はじめに
長くアメリカに住んでいる知人が、近年日本でも定着しつつあるハロウィンについて「日本のハロウィンは、グロさが足りない」と申しておりました。もっとおどろおどろしく、気持ち悪いものでなければ、真のハロウィンとは言えない、と。
そんなホラー大好きなアメリカ人をも恐怖のどん底に突き落とす、アメリカが誇る怪奇派レスラー。それが、ジ・アンダーテイカーです。1984年にプロレスデビューし、実にキャリア30年以上を誇る大ベテラン。未だその人気は衰えることを知りません。彼の何がそれほど人々を惹きつけるのでしょうか?
そんなホラー大好きなアメリカ人をも恐怖のどん底に突き落とす、アメリカが誇る怪奇派レスラー。それが、ジ・アンダーテイカーです。1984年にプロレスデビューし、実にキャリア30年以上を誇る大ベテラン。未だその人気は衰えることを知りません。彼の何がそれほど人々を惹きつけるのでしょうか?
via ameblo.jp
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「アンダーテイカー」とは?
世界最大の超メジャープロレス団体、WWEでは、下記のようにアンダーテイカーを紹介しています。
プロフィール
身長:208cm
体重:149kg
出身地:デスバレー
得意技:チョークスラム、ツームストーン、ラスト・ライド
獲得王座:WWE王座、世界ヘビー級王座、世界タッグ王座、WCWタッグ王座 ハードコア王座、WWE世界タッグ王座
アンダーテイカーは25年にわたって、まるでWWE全体に覆いかぶさる影のように強大な影響を与えてきた驚異の存在だ。圧倒的な実力のみならず超常的な力を持って偉大なる地位を築き上げた彼は、同時にライバルたちをレジェンドへと引き上げてきた。
最大級の賛辞でその功績を称えているのもさることながら、単純に、その規格外の体格にも驚かされます。190cm越えのレスラーがゴロゴロいるWWEでも、208cmというその身長は驚異です。
ジ・アンダーテイカー(The Undertaker、1965年3月24日 - )は、アメリカ合衆国のプロレスラー。本名はマーク・ウィリアム・キャラウェイ(Mark William Calaway)。WWEを代表するスーパースターの1人である。
「怪人(The Phenom)」「デッドマン(The Dead man)」「地獄の墓堀人」「暗黒の魔王(Lord of Darkness)」「プロレス史上最強のストライカー(The best pure striker in sports-entertainment history)」「心理戦の達人(master of mind games)」「アメリカン・バッドアス(American Bad Ass)」「ラスト・アウトロー(最後の反逆者)(The Last Outlaw)」など数多くの異名を持つ。
プロレスデビューは1984年。いくつかの団体を渡り歩いたのち、WWF(現・WWE)と契約。そして1990年、アンダーテイカーが誕生します。
「墓堀人」誕生
「アンダーテイカー」(undertaker)とは「葬儀屋」という意味ですが、彼の場合は、直訳の「墓堀人」が日本語訳及びニックネームとして当てられます。
プロレスでは「ギミック」と呼ばれるこうした設定は、しばしば持て余されて不徹底に終わることがありますが、アンダーテイカーは違いました。様々なギミックが付け加えられながらも、徹底してそれらを守り続けているのです。例えば、こんなギミックが存在しました。
・出身地はデスバレー(死の谷)※本当の出身地はアメリカ・テキサス州ヒューストンです。
・マネジャーが持つ骨壺から発するパワーがないと活躍できない
・雷を落とすことができる
・対戦相手に幻覚を見せることができる
・母の不貞により異父弟が生まれたことに激怒し、自宅に放火。その火事で母は死亡、弟は重度の火傷を負った
ちなみに、この「放火が原因で火傷を負った異父弟」は「ケイン」の名でマットに登場し、兄と抗争を繰り広げることになります。
プロレスでは「ギミック」と呼ばれるこうした設定は、しばしば持て余されて不徹底に終わることがありますが、アンダーテイカーは違いました。様々なギミックが付け加えられながらも、徹底してそれらを守り続けているのです。例えば、こんなギミックが存在しました。
・出身地はデスバレー(死の谷)※本当の出身地はアメリカ・テキサス州ヒューストンです。
・マネジャーが持つ骨壺から発するパワーがないと活躍できない
・雷を落とすことができる
・対戦相手に幻覚を見せることができる
・母の不貞により異父弟が生まれたことに激怒し、自宅に放火。その火事で母は死亡、弟は重度の火傷を負った
ちなみに、この「放火が原因で火傷を負った異父弟」は「ケイン」の名でマットに登場し、兄と抗争を繰り広げることになります。
via aozora-band.com
燃やされても埋められても何度でも甦る!
「墓堀人」というギミックゆえ、アンダーテイカーの闘いには常にホラーな展開が待ち構えています。例えば、棺桶を使った闘い。
1994年1月、ロイヤルランブルでWWF世界ヘビー級王者ヨコズナとの棺桶戦で圧倒するものの、ヨコズナの配下のヒール・レスラー約30人に襲撃されて敗北。その直後、会場のスクリーンに棺桶内のテイカーが映り、棺桶が爆発すると共にテイカーが「昇天」したため長期欠場。
via ameblo.jp
棺桶だけではありません。1998年には、先述の弟・ケインやストーンコールド・スティーブ・オースチンとの抗争では、こんなこともありました。
10月18日のジャッジメント・デイでオースチンが特別レフェリーを務めるテイカー対ケインのWWF王座戦では、ポール・ベアラーと共にケインを椅子で殴打し、フォールを奪おうとするが、オースチンがカウントを取らずにテイカーを襲撃し、両者カウントアウトとなる。以後、オースチンとケインとの抗争を深め、十字架を模したテイカーのシンボルにオースチンを磔にして生贄にするという凶行にでる。12月13日のPPV『ロック・ボトム』にて、オースチンとのベリードアライブ・マッチでケインの乱入によって敗れ、生き埋めにされた。
さらりと書いていますが、生き埋めにされています……。
しかしながら、たとえ棺桶ごと燃やされても、生き埋めにされても、必ず復活するのがアンダーテイカーです。その数、少なくとも5回以上。生き埋めにされた場所に落雷があった後、土の中から手がボコッと突き出るような場面もありました。