『デザイナー』
『デザイナー』は、一条ゆかりの少女漫画作品、及びそれを原作としたドラマ化作品である。
集英社『りぼん』(集英社)1974年2月-12月号に掲載された。キャラクターのひとり「柾」の絵は漫画家のおおやちきが担当した。
一条ゆかりマンガは子供のころは、正直ちょっと苦手だったかも。白目が妙に怖くて・・・(笑)
ショッキングなインパクトを感じ、それでも絵柄の美しさなどに魅了され、苦手だけど気になる存在でした。
でも「デザイナー」は白目がないので安心して読めたかな!?
とはいえ大矢ちき作画の「柾」(まさき)の目にぞっとしたものを感じたのは亜美だけではないんですね~。かくいう筆者もですw
大人になってこれはなんてすごいマンガだろう!読むたび違う感情が溢れかえるのです。
子供のころはたぶん絵柄の美しさから入り、ストーリーは後からついてきているのです。
そんな少女漫画誌のドロドロサスペンス「デザイナー」の魅力を筆者の独断と偏見で紹介していきます! 〈ネタバレ有り〉
ショッキングなインパクトを感じ、それでも絵柄の美しさなどに魅了され、苦手だけど気になる存在でした。
でも「デザイナー」は白目がないので安心して読めたかな!?
とはいえ大矢ちき作画の「柾」(まさき)の目にぞっとしたものを感じたのは亜美だけではないんですね~。かくいう筆者もですw
大人になってこれはなんてすごいマンガだろう!読むたび違う感情が溢れかえるのです。
子供のころはたぶん絵柄の美しさから入り、ストーリーは後からついてきているのです。
そんな少女漫画誌のドロドロサスペンス「デザイナー」の魅力を筆者の独断と偏見で紹介していきます! 〈ネタバレ有り〉
『デザイナー』あらすじ
via www.suruga-ya.jp
わけもわからぬまま朱鷺に身を委ねるが、目的は一つ、あくまでも自分を捨てた鳳麗香をデザイナーのトップの座から引きずり下ろすためと決意。
彼女以上のデザイナーを目指して朱鷺が集めたその道の専門家たちに師事し、わずか一か月で朱鷺やその秘書柾(まさき)らの力で華々しくデザイナーとしてデビューする。
via mixi.jp
デザイナーとして出発した亜美は、ファッション雑誌の青石氏に心の安らぎを求め、はじめて人を愛するようになる。
カメラマンでプレイボーイの土屋明は亜美に特別な想いを寄せていた。青石氏を愛する亜美に、明は強引にも亜美を自分にひきつけようとするが、あっさりと躱されてしまう。
亜美の唯一の友人のアリサは明を愛していた。
明は傷心のままアリサの気持ちを受け入れる。しかしやがてそれは別の愛として成り立つ。
カメラマンでプレイボーイの土屋明は亜美に特別な想いを寄せていた。青石氏を愛する亜美に、明は強引にも亜美を自分にひきつけようとするが、あっさりと躱されてしまう。
亜美の唯一の友人のアリサは明を愛していた。
明は傷心のままアリサの気持ちを受け入れる。しかしやがてそれは別の愛として成り立つ。
そんな中でもデザイナーとして鳳麗香とのし烈な争いは行われ、亜美も朱鷺のサポートの中でどんどん腕を上げていく。
一方、亜美のデザイナーとしての快進撃に鳳麗香も日々不安にさい悩まされる。亜美と朱鷺、お互いの育ってきた環境の共通点からか次第に惹かれあうようになる。
亜美の中で日々朱鷺の存在が大きくなっていく。
そんな二人の様子に気づいた秘書の柾は、朱鷺に警告をする。
しかし朱鷺は聞き入れない。
一方、亜美のデザイナーとしての快進撃に鳳麗香も日々不安にさい悩まされる。亜美と朱鷺、お互いの育ってきた環境の共通点からか次第に惹かれあうようになる。
亜美の中で日々朱鷺の存在が大きくなっていく。
そんな二人の様子に気づいた秘書の柾は、朱鷺に警告をする。
しかし朱鷺は聞き入れない。
via Iriza
だが、麗香は自分の限界を感じ、もう一度勉強をするためにパリへ向かう。
亜美もデザイナーとしていくつかの経験から鳳麗香をデザイナーとして認める。
パリへ向かう空港のロビーで麗香にひと言。
「あなたは一流のデザイナーだわ。」
亜美もデザイナーとしていくつかの経験から鳳麗香をデザイナーとして認める。
パリへ向かう空港のロビーで麗香にひと言。
「あなたは一流のデザイナーだわ。」
via Iriza
二人は結婚を誓い合っていた。
ショーの成功、愛する人との結婚と、亜美もようやく幸せになれるかと思っていたその時ー
幸せの絶頂の亜美にある記者から二人の事実を告げられる・・・!
朱鷺は有能な経営者になるべく、感情を廃除されて育てられてきた。亜美に近づいたのも初めはゲーム感覚のはずだった。亜美に近づいた理由はもうひとつ。亜美と同様、鳳麗香への復讐・・・!亜美と朱鷺はともに鳳麗香の子で、双子であるという事実だったのだ!
この秘密を記者にタレこんだのは朱鷺を愛している柾だった。
嵐の夜、
亜美は今度こそ言いようのない絶望感の中
自ら作ったウェディングドレスに身を包み、はさみを握りしめ・・・
朱鷺が亜美のもとに駆け付けたときはすでにそのはさみは亜美の胸をを貫いていた・・・!
ショーの成功、愛する人との結婚と、亜美もようやく幸せになれるかと思っていたその時ー
幸せの絶頂の亜美にある記者から二人の事実を告げられる・・・!
朱鷺は有能な経営者になるべく、感情を廃除されて育てられてきた。亜美に近づいたのも初めはゲーム感覚のはずだった。亜美に近づいた理由はもうひとつ。亜美と同様、鳳麗香への復讐・・・!亜美と朱鷺はともに鳳麗香の子で、双子であるという事実だったのだ!
この秘密を記者にタレこんだのは朱鷺を愛している柾だった。
嵐の夜、
亜美は今度こそ言いようのない絶望感の中
自ら作ったウェディングドレスに身を包み、はさみを握りしめ・・・
朱鷺が亜美のもとに駆け付けたときはすでにそのはさみは亜美の胸をを貫いていた・・・!
via blog.goo.ne.jp
ファンの声
とにかく線が綺麗で、登場するキャラも非常に魅力的で活き活きしているのはさすが!ファッションも70年代当時のものが様々に描かれ、見ているだけでも楽しいのよね。現代のレディコミは性的な描写が表立ってストーリーが崩壊しているきらいがあるけれど、こうしてストーリーも作画もレベルの高いものは、ジャンルを超えて生き残っていくのだと痛感したわ。
主人公の亜美が、まったく絶望して町をさまよいながら、「こんな風になっても、なぜ、私は歩いていられるのか・・・」とつぶやく場面は、ものすごくリアル。
歳月が過ぎても色あせない、不思議な魅力を持つ作品だわぁ。
「デザイナー」が面白いのは、通常の少女マンガでは主人公になるはずの純真なアリサを脇役にし、
嫌味で高慢ちき、負けず嫌いでプライドが高い亜美を主役に持ってきたことだろうなぁ。
機会があれば、ぜひ「デザイナー」一読を。スペクタクルな作品でございます。
ある日、育ての親の墓参りの時に偶然当時のメイドと会い、自分の生みの親がファッション界のトップデザイナーで、仕事を共にしている鳳麗香だと知ってしまう。