機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)のモビルスーツたち
2017年1月16日 更新

機動戦士Zガンダム(グリプス戦役)のモビルスーツたち

今回はTVアニメおよび劇場版『機動戦士Ζガンダム』に登場した機体を可能な限り御紹介したいと思います。間違い等お気づきの点あればコメくだされば幸いです。やはりかなり長くなると思いますのでお好きな方、時間に余裕のある方読んでみてください。

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RX-139 ハンブラビ

RX-139 ハンブラビ

RX-139 ハンブラビ

RX-139 ハンブラビ MA形態

RX-139 ハンブラビ MA形態

ゼダンの門(旧:ア・バオア・クー)工廠で9番目に開発された可変MSであるため、型式番号がRX-139となっている。アポロ作戦後にティターンズが制式採用した。同時期に開発されたガブスレイに比べ、変形機構が「両脚を背中に折り上げるだけ」という、ほとんど可変機とはいえないほど簡単なものであるために生産性や整備性に優れているが、実際の生産は少数の試作機のみに止まった。
ガブスレイ同様、設計にはパプテマス・シロッコが関与している。

スラスター推力は同時期の標準機と大差ないが、燃焼効率が非常に高く、速度を維持したまま長時間の戦闘が可能である。また、簡易な変形システムは現場の整備員に高く評価されていた。

武装はビーム・サーベル、後述の海ヘビ、テールランス、腕部クローなど接近戦で効果的な武装が多く装備されている。MA形態でも腕部がそのまま使用できることから、MA形態でも高い近接戦闘能力を発揮した。また、モノアイを顔面に2つ、両肩に1つずつ、顔裏に1つの計5つも持つため、索敵能力が高い。なお、本機は宇宙での戦闘シーンにしか登場しなかったため、大気圏内での飛行能力の有無は不明である。

数値上の性能はマラサイに劣るが、その性能差を覆して余りある活躍を実現したのは、パイロットとしての技量に優れたヤザン・ゲーブルが搭乗したためだけではなく、「得体の知れない力を感じる」とヤザンが述べていたように、シロッコがジ・Oに先んじて機体の追随性を上昇させるバイオセンサーを試験的に組み込んだためとの説もある。また、ヤザンの発言に対しシロッコは「それはヤザン大尉が、今まで楽をして来たからだ」と回答し、具体的な技術的明言を避けていた。
パイロットはヤザン・ゲーブル、ラムサス・ハサ、ダンケル・クーパー。
3機編隊で行動することが基本戦術のようで
カミーユやクワトロといったエゥーゴのエースパイロット達を苦しめていた。

グリプスII攻防戦でラムサス、ダンケル機はエマ・シーンのスーパーガンダムによって撃墜された。
ヤザン機はカツ・コバヤシの乗るGディフェンサーのコアファイターを撃墜。
ラーディッシュを沈める活躍を見せた。

最後はカミーユ・ビダンの増大したニュータイプ能力によって
パワーアップしたΖガンダムに撃破されてしまった。

機動戦士Ζガンダム A New Translationでは
バスク・オムの乗るドゴス・ギアを沈めたのがこの機体となっていた。

しかしヤザンはすごかったな~。

RMS-154 バーザム

RMS-154 バーザム

RMS-154 バーザム

ジムIIなど代わるティターンズの量産機。ティターンズが多数投入していた可変MS・MAなど、高コストで操縦困難な機体群とは別に、一般兵向けに開発された汎用MSであるが、従来のジムやザク系とはまったく異なる外見を持つ。設計はガンダムMk-IIをベースにしている。開発はティターンズのニューギニア基地。

頭部にはモノアイカメラと鶏冠状の長いアンテナを持つ。構造は極端な軽量化と簡略化がなされ、胴体・腰・バックパックが一体化したその姿は、コストパフォーマンスにも優れているという。カラーリングはブルー。

左右の前腕部に各1基ずつ内蔵されている円筒形のビームサーベル。使用時には前腕部アーマーがスライドし、反対の腕で抜刀する。

ビーム・ライフルは砲口が2本の爪のようなカバーで挟まれている独特の形状で、ハイザックやマラサイのものと異なりEパックを使用していない。持ち方も普通の武器と違い、右腕の外側に逆手で構える。ライフル後部からはケーブルが伸び、肩(あるいは上腕部とも取れる位置)のマウントラッチに接続して使用するが、38話のみ接続せずに使用している。使用前はケーブルを伸ばさず肩に引っ掛けたまま固定できる。

後頭部と左右側頭部にラッチがあり、ガンダムMk-IIのものと同一構造のバルカンポッドを装着できる。形状はMk-IIのものと若干異なるが、後述の近藤版やバーザム改では同一のものに変更されている。なお、劇中でも多くの機体が装備しているが、アニメ中ではバルカンを発射している場面はない。
新型機としてアレキサンドリアに配備されて以降マラサイに続く量産機として
アウドムラへの攻撃や各宙域での戦闘で登場する。

火力や機動性はガンダムMk-IIに引けを取らないが、目立った活躍を見せる機会は少なかった。
ハイザックやガルバルディβ、マラサイと違い、主要な登場人物が搭乗したことがなかったからか・・・

運用された時期は0087年11月ごろからティターンズ崩壊までの3〜4か月程度となる。
ただしハイザックやマラサイと異なり、以降の続編では一切登場していない。

RX-160 バイアラン

RX-160 バイアラン

RX-160 バイアラン

キリマンジャロ開発基地にて10番目に開発された試作型MS。非変形機ながら、全身に装備された大型スラスターに加えて両肩に装備された大気圏内用熱核ジェットエンジンの大推力により、単独での大気圏内飛行を可能としている。

宇宙空間での運用も可能だが、その際はエンジンを換装するとする資料もある。初登場時、ジェリド・メサが搭乗した機体は全体的に灰色だったが、のちに薄紫とダークブルーに再塗装された。このほか、ジェリド機以外にもごく少数だが存在している。

当時のMSが大気圏内を飛行するには、飛行に即した形態へ変形させるか、ベースジャバー等のサブフライトシステムに乗せて運用することが主流であった。単独で人型を保ったまま飛行するために、ミノフスキークラフトで機体を浮遊させるか、あるいは大推力のジェットまたはロケットエンジンで強引に機体を飛翔させる方式の2案があったが、前者はΞガンダムなど第5世代モビルスーツの技術であり、この時代の機動兵器では可変モビルアーマーであるサイコガンダムにしか搭載されていないため、まだMSサイズの機体には搭載できなかったと考えられる。このため、大気圏内用熱核ジェット・エンジンの搭載比率を高めて単独飛行する後者の方式を採用した本機は、「防御力の低下(装甲の軽量化とスラスター被弾率の高さ)」「携帯火器の携行が不可能(3本指の特殊マニピュレーターのため)」「空力特性優先の汎用性低下」という問題を生んだ。
大気圏内で、モビルスーツ形態のまま飛行するため、特殊な形をもった機体。
突出した両肩、背面、そして腰部に巨大なスラスターを装備。
急激な上昇能力と、急旋回能力を有しているとのこと。
両手の中央にはメガ粒子砲を内蔵していて接近戦に強く、モビルスーツの装甲すら貫通する!

パイロットは、カミーユをうつ事にかけるジェリド・メサ。

バイアランの高推力と攻撃力は、宇宙空間でも十分な能力を見せていた。
歴戦のパイロット、アポリーの乗るリック・ディアスを撃墜したくらいだ。

ジェリドの闘志をもって、Zガンダムと交戦するバイアラン。
予想以上の性能を発揮した機体であった。

RX-178 ガンダムMk-II

RX-178 ガンダムMk-II (ティターンズ仕様)

RX-178 ガンダムMk-II (ティターンズ仕様)

当初本機は全部で3機が建造されていたとされ、宇宙世紀0087年3月2日、サイド7グリーンノア1内での運用試験中に3号機がフランクリンの息子カミーユ・ビダンにより奪取され、エゥーゴの手に渡った。その後もティターンズ所属のエマ・シーンの離反により、結局3機全てがエゥーゴの手に渡る結果となった。

後に4号機の存在が確認されたが、この4号機はMk-II強奪事件以前にグリーンノア1内で実施された高速機動試験中に墜落事故を起こしていたことが判明した。この時搭乗していたパイロットはほぼ即死状態であったとされている。この墜落事故にも見られる本機の不安定さと新素材開発の遅延が重なり、ティターンズは予定していた本機の量産計画を見送り、ガンダム復活そのものを断念している。
引用のとおり、ティターンズでは運用されずじまい。
コメントは無しです。

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  • ヨシアキ 2018/11/19 07:29

    >グリプス戦役で劇中、見た覚えがないんだけどな~。
    >誰か知ってる人いたらコメください。確認してみたいです。

    第11話でシロッコがメッサーラで出撃しようとする際に艦長と会話してる所でザクキャノン出てますよ。

    2018/6/13 12:26

    掲載画像が統一感もなく、やっつけ仕事だなあ

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