【懐かしのホラー映画】70年代から80年代の傑作ホラー映画(洋画)20選
2020年3月28日 更新

【懐かしのホラー映画】70年代から80年代の傑作ホラー映画(洋画)20選

ホラー映画史に残る70年代から80年代の伝説の傑作ホラー(洋画)を振り返りましょう。オカルト映画の金字塔の『エクソシスト』『オーメン』『サスペリア』、スプラッターホラー映画の『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『13日の金曜日』ほか。

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遊星からの物体X(1982年)

遊星からの物体X(1982年)

ジョン・カーペンター監督が『遊星よりの物体X』をリメイクしたSFホラー。大雪原を逃げる“犬”が観測基地にたどり着く。やがて、その“犬”の正体が明らかになり…。

今なお熱狂的な人気を誇り、全世界的に多大な影響を与えてきたジョン・カーペンター監督のSFホラー傑作『遊星からの物体X』(1982)。
細胞単位で生存し、あらゆる生物を同化する「物体」の姿を、ありふれたモンスター的なデザインとはせず、地球上の様々な生物やその一部の形状を混ぜ合わせた形容しがたいグロテスクなものにまとめ、CGによるVFXが全盛の現在においても全く見劣りしないリアリティーを与えたボッティンの造形は、後のSFXやクリーチャーデザインに多大な影響を与えた

『遊星からの物体X』デジタル・リマスター版予告編

SFホラー映画『遊星からの物体X』は、血液検査のシーンや腹や頭が割れるシーン、スパイダーヘッドなど、ホラー史に残るグロテスクなトラウマシーンが満載。

モキュメンタリー・カニバリズム映画「食人族」/ モキュメンタリー映画の原点

ファウンドフッテージ・モキュメンタリー(フェイクドキュ...

ファウンドフッテージ・モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)「食人族」(日本公開は1983年)

ドキュメンタリー制作のためにアマゾン川上流の“グリーン・インフェルノ”と呼ばれる密林地帯に向かった、フェイ・ダニエル、アラン・イェーツ、ジャック・アダム、マーク・トンマーの4人の探検隊が消息を絶った 。捜査に向かったニューヨーク大学のジョン・モンロー教授は、原住民の襲撃や残虐な儀式などを目の当たりにしながら、ヤマモモ族に接触、4人の白骨死体の周囲に遺されたフィルムを入手する。
『食人族』(しょくじんぞく、原題:Cannibal Holocaust)は、イタリアの映画監督、ルッジェロ・デオダートによる食人や強姦を題材にしたセクスプロイテーション、ホラー映画である。
きわめてショッキングな内容と真贋論争が話題となり、モキュメンタリー映画の原点的存在となった。
本作は、焼却を命じられたフィルムが流出されたという設定で、ドキュメンタリー映画調に構成されたフィクション(フェイク・ドキュメンタリー=モキュメンタリー)である。しかし、配給側は意図的にスナッフフィルムのように宣伝したため、実際に起こった事件だと誤解する観客が続出した。
劇中で殺された動物に関しても抗議が殺到した。正視するのがキツイくらいにグロテスクで気持ちが悪いシーンが続出する。映画後半で延々と繰り広げられる悪趣味な見せ場の数々に本気で激怒したり、気分が悪くなる観客が続出した。

「エルム街の悪夢」(1984年)/ 80年代を代表するホラー映画の金字塔

 「エルム街の悪夢」(1984年)

「エルム街の悪夢」(1984年)

焼け爛れた顔をして、人の見る夢を自由に操れる殺人鬼フレディ。その悪夢の中に住む殺人鬼フレディが、若者たちを襲う「エルム街の悪夢」シリーズ第1弾のホラー作品。

高校生のナンシーは、鋼鉄の爪を持った恐ろしい男・フレディに追われる夢に毎晩魘されていた。そしてある夜、彼女の体には夢の中で負ったはずの傷が現実に残っており…。
「エルム街の悪夢」シリーズは、ホラー映画史上、「13日の金曜日」と共に、もっとも長く成功を収め、ホラー映画ファンから愛されるシリーズ。
1984年にホラー映画『エルム街の悪夢』は、ジョニー・デップのデビュー作。

フレディに殺されるナンシーの恋人「グレン」役として登場する。

「エルム街の悪夢」テレビスポットCM

「ナンシー、眠ってはいけない。目を覚ましなさい。」

風呂場で眠ってしまったナンシーを襲うフレディの爪…。「エルム街の悪夢」を象徴する有名なシーンのひとつ。

シリーズ最大のヒットになった『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』(1988年)

アリスの友人のデビー・スティーヴンスの酷い死に方

次々とフレディの毒牙に倒れた仲間の力を一身に背負った新女主人公アリスが敢然とフレディに立ち向かうクライマックスはシリーズの方向性を決定づける物になる。アリスの友人のデビー・スティーヴンスは、フレディの悪夢に会い、無残な最期を遂げてしまう。

アリスの友人のデビー・スティーヴンスは、ゴキブリになってしまうという酷い死に方。ゴキブリにされて、フレディに握り潰されてしまう。

ヘルレイザー(1987年)

ヘルレイザー(1987年)

ヘルレイザー(1987年)

四次元の世界をつなぐ謎の小箱〈ヘルレイザー〉をめぐる恐怖映画。

そのパスルを解くと「究極の性的官能を体験できる」という触れ込みの、ルマルシャンの箱。だがその正体は自らを「セノバイト」と呼ぶ存在を異界から召喚するものであり、それらはパズルを解いたものを異界へ連れ去り、彼らが修めている道、「快楽の源となる苦痛、拘束と恐怖の下での道徳性」を堪能することになる。
その筋では有名なグロ映画。苦痛に泣き叫ぶ男、うごめく皮膚のない人体、2つの頭を持つ怪物、繰り返される猟奇殺人など、見ていて顔を背けたくなるようなシーンもある。もちろん血しぶきが頻出し、ウジ虫やゴキブリもわんさか出てくる。
現在もカルト的人気を誇るホラー映画『ヘル・レイザー』

「プレデター」シリーズ

「プレデター」(1987年)

「プレデター」(1987年)

シュワルツェネッガー主演、ジャングルの奥で展開する、エイリアンとコマンド部隊との死闘!

捕虜となった政府要人を救出するため、南米のジャングルに派遣されたダッチ率いるコマンド部隊。捕虜奪還に向かった彼らに突如何者かが襲いかかる。その手口は残虐非道で、胴体は消え、血痕もなく、内臓だけが残された。ダッチが見た敵の正体――それはカメレオンのように身体の色を変える、宇宙から来た凶悪なプレデターだった!
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