【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在
2017年2月6日 更新

【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在

今年も、音楽業界において最も栄誉ある賞と言われているグラミー賞の季節がやってきました!中でも主要4部門は特に注目を集め、受賞したアーティストや作品のCDセールスが伸びるなど、大きな影響力があることで知られています。今回は、80年代に主要部門の一つである「最優秀新人賞」を受賞したアーティストたちを振り返ってみましょう!

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Colin Hay of Men At Work - Overkill Live 2016

80年代に、わずか3枚のアルバムを残して解散してしまった彼ら。ヴォーカルのコリン・ヘイはソロ作品を継続してリリースしており、今年も3月に新作のリリース予定があるようですが、ソロではなかなかヒットが出てませんね。メンバーの死などもあり、メン・アット・ワークの再結成は無理でしょうが、これからもコリンはメン・アット・ワーク時代のヒット曲をライヴで歌い続けてくれることでしょう!

カルチャー・クラブ(1984年最優秀新人賞)

Culture Club - Do You Really Want To Hurt Me

「君は完璧さ(Do You Really Want to Hurt Me)」が全英1位、全米2位の大ヒット!フロントマンであるボーイ・ジョージの女装ファッションも話題となり、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを代表するバンドとなりましたね~

26th 1983 Grammy Best New Artist

Culture Club June 2016, Full Concert Highlights, High Quality!

80年代には「カーマは気まぐれ」などヒットを量産した彼らですが、1986年にボーイ・ジョージがドラッグで逮捕されて以降は、再結成とボーイの逮捕事件が繰り返されるようになり、黄金期のようなヒットが生まれることはありませんでした。しかしながら、近年はライヴ活動が軌道に乗り、昨年はまさかの来日公演も実現!クラウドファンディングによる新作リリースも予定されるなど、目を離せない状況となってきました!

シンディ・ローパー(1985年)

Cyndi Lauper - Girls Just Want To Have Fun (Official Video)

下積み生活が長かったシンディですが、30歳にしてソロ・デビューを果たし、この曲が全米2位の大ヒットとなったことで、一躍スーパースターの仲間入り!奇抜なファッションで、80年代のミュージック・シーンを牽引してくれました!

CYNDI LAUPER with HULK HOGAN GRAMMY 1985

Cyndi Lauper - "Funnel of Love" [Official Music Video]

グラミー受賞後も、「グーニーズ」や「トゥルー・カラーズ」などヒット曲を連発したシンディでしたが、90年代以降は定期的に新作をリリースするも、なかなかヒットには至ってません。それでも、近年はブルースやカントリーに挑戦するなど新境地も開拓し、幅広い音楽性で我々を楽しませてくれてます。親日家ということもあり、震災直後に来日公演を行ってくれたのも記憶に新しいですね!

Cyndi Lauper & Boy George - Girls Just Wanna Have Fun - Beacon Theatre NY

なんと、グラミー賞最優秀新人賞を獲った者同士によるコラボレーションが、最近になって実現!シンディとボーイ・ジョージ、実力派シンガーによる最高の組み合わせですね!

シャーデー(1986年)

Sade - Smooth Operator (Official Video)

ヴォーカリスト、シャーデー・アデュのソロかと思いきや、実はバンドだった「シャーデー」。当時流行していたポップ・ミュージックとは一線を画し、ジャズやソウルを基盤としながらも、何となくミステリアスなムードを醸し出していました!この「スムース・オペレーター」が全米5位のヒットとなったことで、世界的に人気が広がりましたね~。
Billy Crystal and Whoopi Go...

Billy Crystal and Whoopi Goldberg accept the GRAMMY for Best New Artist at the 28th GRAMMY Awards on Feb. 25, 1986, in Los Angeles.

シャーデーが授賞式に参加出来なかったので、プレゼンターのビリー・クリスタルとウーピー・ゴールドバーグが代わりに受け取って終了!

Sade - Soldier Of Love (Live 2011)

グラミー受賞後も、出すアルバムは全て大ヒットを記録!但しリリースするペースは遅く、現時点で一番新しいオリジナル・アルバムである2010年発表の『Soldier of Love』は、実に前作から10年ぶりのアルバムでした!早く新作を聴きたいですよね~

ブルース・ホーンズビー&ザ・レンジ(1987年)

Bruce Hornsby, The Range - The Way It Is

スタジオ・ミュージシャンだったブルース・ホーンズビーですが、ヒューイ・ルイスの後押しもあって、30歳を過ぎてメジャー・レーベルと契約!ピアノのフレーズが印象的なデビュー曲「ザ・ウェイ・イット・イズ」で見事全米1位を獲得し、遅咲きながら世界中で知られる存在となりました。

Bruce Hornsby & the Noisemakers -The Way it Is (2016)

自らのヒット後、ドン・ヘンリーやボニー・レイットとのコラボレーションでも成功を収め、ミュージシャンや玄人ウケする存在となり、90年代にはグレイトフル・デッドのメンバーとしても活躍したブルース・ホーンズビー。それ以降、即興性のあるジャズやブルー・グラスなどへと音楽性を広げ、いまだに高い評価を得ています。現在はザ・ノイズメイカーズというバンドと共に活動しており、昨年2016年には新作アルバムもリリースしました!
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