後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part1
2021年8月12日 更新

後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part1

90年代ヴィジュアル系ムーブメント一連の流れとなる1987年から1999年。 名古屋系・コテ系・ソフトヴィジュアル系と様々に進化を遂げていったヴィジュアル系。 今回は「後世に伝えたい」をテーマに1987年から1999年にリリースされたヴィジュアル系の オリジナルアルバムを「後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!!」と称し、 Part1~5に分け、50アルバム程ご紹介していこうと思います!

21,586 view

Risk (1994) - Eins:Vier

文系ヴィジュアルロックの元祖であるEins:Vierが、94年に発表したインディーズ時代の
アルバムです。
黒夢のレーベル"La†Miss"からリリースされており、清春がゲストヴォーカルとして参加しています。
ザ・スミスなどのUKロックから影響を受けたロマンティックでナイーブなサウンドが特徴的!
Hirofumiのヴォーカルは癖が強く好みが別れるかもしれませんが、このヴォーカルこそが
Eins:Vier最大の武器なんです。
ブレット・アンダーソンを思わせるヴィジュアルもカッコイイ!!
素晴らしいとしか言いようがない各々のプレイと圧倒的な楽曲のクオリティー。
マニアの間でも名盤との呼び声高く、L'Arc-en-Cielファンにもおすすめの1枚です!

リスク - Eins:Vier

再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません。
1-1 The Hallucination For This Only Night 〜今宵のための幻覚〜
1-2 Push Baby
1-3 Kiss Is Sleeping Pills
1-4 Notice (After The Solitude)
1-5 Shy Boy
1-6 Nursery Tale
1-7 Ju Suit Enchanté De Faire Votre Connaissance
1-8 And I'll
1-9 For Love That Is Not Love
1-10 Everything Moves For Me 〜全ては私により〜
1-11 In Your Dream
1-12 In A Void Space

Eins:Vier -- Push Baby

1994年3月20日にリリースされた、インディーズファーストアルバム「Risk」の挿入曲です。
キャッチ-でありながら、売れ筋ねらいではない良質のポップが聞けるこのアルバム。
サウンド的にもクリアサウンドであり、シンプルなのも特徴です。
まだ彼らのサウンドを聞いたことがないという方にも、自身を持ってお勧めできる最高傑作です!

CORKSCREW (1998) - 黒夢

黒夢が98年に発表した、無期限活動停止前のラストアルバムです。
ビートパンク的だった前作をさらに押し進め、メロコアやスカパンク色が強く、
後のSADSに通ずるロックンロールの要素を取り入れた作品となっています。
ロックスターに憧れた少年が、大人の世界でサバイブしていく苦悩や葛藤!
そういった"リアル"が当時の若者たちから、圧倒的な共感を呼びました。
黒夢の超名曲ともいえる、「少年」・「MARIA」を含む全14曲となっています。

CORKSCREW - 黒夢

693
1.MASTURBATING SMILE
2.FASTER BEAT
3.SPOON & CAFFEINE
4.後遺症-after effect-
5.CANDY
6.少年-screw mix-
7.TELL
8.ROCK’N’ ROLL
9.HELLO,CP ISOLATION
10.YA-YA-YA!
11.COWBOY
12.MARIA(screw mix)
13.KNEES TO BREAK
14.LAST PLEASURE

黒夢 少年

1998年5月27日に発売された黒夢のメジャー6作目のスタジオアルバムの挿入曲であり、
黒夢の11枚目のシングル曲です。

アルバムの内容としては、演奏時間の短い攻撃的な楽曲を畳みかけるように叩きつけていく
と言った印象。
こんなに漢らしいアルバムは聴いたことないってくらい名盤なのは、間違いありません!

また本曲『少年』に代表されるように、反抗期の少年のごとく、常に何かに歯向かうような
楽曲で溢れています!
その”反抗期の少年感”は、もちろん歌詞にも表れているわけですが、バンド隊が奏でる
音楽自体も非常に反抗的なのがたまりません!

眩~めまい~暈 (1995) - Laputa

Laputaが95年に発表したインディーズ1stアルバムです。
ついにVo:aki・Gu:Kouichi・Ba:Junji・Dr:Tomoiのメンツが揃いリリースされた作品となってます。
まだ要所要所にDEAD ENDや黒夢の影が見え隠れしていますが、彼らがコンセプトとして掲げる
「ダーク、ハード、メロディアス」を確立した作品だといえます。
名古屋系伝統のポジパン+ハードコア的サウンドが強烈な「罠」は全人類必聴!
個人的には、DIR EN GREYファンにもおすすめできるアルバムです。

眩~めまい~暈 - Laputa

183
1.Scapegoat
2.Vertigo
3.too late
4.Nervous
5.罠
6.The unforgiven
7.Insatiable
8.Obsessed Life
9.falling~

Laputa scapegoat live

1995年2月24日、インディーズでリリースされた1stアルバムの挿入曲です。
アルバムは、初回プレス5000枚は予約完売し、3月からツアー
「Paradoxical Reality TOUR II act 眩〜めまい〜暈」を開催。
9月、活動拠点を名古屋から東京に移すと同時にシェイクハンドと契約したことで、
オフィシャルファンクラブ「VOYAGE」を設立しました。

未洗練ではありますが、ダークアンドメロディアスという本質は変わることなく
バンドの魅力を存分に見せてくれる1曲。
インディーズでこのクオリティーはなかなか凄いです!
後のメジャー作品に比べれば劣るかもしれませんが、「scapegoat」や「罠」といった
かっこいい曲が詰まっています!

MIND (1997) - ROUAGE

ROUAGEが97年に発表したメジャー2ndアルバムです。
前作の延長線上にある王道黒服系ナンバーである「不眠症 -Insomnia-」「白い闇」が
浮いてしまうくらい音楽性の変化が顕著に感じられた作品となっています。
以降BUCK-TICKインスパイアが強くなっていく事を示唆するオルタナな「飼い猫」、
名曲「アネモネ」、彼らが名古屋系バンドの代表格だった事を思い出させてくれる
「食物連鎖」、シングルカットされた「月の素顔」などが収録されています。

MIND - ROUAGE

401
1.月蝕...
2.飼い猫
3.不眠症
4.うわのそら
5.皮膚の下で逢いましょう
6.さなぎ
7.アネモネ
8.食物連鎖
9.白い闇
10.月の素顔
11....月光

[HD]ROUAGE/アネモネ 1999.05.08.日本武道館

1997年3月5日発売された、ROUAGEのメジャー2枚目のスタジオ・アルバムの挿入曲です。
「アネモネ」は、本アルバムにおいてシングル曲を除けば人気ナンバーワンと言える名曲。
静かなAメロ、感情がフェードインするBメロ、縦ノリで切ない系の良質なサビメロ。
前作の「Over flow」と構成がかなり似ていたりするのですが、両方とも何か泣けちゃうんですよね!

memoire DX (1994) - MALICE MIZER

MALICE MIZERが94年に発表した1stアルバム「memoire」に、ボーナストラック「バロック」を
追加したDX仕様盤です。
TETSUこと高野哲がヴォーカリストとして在籍していた時代の作品となります。
中世ヨーロッパを彷彿とさせる徹底的に作り込まれたヴィジュアルとサウンド。
これは、バンドという概念を超えた総合芸術といえます。
Gacktとはタイプが違うTETSUのヴォーカルも秀逸です。
あらゆるロックの常識を覆した歴史的な名盤といえます!

memoire DX - MALICE MIZER

2,784
I. de memoire
II. 記憶と空
III. エーゲ海に捧ぐ
IV. 午後のささやき
V. 魅惑のローマ
VI. seraph
VII. バロック (DXのみボーナス・トラック)

Malice Mizer - Baroque (Tetsu's Last Live)

1994年にリリースされたMALICE MIZERの1stミニアルバムの挿入曲です。
デモテープやオムニバス参加曲を除けば、初の単独音源となります。

「バロック」は、「記憶と空」や前年に参加したオムニバス『BRAINTRASH』収録曲
「SPEED OF DESPERATE」を発展させたような、マリスのイメージの1つである変拍子と
クラシカルにハモるツインギターが大活躍の疾走ナンバーとなっています。
扉が軋んだりガラスが割れたりするSEが挿入され、良い意味でB級ホラー的な雰囲気を感じる
仕上がりです。
また所謂ポップス的でない展開が多く尺も7分を越えますが、楽曲自体のテンポの速さや、
「エリーゼのために」を引用したギターパートなど、全体的には軽快に聴ける印象。
ラストにおける大サビのバックで、Aメロが再び顔を出す構成は今聞いても面白いです。
本アルバムでは扱いとしてはボーナストラックなのですが、完全にアルバムの主役となった
楽曲といえます!
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