親と子の宿命は永遠・昭和おすすめ邦画の常連「砂の器」
2017年1月25日 更新

親と子の宿命は永遠・昭和おすすめ邦画の常連「砂の器」

1974年公開の「砂の器」。原作は松本清張の同名小説。前半は身元不明の死体の調査、「カメダ」の謎、刑事の粘り強い捜査・推理に興奮し、ラスト10分はただただ涙が止まらなかった「砂の器」。丹波哲郎・森田健作の刑事、天才音楽家の加藤剛、人情深い村の巡査・緒方拳。俳優たちの演技が素晴らしい映画「砂の器」を振り返ります。

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「育てて見せる、私という親がいるんだから!」決別してす...

「育てて見せる、私という親がいるんだから!」決別してすぐに不幸が襲う。

via けん
三木が「お伊勢参りに行く」と言って出かけたきり連絡が途絶えた線を調査するため、今西は伊勢に調査に行く。三木が2日続けて同じ映画館に足を運んでいた事を知った今西は、その映画館の壁に和賀の写真が貼ってあるのを見つける。今西は三木が乞食の父子を亀嵩で助けてやった話思い出した。その乞食、「本浦千代吉」の故郷・石川県に向かった。千代吉の親族から、昭和17年に離婚して6歳になる息子の秀夫を連れて村を出ていった事情を聞きく。
「和賀が本浦千代吉の息子秀夫」で「三木謙一殺しの犯人」と確証をもった今西は和賀こと本浦秀夫の逮捕状をとる。
本浦千代吉は故郷・石川県から幼い秀夫を連れお遍路の旅に出た。千代吉が不治の病のハンセン氏病になってしまったからだ。父子は旅の途中で何度も病気に対する偏見で追い立てられ冷たくあしらわれた。亀嵩で出会った三木は、千代吉を入院させ秀夫を自分の子供として一緒に暮らそうとしたが秀夫は三木から逃げ出し、それきり消息不明になっていたのだった。
厳しい飢えとハンセン氏病の偏見により迫害され続けた。

厳しい飢えとハンセン氏病の偏見により迫害され続けた。

via http://buta-neko.net/blog/archives/2006/05/post_844.html
父の入院が決まり親子の別れがやってきた。

父の入院が決まり親子の別れがやってきた。

そして今西は療養所の千代吉を訪ね、息子である和賀の写真を見せた。千代吉は号泣し
「こんな人、知らねぇ~!」と息子を庇った。今西と吉村は和賀こと本浦秀夫を逮捕するため演奏会場に向かう…。

クライマックス、感涙のシーン

砂の器  交響曲 「宿命」

ラストシーンの和賀がピアノ演奏した「宿命」。和賀の幼少期、本浦 秀夫として父と旅した映像が泣かせます!

私的、見どころ!

☆島田陽子と山口果林の初々しさ

清純派女優だった島田陽子

「砂の器」出演当時は21歳でした。

「砂の器」出演当時は21歳でした。

気がつくと清純派からセクスィ~系に転身!

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現在63歳。お綺麗ですよね!

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ミドルエッジ世代の私達には「内田裕也の愛人」のイメージ...

ミドルエッジ世代の私達には「内田裕也の愛人」のイメージが強くないですか?

ちなみに現在77歳!現役ロッキンローラーです!

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☆山口果林、クリクリした瞳が印象的でした

「砂の器」出演当時は27歳でした。

「砂の器」出演当時は27歳でした。

via けん
現在69歳。2011年公開の映画「デンデラ」では99歳...

現在69歳。2011年公開の映画「デンデラ」では99歳の老婆役を熱演していました。

友情出演していた渥美清

どうしても寅さんとしか思えなかったのは私だけでしょうか?

どうしても寅さんとしか思えなかったのは私だけでしょうか?

被害者である三木が2日続けて通った伊勢の映画館「ひかり座」の支配人役で出演していました。
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