後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part1
2021年8月12日 更新

後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part1

90年代ヴィジュアル系ムーブメント一連の流れとなる1987年から1999年。 名古屋系・コテ系・ソフトヴィジュアル系と様々に進化を遂げていったヴィジュアル系。 今回は「後世に伝えたい」をテーマに1987年から1999年にリリースされたヴィジュアル系の オリジナルアルバムを「後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!!」と称し、 Part1~5に分け、50アルバム程ご紹介していこうと思います!

20,938 view

Six/Nine (1995) - BUCK-TICK

BUCK-TICKが95年に発表したオリジナルアルバムです。
当時先端であった、モダンヘヴィネスやトリップホップなどの要素を取り入れ、
さらに表現の幅を広げたドラッギーでアヴァンギャルドな作品となっています。
デフォルメされたゴシックテイストを売りにするヴィジュアル系バンドでは
決して到達する事ができない究極のデカダンスと言えるでしょう!
シングル曲「唄」「鼓動」「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」を
含む全16曲が収録されています。
Six/NiNe - BUCK-TICK (2295343)
出典 amzn.to

Six/NiNe - BUCK-TICK

1,680
1.Loop
2.love letter
3.君のヴァニラ
4.鼓動
5.限りなく鼠
6.楽園(祈り 希い)
7.細い線
8.Somewhere Nowhere
9.相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり
10.デタラメ野郎
11.密室
12.Kick(大地を蹴る男)
13.愛しのロック・スター
14.唄
15.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
16.Loop MARK II

BUCK-TICK / 「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」ミュージックビデオ

アルバム『Six/Nine』からのシングルカット曲です。
アルバム・スングルバージョンとの違いは、サウンド面では大きな変更はありませんが、
歌詞が書き直されています。
櫻井はアルバムの歌詞を「夜バージョン」、シングルを「朝バージョン」と呼んでおり、
「朝バージョン」は元々アルバム用に書いていたが、一旦ボツにしたものが元になっています。
こちらの方が具体性があり、日常を意識した歌詞になっているとのこと。
シングル版のPVは、ほぼ全編モノクロの映像で構成されており、合間に一瞬だけ
シングル版の初回限定版のパッケージにも採用されている星空の写真も挿入されています。

MASK (1996) - FANATIC◇CRISIS

90年代後期ヴィジュアル系四天王の一角である、FANATIC◇CRISISが96年に発表した
インディーズ2ndアルバムです。
名古屋系と呼ばれるダークなスタイルからソフトヴィジュアル系へ移行する過度期の
作品となっています。
全体的には黒服系歌謡ロックですが、SOFT BALLETからの影響が感じられる楽曲も
見受けられます。
マニアからも熱い支持を受け、early 90sファンにもlate 90sファンにも愛される名盤です!
天才的なメロディーセンスで彩られた捨て曲なしの全11曲となっています。
MASK - FANATIC◆CRISIS (2295346)
出典 amzn.to

MASK - FANATIC◆CRISIS

2,504
1.クライム・バレエ
2.めぐり逢えたら
3.Memories in white
4.月と蠍
5.PHAPSODY
6.Plesure Garden
7.Truth
8.MASK
9.哀しい色した窓硝子
10.君がいる闇の中で
11.Love Me

FANATIC◇CRISIS【LAST LIVE】 Memories in White

1996年1月7日発売された、FANATIC◇CRISISの2枚目のアルバム挿入曲。
今の時期だと季節外れ感もありますが、雪がキラキラ降り積もるイメージがとても美しく、
メロディアスで切ない旋律が、何とも言えない儚さを助長する名曲です。
メロディのひとつひとつには時代なんて関係ないと思えるほどのパッション、力強さがあります!

S (1996) - Merry Go Round

96年にMerry Go Roundが発表したミニアルバムです。
ゴシックロックとアングラパンクをクロスオーバーさせた80年代インディーズシーンを
彷彿とさせるサウンドが特徴となっています。
またMerry Go Roundは"名古屋系"や "コテ系"と呼ばれるバンドや、Dir en grey、蜉蝣などにも
大きな影響を与えた裏カリスマバンド。
好きな人にはたまらない極上の暗黒音楽ですが、かなりアブノーマルな内容となっているため
ビギナーは取扱注意。
しかし、一度はまってしまえば抜け出すことのできない沼なのは間違いありません!
S - Merry Go Round (2295348)
出典 amzn.to

S - Merry Go Round

2,257
1. メリーさん
2. 禁じられた遊び
3. 実体験
4. ラ・リ・ル・レ・ロ
5. Yellow
6. 桜の満開の木の下で
7. 毒蟲

Merry Go Round メリーサン (Merii-san), 禁じられた遊び (Kinjirareta Asobi)

アングラシーンに多大な影響を与えているメリゴの1stミニアルバムの挿入曲です。
音楽的には、現在の暗黒系に通じるところがあるのかと思いますが、歌詞のモチーフや
グロテスクな描写など、そこに留まらないダーク系バンドへの影響が、本作を聴くだけで
も見てとれるはず!
マニアックな変拍子を駆使した独特のリズムと、淡々と書物を朗読するようなボーカル。
定型的な伴奏に合わせてメロディを歌うというポップスにおけるスタンダードを、根底から
覆すような衝撃。
ギターはあくまで雰囲気作りで、メリハリをつけず、刻むだけというようなリズム隊の演奏が
作り出す世界観は圧倒的!!
様式美とは真逆の音楽をやっているようで、実に完成された様式美。
和風ホラーのようなおどろおどろしさ、空気の張りつめ方まで計算されたようなゴシックテイストを纏っている。

heavenly (1995) - L'Arc-en-Ciel

L'Arc-en-Cielが95年に発表した通算3作目のアルバムです。
90年代を代表する国民的ポップスターなので、ヴィジュアル系ビギナーの方でも知っている
方が多いのではないでしょうか。
ヴィジュアル系シーンでは"白系"と呼ばれていた初期の幻想的なスタイルから脱皮し始め、
ポピュラリティーを強めた作品となっています。
しかしながら風景の見えるサウンドは健在で、秋の物悲しさを感じさせる名盤です。
シングル曲「Vivid Colors」、「夏の憂鬱 [time to say good-bye] 」の原曲を含む
全10曲となっています。
heavenly - L’Arc~en~Ciel (2295351)
出典 amzn.to

heavenly - L’Arc~en~Ciel

1,650
01. Still I'm With You
02. Vivid Colors
03. and She Said
04. ガラス玉
05. Secret Signs
06. C'est La Vie
07. 夏の憂鬱
08. Cureless
09. 静かの海で
10. The Rain Leaves a Scar

L'Arc-en-Ciel 『Vivid Colors』 (Live)

1995年9月1日発売された、L'Arc〜en〜Cielの3作目のアルバムに挿入された
2ndシングル曲です。
公式ファンクラブ発足記念ライブツアー「Ciel/winter '95」で初披露された曲。
hydeは歌詞について「アルバムのテーマでもある"わかりやすくて、どこまで人の内側に
届くか?"っていう部分が一番強調される詞かもしれない」と述べていました。
シングルバージョンとはミックスが微妙に違うほか、アウトロの時間が長くなっており、
曲のトータル時間が2秒ほど長くなっています。
ヴィジュアル系を知らないという人達にも、多く浸透していった曲でもあるだけに
説明が要らないと言っていいほどの名曲ですよね!

Missing Link (1994) - Penicillin

90万枚を売り上げた大ヒット曲「ロマンス」で知られるPenicillinが94年に発表した
インディーズ時代のアルバムです。
インディーズ時代の彼らは、ヴィジュアル系の王道要素をデフォルメし過剰にデコラティブした
"コテ系"と呼ばれるスタイルの元祖!
HAKUEIが初期SUGIZO直系であり、GISHOが櫻井敦司直系のヴィジュアルだったり、
「In the Kingdom of the Moonlight」がBUCK-TICKの某有名曲にクリソツだったりするのも
ご愛嬌と言った感じ。
HAKUEIのヴォーカルには華があり、楽曲をリードする千聖のギターは問答無用でかっこいい!
事務所ゴリ押しもやむなしであり、伝統的ヴィジュアル系・マナーに則った名盤です。
収録曲が追加されたメジャー流通盤の購入がおすすめです!
Missing Link - Penicillin (2295353)
出典 amzn.to

Missing Link - Penicillin

1,200
01. Chaos
02. Brand New Lover
03. Vanity
04. Miss Cool (New Mix)
05. マゾヒスト
06. Nightmare Before Christmas
07. Fiore
08. Melody
09. 螺旋階段 (New Mix)
10. Virginal
11. Imitation Queen
12. In The Kingdom Of The Moonlight
13. Miss Cool (Instrumental)
14. 螺旋階段 (Instrumental)

Penicillin - Chaos

1994年12月4日にリリースされたインディーズ1stフルアルバムの収録曲です。
「Missing Link」はPENICILLINがインディーズ時代に発表した唯一のフルアルバム。
1996年12月21日に、徳間ジャパンコミュニケーションズより全曲リマスタリングと
ボーナストラックを追加されて再リリースされました。

まだまだ黎明期で、定義がはっきりしていなかったヴィジュアル系シーンにおいて、
王道という一本の筋を通していたPENICILLIN。
象徴的なのは、代表曲となるこの「Chaos」です。
異国情緒漂うSEからシリアスに豹変し、激しくまくしたてると、"eins… twe… drei… vier…"
というお約束のシャウトが飛び出します。
現代ではメタ的なネタ曲になってしまいかねないのですが、当時はこのコテコテ感が衝撃的で
かっこよかったんですよ!
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