70年代から始まる野球アニメ
最近ではサッカー人気が高いわけですが、70年代の少年にとってスポーツといえば野球。野球と言えば巨人で、「巨人の星」でした。漫画が大人気となり、追って制作されたアニメにも当時の少年は熱狂したものです。それまでに野球漫画がなかったわけではありません。例えば古くは1959年より連載された「スポーツマン金太郎」。
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日本で最初の野球漫画は1947年から漫画少年に連載された井上一雄の「バット君」と言われています。40年代とは、スゴイですね。
60年代になると、ちばてつやの「ちかいの魔球」が1961年からの掲載です。
60年代になると、ちばてつやの「ちかいの魔球」が1961年からの掲載です。
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しかし、野球漫画といえば「巨人の星」でした。劇画の要素を取り入れた画期的な作品ということだけでなく、少年の心に強く残ったのはアニメの存在ではなかったでしょうか?!アニメ化。これが大きかった。それまでの野球漫画はアニメ化されていませんからね。「巨人の星」が最初です。
70年代から野球アニメは制作され始め大ブームになった。それぞれの作品が個性的で強烈な印象を与えます。
それでは順に紹介していきましょう。
70年代から野球アニメは制作され始め大ブームになった。それぞれの作品が個性的で強烈な印象を与えます。
それでは順に紹介していきましょう。
巨人の星
スポ根です。スポ根の王様(?)といえば、巨人の星。全てはここから始まったと言っても過言ではないでしょう。放送期間は1968年3月30日~1971年9月18日。 最高視聴率は36.7パーセントとテレビアニメ歴代5位を記録しています。
原作は週刊少年マガジン に1966年から1971年まで掲載された人気漫画です。
原作は週刊少年マガジン に1966年から1971年まで掲載された人気漫画です。
「巨人の星」はリアルというかシリアスに感じたものです。大リーグボール1号、2号3号と荒唐無稽な魔球を次々にくりだしてくるにも関わらずです。そこが劇画の要素を取り入れた効果なのかもしれませんね。
「巨人の星」のアニメ版は漫画に忠実に制作されています。
「巨人の星」のアニメ版は漫画に忠実に制作されています。
巨人の星 最終回「輝け!巨人の星」前半.wmv
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アパッチ野球軍
週刊少年キングで1970年35号~1972年26号まで連載されていた「アパッチ野球軍」。アニメは「巨人の星」と入れ替わるように1971年10月6日~1972年3月29日まで全26話放送されました。
今日では差別的ともいえる表現・描写が多数あるということで、なかなか目にする機会がなく残念ですが、マニアックなファンを多く抱えていることで知られている作品です。
今日では差別的ともいえる表現・描写が多数あるということで、なかなか目にする機会がなく残念ですが、マニアックなファンを多く抱えていることで知られている作品です。
アニメ版は漫画のエピソードの途中までしか描かれていません。最後まで見たかったですけどね。
アパッチ野球軍 OP
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一度聴いたら耳に残りまくるテーマソングですね。強力だなぁ。
ところで、「アパッチ野球軍」の前日譚として「エースの条件」という作品があります。アニメ化はされていませんが、「アパッチ野球軍」では監督の堂島剛の高校時代を描いた作品です。
ところで、「アパッチ野球軍」の前日譚として「エースの条件」という作品があります。アニメ化はされていませんが、「アパッチ野球軍」では監督の堂島剛の高校時代を描いた作品です。
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アニメ版「アパッチ野球軍」の回想シーンで「エースの条件」のエピソードシーンが流れますよ。