-17B ガルバルディに注目した連邦軍はルナツー基地7番目のMSとして開発に着手。外装等を徹底的に軽量化し機動力を向上、また全天周囲モニター・リニアシートを導入するなど第2世代の局地戦用MSとしてリファインし、RMS-117という新たな型式番号を与え自軍の戦力とした。

当初の設計ではガルバルディα同様コクピットは腹部にあったが、リニアシート導入の折、腹部にはリニアシートのポッドを収納するスペースがなかったため、左胸に移設された。コクピットハッチがいかにも後付けに見えるのはそのためである。モノアイレールは一見左右しか振幅のないもののようで、ガルバルディαより後退したように見えるが、テレビ版では横レール上を上下しているのが見られる。

製造後は月面グラナダやルナツーに配備され、ライラ・ミラ・ライラ率いるガルバルディ隊によって運用された。後にパプテマス・シロッコ指揮下のドゴス・ギアにも配備されている。ガルバルディβの性能はαが局地戦を想定して作られたこともあって極めて良好で、主に連邦の士官に好まれて使用された。同時期に運用されたハイザックと比べると、運動性は優れているが装甲が薄く、防御面では若干劣っている。
ライラ・ミラ・ライラ機がガンダムMk-IIとの交戦で撃墜され
落としたカミーユ・ビダンの心に傷を残すことになっていた。

このほか、『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』では
バリュートを装着し大気圏突入するシーン(ライラ機)があったはず。

いずれにせよ評価は低かったようでたびたび敵からも味方からさえ見下された発言をされていたな。

RX-110 ガブスレイ

RX-110 ガブスレイ

RX-110 ガブスレイ

RX-110 ガブスレイ MA形態

RX-110 ガブスレイ MA形態

パプテマス・シロッコが提出した設計案を元に、ルナツー基地にて開発された試作型TMS(可変モビルスーツ)。同基地で製造された10番目の機体であったことから「RX-110」の型式番号を与えられた。標準塗装はウッドブラウンとフィールドグリーン。小説版での表記はガブスレー。

従来、MA形態が基本の可変MAであったティターンズの可変機の中で、ムーバブルフレームを本格的に導入したTMSの1つである。TMA同様の機動性、運動性を有し、Ζガンダムと並び第3世代MSを代表する機体の1つ。

TMSとしてほぼ同時期に開発されたハンブラビが単純な変形機構であるのに対し、本機は非常に複雑な変形機構を持つ。単機の基本性能は申し分ない機体だが、その特殊かつ複雑な変形機構によって製造コストの高騰化・整備性の問題が生じた。その結果制式化には至らず、少数の試作機の製造(一説では2〜5機)をもって開発計画は中断されたが、ティターンズによって実戦投入されており、ジェリド・メサ中尉とマウアー・ファラオ少尉が搭乗して優秀な戦果を残した。

固定武装は頭部にバルカン砲1門と両肩部アーマーにメガ粒子砲(出力:4.2MW)を持つ。このメガ粒子砲は基部からフレキシブルに可動することで、広い射角を有する。また両腕部アーマー内に2基、計4基のビームサーベル(出力:0.55MW)を装備する。携行武装のフェダーインライフルは絶大な威力(出力:6.6MW)を誇り、一撃で戦艦の残骸を消滅させることも可能である。ライフルの後部にはエミッターを有し、ビームサーベルとしての使用も可能。なお、フェダーインライフルは本機の他、ハンブラビやマラサイ等が装備していたケースも多い。
カミーユ搭乗のガンダムMk-II、エマ・シーンの乗るリック・ディアスを圧倒していた。
後のアポロ作戦においてもカミーユのΖガンダムとクワトロの百式を食い止めていた。

アーガマ奇襲戦にてマウアー機がΖガンダムの攻撃でジェリドを庇い撃破され、
その直後、マウアーの思念に導かれたジェリド機がアーガマに特攻し
モビルスーツを次々と撃墜、最終的にはΖガンダムとガンダムMk-IIの集中攻撃を受け大破していた。

デザインはともかく、非常によくできている機体との印象が強いです。
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  • ヨシアキ 2018/11/19 07:29

    >グリプス戦役で劇中、見た覚えがないんだけどな~。
    >誰か知ってる人いたらコメください。確認してみたいです。

    第11話でシロッコがメッサーラで出撃しようとする際に艦長と会話してる所でザクキャノン出てますよ。

    2018/6/13 12:26

    掲載画像が統一感もなく、やっつけ仕事だなあ

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