【昭和カルチャー&ホビーのブーム①】特撮「変身ヒーロー」が量産された「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」から「巨大ロボットアニメ」ブームへ
2020年4月26日 更新

【昭和カルチャー&ホビーのブーム①】特撮「変身ヒーロー」が量産された「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」から「巨大ロボットアニメ」ブームへ

かつて「怪獣ブーム」を支えた円谷プロダクションによる『帰ってきたウルトラマン』が1971年に放映開始され、仮面ライダー(初代)は社会現象となった「変身ブーム」をもたらしました。1971年後半からは、特撮ヒーロー番組も一気に増えていき、「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」は様々な新機軸を生みだしながら、ますます加熱していきました。この「変身ブーム」から「マジンガーZ」が生み出した「巨大ロボットアニメ」ブームへと子供たちの関心が移り替わっていく流れを、1970年代の特撮変身ヒーロー作品や巨大ロボットアニメの代表作を通じて、振り返ってみましょう。

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『超人バロム・1』(1972年)

『超人バロム・1』(1972年)

大宇宙で、二つの力が何千年ものあいだ戦い続けていた。一つは平和と正義を代表するコブー。もう一つは、悪とノロイの力であるドルゲ。地球にたどり着いたドルゲは地底深くに潜り、地上で活動するエージェントを作り上げる。一方コプーも最後の力を使って地球人の少年・白鳥健太郎と木戸猛を正義のエージェントに選んだ。彼らは友情の「バロム・クロス」によって「超人バロム・1」に変身。ドルゲのエージェント「ドルゲ魔人」を次々に打ち破っていく。しかしドルゲも次々に強力な魔人を送り込み、戦いは激しくなっていく。ついにドルゲは二人の家族を人質に取り、倒したドルゲ魔人を復活させて最終決戦を挑んできた!バロム・1の友情の力は、ドルゲを倒すことが出来るのか?!(C)さいとうプロ・東映

超人バロム1 OP&ED

『愛の戦士レインボーマン』(1972年)

 (2188758)

<イントロダクション>
インドの山奥で修業を重ね、七つの化身に変身できる超能力を得た青年が、
日本人皆殺しを目論む秘密結社「死ね死ね団」の陰謀に挑んでゆく、特撮TVドラマ。
1972年10月から全52話が放映され、平均視聴率が15%を越える人気番組であった。
あのくたら さんみゃく さんぼだい・・・レインボー・ダ...

あのくたら さんみゃく さんぼだい・・・レインボー・ダッシュ7!

7変化する。七つの化身に変身できる。
ヨガの眠り
レインボーマン最大の弱点で、力を使い果たすと身体が勝手に座禅を組みだし、やがて全身が石化し仮死状態になる。

仮面ライダーV3(1973年)

仮面ライダーV3(1973年)

仮面ライダーV3(1973年)

デストロンの怪人に両親と妹を殺された風見志郎。仮面ライダー1号と2号により改造手術を施され、仮面ライダーV3に生まれ変わった志郎が、デストロンの脅威に立ち向かう。

【ストーリー】
本郷の後輩・風見志郎は、偶然、デストロンの怪人・はさみジャガーに襲われていた女性・珠純子を助ける。しかし、そのことで彼の両親と妹は怪人に殺されてしまう。
デストロンに復讐を誓った志郎は、1号と2号に自分の改造を依頼するも断られる。しかし、デストロンの罠からライダーを救出し重傷を負った志郎の命を救うため、1号と2号は彼の改造手術を決行。ここに仮面ライダーV3が誕生する!

仮面ライダーV3 変身&必殺技集!

ポピーの仮面ライダーV3変身ベルト「光る!回る!変身ベルト」(1973年)は大人気。
ライダーマンに変身するのは結城丈二。仮面ライダーV3後半に登場する四人目のライダー。

元々は悪の組織デストロンに仕える、IQ200の天才科学者だったのだが、デストロンの大幹部・ヨロイ元帥に濡れ衣を着せられ処刑されそうになり、右手を溶かされたところで部下に救出されヨロイ元帥に復讐を誓った。

ウルトラマンタロウ(1973年)/ 「仮面ライダー」を意識したような、派手な「変身ポーズ」が見られる。

ウルトラマンタロウ(1973年)

ウルトラマンタロウ(1973年)

神秘的存在として描かれていたウルトラマンに、親しみやすい印象が付加された意欲作。ZAT隊員の東光太郎は怪獣との戦いの中で重傷を負う。生死の境を彷徨う光太郎は、ウルトラの母によってウルトラマンタロウに変身する力を与えられる。

ウルトラマンタロウ OP

ウルトラマンタロウ ウルトラレプリカ ウルトラバッジ&...

ウルトラマンタロウ ウルトラレプリカ ウルトラバッジ&キングブレスレット

1973年に放送された『ウルトラマンタロウ』に登場する、変身アイテム「ウルトラバッジ」と万能アイテム「キングブレスレット」が"大人の為のなりきりアイテム"ウルトラレプリカシリーズに登場です。

人造人間キカイダー(1973年)

人造人間キカイダー(1973年)

人造人間キカイダー(1973年)

石ノ森章太郎原作、変身ブーム真っ只中の1972年7月―1973年5月にNET(現・テレビ朝日)系にて放送された「人造人間キカイダー」。“正義と悪の狭間で苦悩する人造人間"というテーマのもとに制作された本シリーズは、ギターを弾きながら登場する人造人間ジローや、不完全な良心回路を表現した左右非対称のキカイダー・デザイン、シリーズ後半に登場する悪のヒーロー・ハカイダーなど、様々な話題を振りまき大ヒット。当時絶大な人気を博していた「仮面ライダー」に続く、石ノ森ヒーローの代表作品となった。
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思い出を語ろう

     
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  • 🤖 (o|o) 2020/6/10 07:56

    1,980年代初頭の戦隊もので「変身」と「スーパーロボット」が融合「デンジマン」
    「サンバルカン」あたりで定着したようです
    近年メジャーなものは「創聖のアクエリオン」くらいでしょうか?

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