女性アーティスト「ACO」 Dragon Ashのミリオンセラー「Grateful Days」での客演が鮮烈だった!
2017年2月1日 更新

女性アーティスト「ACO」 Dragon Ashのミリオンセラー「Grateful Days」での客演が鮮烈だった!

1999年リリースの「Grateful Days」に参加し、存在感を示したACO。1999年はまさにACOの飛躍の年となった。彼女の音楽活動に迫る!

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1999年 Dragon Ashの楽曲で、真価を発揮したACO

1999年、Dragon Ashのシングル「Grateful Days」にゲスト参加。
このシングルがミリオンセラーを記録し、ACOの名が広く知られるようになった。

同年、砂原良徳のプロデュース(電気グルーヴ脱退後の初仕事)で制作され、テレビドラマ『砂の上の恋人たち』のテーマソングとなったシングル「悦びに咲く花」が30万枚を超える売上を記録。

その後発売したアルバム『Absolute Ego』も売上は10万枚に達しさらに知名度を高め、ファッション誌にモデルとして登場するなど活動の場を広げた。
「Grateful Days」でのACO

「Grateful Days」でのACO

dragon ash - grateful days feat.aco,zeebra (+1) - YouTube

1:14~ ACOのソロパート

大ヒットした「Grateful Days」の概要

発売週のオリコンシングルチャートでは、前作を上回る初登場3位を記録。

この時は、L'Arc〜en〜Cielの「HEAVEN'S DRIVE」と宇多田ヒカルの「First Love」に阻まれたが、翌週に、その2作の週間売上を上回り(L'Arc〜en〜Cielは3週目)、バンド初のオリコンチャート1位を獲得する。

同週には「Let yourself go, Let myself go」が7位(最高位は4位)、「I LOVE HIP HOP」は4位にチャートインしていた。最終的には90万枚を売り上げ、2015年現在同バンド最大のヒット曲となっている。

また、ヒップホップの作品、ミクスチャー・バンドのシングルとしては共に初のオリコン1位獲得作品となった。

トラックは、1993年に発売されたスマッシング・パンプキンズの「Today」のギターフレーズをサンプリングしている。
日本語ラップを勢いづかせた「Grateful Days」

日本語ラップを勢いづかせた「Grateful Days」

左から降谷建志(kj)、ACO、ZEEBRA
ゲストボーカルとして、ZEEBRAとACOが参加。表ジャケットにはDragon Ash featuring Aco, Zeebraと表記。ランキング番組などでも"Dragon Ash featuring Aco, Zeebra"として紹介されている。
こちらはレアなレコード版

こちらはレアなレコード版

中古レコードでも高値(¥10,000程度)で取引されている。

リスナーのレビュー

Dragon Ashの代表曲。降矢健志・ZEEBRA・Acoが融合し、ZEEBRAの男らしい声、降谷健志のクールな声、Acoの聴いている人を和ませるような声、どれもがマッチして素晴らしい曲に仕上がっている。
聴けば聴くほど引き込まれていく。

18歳でメジャーデビューしたACO

1977年2月3日生まれ、愛知県出身。

前所属事務所に送ったデモテープが関係者の耳に止まったのがきっかけとなり、1995年に18歳でシングル「不安なの」でHIT STREETからメジャーデビューした。

その後順調に作品の発表を続けるが、1998年に所属レーベルであるHIT STREETが解散し、キューンレコードに移籍した。(2006年3月まで在籍)
メジャーデビュー曲 「不安なの」

メジャーデビュー曲 「不安なの」

1998年04月発売

1. 「不安なの」
2 .「消えてしまう」
3 .「かくれんぼ」
2002年、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」へ出演予定だったが、直前に交通事故に遭い、顎の骨を骨折。フェス参加をキャンセルした。

その後も、トリッキー、アルファ、エイドリアン・シャーウッド、ムーム、といったプロデューサーを迎え入れ、作品を発表。2003年にアルバム『irony』発売後は、ドイツに住居を移し長期の創作活動に入る。この時Carsten Nicolaiと音源を制作、『irony』の流れを受けたダークなエレクトロニカ路線の一枚のアルバムを完成させたが、発売は中止に。移住から1年後に帰国する。

帰国後、kj(Dragon Ash)、砂原良徳、Aoki Takamasaら日本のプロデューサーを迎えて制作された約3年ぶりの発表となるミニアルバム『Mask』を発売した。
ミニアルバム 「Mask」

ミニアルバム 「Mask」

1999年 もう一つのヒット曲 「悦びに咲く花」

ACOの9枚目のシングル「悦びに咲く花」(よろこびにさくはな)は1999年11月10日に発売された。
プロデュースは砂原良徳(すなはら よしのり)。

フジテレビ系ドラマ『砂の上の恋人たち』主題歌にも起用されたバラード曲。
前述したように30万枚以上を売り上げたACOのヒット作であり、曲自体も高く評価されている。
女の苦しい恋心を歌った切ない歌詞を、透明感のあるトラックが引き立てた名曲。

ACO - 悦びに咲く花 (Yorokobi Ni Saku Hana) - YouTube

フジテレビのドラマ「砂の上の恋人たち」

フジテレビのドラマ「砂の上の恋人たち」

1999年10月から12月の毎週火曜に放送された。

ある事故により、被害者の女性が死んでしまう。
その女性と関わりがあった男女が、辛い運命に翻弄されながら、次第に惹かれ合っていく物語。

出演は長瀬智也、本上まなみ、奥菜恵、菅野美穂等。
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