2022年3月22日 更新
ほんとうはエロいアイドル歌謡曲
年端もいかない若い女の子や男の子が、エッチな歌詞の歌を一生懸命歌う…。そんな見るもの・聴くものに背徳感を与える70年代~90年代にかけてのエロいアイドルソングを、今回は独断と偏見により5段階で評価しながら紹介していきます。
青い果実(山口百恵)‐1973年 エロ度数:★★★☆☆
あなたが望むなら♪
私何をされてもいいわ♪
いけない娘だと♪
噂されてもいい♪
『青い果実』を歌った時の年齢は14歳。山口百恵が「伝説のアイドル」として語り継がれる一因には、こうした「年端もいかない若いコにエロい歌を歌わせる」という路線のパイオニアだったからというのもあるのでしょう。
ちなみに、自伝『蒼い時』によると、当初この曲を渡されたとき、「罪悪感にも似たものが私の意識の中で頭をもたげ」ていたのだとか。しかし、歌った途端に躊躇いを消え失せ、この歌がとても好きになっていたといいます。
実際こうした早熟な少女路線の楽曲は、「花の中三トリオ」の中で、一際大人っぽくて幸の薄い印象の百恵ちゃんにピタリとハマり、以降「青い性路線」と呼ばれる類似楽曲の連続リリースへとつながっていき、翌年大ヒットした「ひと夏の経験」でピークを迎えるに至るのです。
あなたにあげる(西川峰子)‐1974年 エロ度数:★★★☆☆
山口百恵で確立された「処女喪失」ソングの影響をモロに感じさせるのが、西川峰子(現・仁支川峰子)のデビューシングル『あなたにあげる』です。
「ロリコン」なる言葉がまだ広まっていなかった70年代前半。こうした「青い性路線」楽曲は、男たちの中に潜んでいた「眠れる少女趣味」を叩き起こす効果効能があったに違いありません。
後ろから前から(畑中葉子)‐1980年 エロ度数:★★★★★
畑中葉子といえば、2017年7月21日に亡くなった平尾昌晃とのデュエット曲『カナダからの手紙』(1978年)が有名。翌年にソロデビュー後、結婚&離婚を経て、再起を期するかのようにリリースされたが、この『後ろから前から』でした。
たとえば獣みたいに、激しい仕草で 後ろから前からどうぞ♪
後ろから前からどうぞ いつでも抱きしめていいの♪
アバンチュールそれだけの関係だけでいい♪
これを当時21歳のアイドルに歌わせていたのだから、驚くほかありません。このシングルとほぼ同時期にセミヌードグラビアを発表した畑中は、以降、にっかつロマンポルノに出演するなど一気に路線変更したのでした。
20140215 5時の国歌 後ろから前から 畑中葉子
E気持(沖田浩之)‐1981年 エロ度数:★★★★★
1999年に36歳で自殺してしまった俳優・沖田浩之。1980年代、彼は『3年B組金八先生』への出演をきっかけにブレイクし、一時は、親衛隊が多数結成されるほどの人気アイドルでした。
そんなアイドル・沖田のデビューシングルが『E気持』です。
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