【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在
2017年2月6日 更新

【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在

今年も、音楽業界において最も栄誉ある賞と言われているグラミー賞の季節がやってきました!中でも主要4部門は特に注目を集め、受賞したアーティストや作品のCDセールスが伸びるなど、大きな影響力があることで知られています。今回は、80年代に主要部門の一つである「最優秀新人賞」を受賞したアーティストたちを振り返ってみましょう!

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ジョディ・ワトリー(1988年)

Jody Watley - Looking For A New Love

77年にシャラマーのメンバーとしてデビューし、80年代初頭にかけてヒットを連発。しかしながら、シャラマー脱退後はなかなかソロ活動を軌道に乗せることが出来ず、この87年のソロ・デビューでようやく成功を手にしました。既にシャラマーとしての実績があったものの、ソロは別ということなのか、グラミーでは最優秀新人賞も獲得!

Little Richard at Grammy (JP sub)-笑えるリトル・リチャードのグラミー賞 日本語

SRL - Original Official Video

グラミー受賞後も、「Real Love」や「Everything」などヒットを出し続けたジョディ。近年になって、かつて在籍していたグループ、シャラマーの名前を使用する権利をジョディが取得し、「シャラマー・リローデッド(SRL)」としての活動も行ってますが、ハワード・ヒューイットやジェフリー・ダニエルらも別途シャラマー名義で活動しているので、初期シャラマーが分裂した紛らわしい状況が続いています・・・

トレイシー・チャップマン(1989年)

Tracy Chapman - Fast Car (Live 1989)

シンセサイザーなど技術の進歩に伴いデジタルな音楽が流行ったり、MTV全盛期で派手なファッションや映像が氾濫していた80年代に、社会問題を取り上げた素朴なフォーク・ソングで注目を集めたトレイシー・チャップマン。そんな彼女がこのタイミングで登場し、多くの人から共感を得るようになったのは、楽観的でバブリーだった80年代が終わろうとしているのを示唆していたのかもしれません。

Tracy Chapman - Stand by Me (Live on Letterman 2015)

弾き語りをメインとした自らのスタイルを変えることなく、音楽活動を続けているトレイシー。1997年には、グラミーのベスト・ロック・ソング賞を受賞、さらに2010年には同ベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバム賞にノミネートされるなど、常に高い評価を得ています。この2015年のパフォーマンスを観ても、新人賞を受賞した頃と変わらない圧倒的な歌唱力に脱帽してしまいます・・・

今年2017年のグラミー賞

今回は80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストたちの、その後をまとめてみましたが、いかがでしたか?もうすぐ開催される今年のグラミー賞で、最優秀新人賞を受賞するアーティストにも、長く活躍してもらいたいですね!
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