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『がんばれ!!ロボコン』
制作:NET、東映
放送期間:1974年10月4日から1977年3月25日
放送時間:金曜19:30から20:30
放送局:NET(現在のテレビ朝日)系
放送話数:全118話
主題歌:「がんばれロボコン」水木一郎、山上万智子
放送期間:1974年10月4日から1977年3月25日
放送時間:金曜19:30から20:30
放送局:NET(現在のテレビ朝日)系
放送話数:全118話
主題歌:「がんばれロボコン」水木一郎、山上万智子
スタッフ
原作:石森章太郎
監督:畠山豊彦(最終回担当)ほか
脚本:上原正三(最終回担当)ほか
音楽:菊池俊輔
監督:畠山豊彦(最終回担当)ほか
脚本:上原正三(最終回担当)ほか
音楽:菊池俊輔
キャスト
ロボコン:山本圭子(声の出演)
ガンツ先生:野田圭一(声の出演)
ロビン:島田歌穂
パパ:住吉正博
ママ:上田みゆき
まゆみ:蝦名由紀子
すすむ:飯田誠
ガンツ先生:野田圭一(声の出演)
ロビン:島田歌穂
パパ:住吉正博
ママ:上田みゆき
まゆみ:蝦名由紀子
すすむ:飯田誠
『がんばれ!!ロボコン』とは
ロボットランドからやってきた7体のロボット。彼らはロボット学校に通い、最高のロボット「A級ロボット」を目指して人間社会に奉仕する。ロボット学校のガンツ先生に採点してもらい、100点が取れたらハーマークがひとつ。これを10個ためればA級ロボットになれるのだ。ロボ根性だけがとりえのロボコンも、がんばってA級を目指す。
《仮面ライダーシリーズ》《スーパー戦隊シリーズ》等の石森章太郎原作による、特撮コメディ作品。視聴率は最高29.2パーセント。たくさんの超合金が発売されるなど人気を博し、市場全体では約12億円動いたともいう。
《仮面ライダーシリーズ》《スーパー戦隊シリーズ》等の石森章太郎原作による、特撮コメディ作品。視聴率は最高29.2パーセント。たくさんの超合金が発売されるなど人気を博し、市場全体では約12億円動いたともいう。
『がんばれ!!ロボコン』の最終回
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第118話「メデタリヤ!ロボコン村は花ざかり」
買い物カゴを提げお使いの帰り道のロボコンは、ロボイヌに会う。浮かれているロボイヌは、バレリーナ星に行くかもしれないと言う。
ロボコン「そんなばかな。ロビンちゃんがいちばん好きなロボットはおいらのはずだ。ロビンちゃんとバレリーナ星に行くのはこのおいらなんだ」
ロビンはロボットではなく、バレリーナ星からきたお姫様なのだった。
ロボコンとロボイヌは、ロビンがバレエの練習をしている教室にやってきた。ロビンはロボイヌが好きということではなく『バレリーナ星に行って探偵事務所をやりたい』と言うから連れて行くかもしれないと教える。候補者のひとりのロボリキは『バレリーナ星の警備隊長になりたい』と言うからだ。
ロビン「ちゃんと目的を持った人って私好きよ」
ロボイヌ「そこでロボコン。君は先程からみっともないほど取り乱しておるが、はてさて君は何の目的で生きておる。君は一体何になりたいのだワン」
しどろもどろで、こたえられないロボコン。
家への帰り道。
ロボコン「はあ、そうか。そういえばおいらは一体何をやりたいんだろう。考えてみたこともなかったなあ」
空き地で遊んでいたすすむが、一緒に野球をやろうと声をかけてきた。仲間に加わるロボコンだったが、作業員たちがトラックでやってきて工事の邪魔だと追い出されてしまう。
すすむたちは公園にきた。しかしそこからも、お母さんたちに危ないと追い出されてしまう。
ロボコン「あーあ、ここもだめかあ」
ススムたちは川原に行くことにした。ロボコンは家に野菜を置いてから行くと約束する。
ロボコン「ししむ(すすむのこと)たちは可哀想だなあ。満足な遊び場所もないんだもんなあ」
そこへ車のブレーキ音と、ぶつかる音。振り返って見ると、自転車に乗っていたすすむが路上に倒れていた。
ロボコン「そんなばかな。ロビンちゃんがいちばん好きなロボットはおいらのはずだ。ロビンちゃんとバレリーナ星に行くのはこのおいらなんだ」
ロビンはロボットではなく、バレリーナ星からきたお姫様なのだった。
ロボコンとロボイヌは、ロビンがバレエの練習をしている教室にやってきた。ロビンはロボイヌが好きということではなく『バレリーナ星に行って探偵事務所をやりたい』と言うから連れて行くかもしれないと教える。候補者のひとりのロボリキは『バレリーナ星の警備隊長になりたい』と言うからだ。
ロビン「ちゃんと目的を持った人って私好きよ」
ロボイヌ「そこでロボコン。君は先程からみっともないほど取り乱しておるが、はてさて君は何の目的で生きておる。君は一体何になりたいのだワン」
しどろもどろで、こたえられないロボコン。
家への帰り道。
ロボコン「はあ、そうか。そういえばおいらは一体何をやりたいんだろう。考えてみたこともなかったなあ」
空き地で遊んでいたすすむが、一緒に野球をやろうと声をかけてきた。仲間に加わるロボコンだったが、作業員たちがトラックでやってきて工事の邪魔だと追い出されてしまう。
すすむたちは公園にきた。しかしそこからも、お母さんたちに危ないと追い出されてしまう。
ロボコン「あーあ、ここもだめかあ」
ススムたちは川原に行くことにした。ロボコンは家に野菜を置いてから行くと約束する。
ロボコン「ししむ(すすむのこと)たちは可哀想だなあ。満足な遊び場所もないんだもんなあ」
そこへ車のブレーキ音と、ぶつかる音。振り返って見ると、自転車に乗っていたすすむが路上に倒れていた。
すすむがいる病室に慌ててやって来るパパ。すすむが元気そうでほっとする。
ママ「かすり傷だけですんだのよ、幸いに」
パパ「しかしママ、子供の遊び場がないということは困ったことだねえ」
ロボコン(…ほんとにないんだよなあ、子供の遊び場所が。子供たちが安心して、のびのびと自由に遊べる場所。ふーむ。そうだ、ロボコン村だ!)
そこへ看護師が現れて、パパとママを呼ぶ。
病院の一室。医者がレントゲン写真を使って説明する。事故の時のショックで、頭の写真にくもりがあるという。しばらくは大丈夫だが、いつ悪化しないとも限らず、将来のためにも一日も早く手術して取り除かなければならない。ショックを受けるパパとママ。
小川家。すすむの頭に血の塊ができていることを、パパから伝えられるロボコン。しかしすすむはすぐにも帰りたいと言っているという。
ロボコン「脳の手術なんて大変なんだろう?」
パパ「うん。本人の強い意志の力と勇気が必要だ」
ロボコン「わかった!おいらに任せておいてよ。必ずオーケーさせるからさ」
ママ「かすり傷だけですんだのよ、幸いに」
パパ「しかしママ、子供の遊び場がないということは困ったことだねえ」
ロボコン(…ほんとにないんだよなあ、子供の遊び場所が。子供たちが安心して、のびのびと自由に遊べる場所。ふーむ。そうだ、ロボコン村だ!)
そこへ看護師が現れて、パパとママを呼ぶ。
病院の一室。医者がレントゲン写真を使って説明する。事故の時のショックで、頭の写真にくもりがあるという。しばらくは大丈夫だが、いつ悪化しないとも限らず、将来のためにも一日も早く手術して取り除かなければならない。ショックを受けるパパとママ。
小川家。すすむの頭に血の塊ができていることを、パパから伝えられるロボコン。しかしすすむはすぐにも帰りたいと言っているという。
ロボコン「脳の手術なんて大変なんだろう?」
パパ「うん。本人の強い意志の力と勇気が必要だ」
ロボコン「わかった!おいらに任せておいてよ。必ずオーケーさせるからさ」
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すすむの病室に説得にきたロボコン。
すすむ「手術するくらいなら死んだ方がましだよ!出て行け、まぬけロボット!」
ロボコン「なんだよ、弱虫!ししむなんてどうなったって知らないよ!弱虫なんだからな!」
怒って出て行くロボコン。しかしまた、そーっと入ってくる。
ロボコン「どうだ、弱虫。おいらと勝負しないか。ししむ言っただろ、ぼくたちだけの遊び場所が欲しいって。おいらさ、子供たちが自由に遊べるロボコン村を作ろうと思うんだ。その村へ行けば自転車は自由に乗れる。自動車なんて走ってこないからね。野球だってテニスだってバレーボールだって遊びたいだけ遊べるんだ。それがロボコン村なんだ。ししむが元気になるのが早いか、ロボコン村を作るのが早いか。どうだ、勝負するか?」
すすむ「できるもんか、嘘つき!出ていけ!はやく出ていけ!」
再び怒るロボコン。
ロボコン「おいらししむに嘘なんてつかないよ!必ずロボコン村を完成させて見せるからな!」
出て行くロボコン。
すすむ「できるもんか、バカヤロー!」
すすむ「手術するくらいなら死んだ方がましだよ!出て行け、まぬけロボット!」
ロボコン「なんだよ、弱虫!ししむなんてどうなったって知らないよ!弱虫なんだからな!」
怒って出て行くロボコン。しかしまた、そーっと入ってくる。
ロボコン「どうだ、弱虫。おいらと勝負しないか。ししむ言っただろ、ぼくたちだけの遊び場所が欲しいって。おいらさ、子供たちが自由に遊べるロボコン村を作ろうと思うんだ。その村へ行けば自転車は自由に乗れる。自動車なんて走ってこないからね。野球だってテニスだってバレーボールだって遊びたいだけ遊べるんだ。それがロボコン村なんだ。ししむが元気になるのが早いか、ロボコン村を作るのが早いか。どうだ、勝負するか?」
すすむ「できるもんか、嘘つき!出ていけ!はやく出ていけ!」
再び怒るロボコン。
ロボコン「おいらししむに嘘なんてつかないよ!必ずロボコン村を完成させて見せるからな!」
出て行くロボコン。
すすむ「できるもんか、バカヤロー!」
教室にいるロビンに、相談にきたロボコン。
ロビン「素晴らしい計画よ、ロボコン。ねえ、先生。ロボコン村なんて素敵」
ロボコン「でもさあ、問題は場所なんだよなあ。そんな広い土地ないしねえ…」
それを聞いていたバレエの先生が、おじいさまの山を使いなさい、と協力を申し出てくれる。
山にやってきたロボコンとロビン。それは岩だらけの場所だった。
ロボコン「うわー。広いなあ、これは」
ロビン「ブルドーザーが必要ね。ロボコンの力じゃどうにもならないわ」
ロボコンは協力してもらおうと力持ちのロボリキのところにやってきた。しかし一日の手間賃はいくらかと聞かれてしまう。次は工作が得意なロボチョイのところにやってくるが、起重機を使うにはお金がかかると言われてしまう。もちろんロボコンにそんなお金はなかった。がっかりして帰る途中で、ママが神社にお祈りしているところを見てしまう。
ロボコン「よし、ひとりでもいい。おいら、やるぜ!」
ロビン「素晴らしい計画よ、ロボコン。ねえ、先生。ロボコン村なんて素敵」
ロボコン「でもさあ、問題は場所なんだよなあ。そんな広い土地ないしねえ…」
それを聞いていたバレエの先生が、おじいさまの山を使いなさい、と協力を申し出てくれる。
山にやってきたロボコンとロビン。それは岩だらけの場所だった。
ロボコン「うわー。広いなあ、これは」
ロビン「ブルドーザーが必要ね。ロボコンの力じゃどうにもならないわ」
ロボコンは協力してもらおうと力持ちのロボリキのところにやってきた。しかし一日の手間賃はいくらかと聞かれてしまう。次は工作が得意なロボチョイのところにやってくるが、起重機を使うにはお金がかかると言われてしまう。もちろんロボコンにそんなお金はなかった。がっかりして帰る途中で、ママが神社にお祈りしているところを見てしまう。
ロボコン「よし、ひとりでもいい。おいら、やるぜ!」
身体に鎖を巻いて切り株を引っこ抜く。つるはしで山を削る。押して岩をどける。それをロビンが手伝ってくれた。腹ぺこで帰ってくると、パパとママが手術代の相談をしているのを聞いてしまった。
ロボコン「ガソリン代は自分で作らないとなあ…」
工事現場でガソリンのために働き、その後にロボコン村を作るために働いているロボコン。そこへ車でパパ、ママ、まゆみ、すすむ、ロビンがやってきた。
ロビン「ロボコンは死に物狂いで働いてるわ。すすむくんの病気を治したい一心で」
転んで大木の下敷きになってしまうロボコン。みなが助けに走るが、それを断る。
ロボコン「余計なことしないで!おいら、ししむと約束したんだ。ロボコン村をおいらひとりで完成させるって。だからどいてくれよ。こんなことぐらい」
大木の下から出たロボコンは、またひとりで作業を始める。それを見ていたすすむが言う。
すすむ「なんだそのへっぴり腰は!だらしないぞ!負けるもんか!負けるもんか!」
走り去るすすむ。
パパ「負けるもんか?どういうことだ?」
ロボコン「ししむは手術する決心がついたんだ。おいらと勝負してたのさ。ししむの手術が早いか、おいらのロボコン村ができるのが早いかってね」
パパ「そうだったのか」
ママ「すすむが手術をする決心がついたのね。ロボコン、ありがとう!」
パパ「感謝するぞ、ロボコン。お前はたいしたロボットだ!」
嬉しがるロボコン。
すすむの手術が始まった。ロボコンはロボコン村を作るためにがんばっている。
ロボコン(…がんばれよ、ししむ。おいらもがんばるからな)
すすむの手術が成功したことを、ロボコンにロビンが伝える。大喜びするふたり。
ロボコン「ガソリン代は自分で作らないとなあ…」
工事現場でガソリンのために働き、その後にロボコン村を作るために働いているロボコン。そこへ車でパパ、ママ、まゆみ、すすむ、ロビンがやってきた。
ロビン「ロボコンは死に物狂いで働いてるわ。すすむくんの病気を治したい一心で」
転んで大木の下敷きになってしまうロボコン。みなが助けに走るが、それを断る。
ロボコン「余計なことしないで!おいら、ししむと約束したんだ。ロボコン村をおいらひとりで完成させるって。だからどいてくれよ。こんなことぐらい」
大木の下から出たロボコンは、またひとりで作業を始める。それを見ていたすすむが言う。
すすむ「なんだそのへっぴり腰は!だらしないぞ!負けるもんか!負けるもんか!」
走り去るすすむ。
パパ「負けるもんか?どういうことだ?」
ロボコン「ししむは手術する決心がついたんだ。おいらと勝負してたのさ。ししむの手術が早いか、おいらのロボコン村ができるのが早いかってね」
パパ「そうだったのか」
ママ「すすむが手術をする決心がついたのね。ロボコン、ありがとう!」
パパ「感謝するぞ、ロボコン。お前はたいしたロボットだ!」
嬉しがるロボコン。
すすむの手術が始まった。ロボコンはロボコン村を作るためにがんばっている。
ロボコン(…がんばれよ、ししむ。おいらもがんばるからな)
すすむの手術が成功したことを、ロボコンにロビンが伝える。大喜びするふたり。
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ロボット学校の教室。
ガンツ「これから採点を行う。ロボコン、前へ来なさい」
ロボコン「ガンツ先生、今週ぐらい100点ちょうだいねー!」
すると成績のメーターが100点を超えてどんどん上がっていく。
ロボコン「どうなってんのこれは?これはどういうこと?」
ガンツ「ロボコン、500点!」
驚くロボコン。
ロボコン「それは多いよ、ガンツ先生。100点でいいんだ。ハートマークでいいんだ、おいら」
ガンツ「ロボコン村の発想がすばらしい。ロボコン、お前は自分のすべてをひとりの少年の命にかけた。そして少年に見事に生きる勇気を与えた。これぞロボットの使命なのだ。500点でも多過ぎはしない。ロボコン、お前はこれからロボコン村の村長になるのだ。そして日本中の子供達が健康に健やかに成長するよう手助けするがよい」
ロボコン「おいら、もうここには?」
ガンツ「むろん、卒業だ」
この学校が始まって以来の優秀な生徒として、ロボコンはスーパーダイヤモンド大賞をもらう。大喜びするロボコン。
ロビン「おめでとう、ロボコン。私ロボコン村にバレエ教室を開くわ」
ロボコン「じゃあバレリーナ星には帰らないで?」
ロビンはロボコンの頬にキス。嬉しいロボコン。
ロボコン村。ロボコンは『ロボコン村長』と書かれたタスキをかけている。仲間のロボットと親子連れたちが集まっていた。
ロボコン「ロボコン村は子供の国だ。自由にのびのび遊んでくれよな。さあ、どうぞ!」
入って行く人々。元気になったすすむたちもやってきた。
すすむ「ロボコン!」
パパ「似合うぞ、ロボコン
ママ「ロボコンがいなくなってさみしいわ、ちょっぴり」
まゆみ「これからは会いにくるわね。ねえ、すすむ」
すすむ「うん、毎日くるよ」
村の中へ入っていく。ロボットたちも入っていく。村の中で楽しそうに遊ぶ子供たちの姿。アスレチック施設で遊んでいる。バレーボールをしている。自転車に乗っている。ロビンからバレエを習っている。
ガンツ「ロボコンの村長ぶりも板についておる。他のロボットたちも楽しそうだ。みんなそれぞれ成長した。これで安心だ。うん、安心だ」
ロボコン、カメラに向かって言う。
ロボコン「や、どうも。君たちもね、ロボコン村に遊びに来てね。おいら、待ってるからね。じゃあね、バイバイ!」
ガンツ「これから採点を行う。ロボコン、前へ来なさい」
ロボコン「ガンツ先生、今週ぐらい100点ちょうだいねー!」
すると成績のメーターが100点を超えてどんどん上がっていく。
ロボコン「どうなってんのこれは?これはどういうこと?」
ガンツ「ロボコン、500点!」
驚くロボコン。
ロボコン「それは多いよ、ガンツ先生。100点でいいんだ。ハートマークでいいんだ、おいら」
ガンツ「ロボコン村の発想がすばらしい。ロボコン、お前は自分のすべてをひとりの少年の命にかけた。そして少年に見事に生きる勇気を与えた。これぞロボットの使命なのだ。500点でも多過ぎはしない。ロボコン、お前はこれからロボコン村の村長になるのだ。そして日本中の子供達が健康に健やかに成長するよう手助けするがよい」
ロボコン「おいら、もうここには?」
ガンツ「むろん、卒業だ」
この学校が始まって以来の優秀な生徒として、ロボコンはスーパーダイヤモンド大賞をもらう。大喜びするロボコン。
ロビン「おめでとう、ロボコン。私ロボコン村にバレエ教室を開くわ」
ロボコン「じゃあバレリーナ星には帰らないで?」
ロビンはロボコンの頬にキス。嬉しいロボコン。
ロボコン村。ロボコンは『ロボコン村長』と書かれたタスキをかけている。仲間のロボットと親子連れたちが集まっていた。
ロボコン「ロボコン村は子供の国だ。自由にのびのび遊んでくれよな。さあ、どうぞ!」
入って行く人々。元気になったすすむたちもやってきた。
すすむ「ロボコン!」
パパ「似合うぞ、ロボコン
ママ「ロボコンがいなくなってさみしいわ、ちょっぴり」
まゆみ「これからは会いにくるわね。ねえ、すすむ」
すすむ「うん、毎日くるよ」
村の中へ入っていく。ロボットたちも入っていく。村の中で楽しそうに遊ぶ子供たちの姿。アスレチック施設で遊んでいる。バレーボールをしている。自転車に乗っている。ロビンからバレエを習っている。
ガンツ「ロボコンの村長ぶりも板についておる。他のロボットたちも楽しそうだ。みんなそれぞれ成長した。これで安心だ。うん、安心だ」
ロボコン、カメラに向かって言う。
ロボコン「や、どうも。君たちもね、ロボコン村に遊びに来てね。おいら、待ってるからね。じゃあね、バイバイ!」