【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在
2017年2月6日 更新

【グラミー賞】80年代に最優秀新人賞を受賞したアーティストの現在

今年も、音楽業界において最も栄誉ある賞と言われているグラミー賞の季節がやってきました!中でも主要4部門は特に注目を集め、受賞したアーティストや作品のCDセールスが伸びるなど、大きな影響力があることで知られています。今回は、80年代に主要部門の一つである「最優秀新人賞」を受賞したアーティストたちを振り返ってみましょう!

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グラミー賞とは

グラミー賞(グラミーしょう、英:Grammy Awards)は、ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンス (NARAS) が主催する音楽賞。当初はグラモフォン・アウォード(Gramophone Award)と呼ばれており、現在グラミー(Grammy)とだけ呼ばれることもある。アメリカ合衆国の音楽産業において優れた作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞だが、今日世界で最も権威ある音楽賞のひとつとみなされており、テレビにおけるエミー賞、舞台におけるトニー賞、映画におけるアカデミー賞と同列に扱われる。毎年2月に授賞式が行われ、著名なアーティストによるパフォーマンスや代表的な賞の授賞の模様が全米をはじめ世界の多くの国で放映される。

主要4部門

Album of the Year(最優秀アルバム賞)
- アルバム演奏者および製作チームに授与される。

Record of the Year(最優秀レコード賞)
- シングル曲演奏者および製作チームに授与される。

Song of the Year(最優秀楽曲賞)
- シングル曲の作詞者、作曲者に授与される。

Best New Artist(最優秀新人賞)
- この1年で著しい活躍をみせた新人に授与される。正確な発売日やデビュー日時は考慮されない。
今回は、1980年代に「最優秀新人賞」を受賞したアーティストたちを振り返ると共に、その後の活躍ぶりや、現在の様子についても確認してみたいと思います!

リッキー・リー・ジョーンズ(1980年最優秀新人賞)

Rickie Lee Jones - Chuck E's in love (HD)

デビュー前から、トム・ウェイツの恋人だったことや、ローウェル・ジョージへ楽曲提供するなど、その存在は知られていた彼女ですが、このデビュー曲「恋するチャック」が全米4位のヒットとなり、一躍有名になりました!

Rickie Lee Jones - Gethsemane (Live at Celtic Connections 2016)

80年代以降もコンスタントに新作を発表し、ライヴも行っている彼女。直近では2015年にアルバム『The Other Side of Desire』をリリース。昨年のこのパフォーマンスを見ても、昔と変わらない少女のような歌声に感動させられます。昨年は来日公演も行ってくれましたし、これからもより一層活躍してくれそうですね!

クリストファー・クロス(1981年最優秀新人賞)

Sailing by Christopher Cross in 1980

デビュー曲「Ride Like the Wind」が全米2位、そしてこのセカンド・シングル「Sailing」が全米1位となるなど、華々しいデビューを飾った彼ですが、その翌年のグラミー賞では最優秀新人賞だけでなく、主要4部門を独占する快挙!

Conheçam mais, Christopher Cross em outubro de 2016 no Brasil

グラミー受賞後も、「ニューヨーク・シティ・セレナーデ(Arthur's Theme )」が全米1位になるなど、ヒットを出し続けましたが、残念ながらサード・アルバムあたりから勢いは衰えてしまいました。しかしながら、今でもライヴ活動は精力的に行っており、世界各地で大盛況。昨年のこの映像を観ても、特徴的なハイトーン・ヴォイスは健在ですよね!ちなみに今年3月には来日公演も予定されてます。

シーナ・イーストン(1982年最優秀新人賞)

Sheena Easton - Morning Train (9 to 5)

本国イギリスでは1980年にデビューし、既に成功していたシーナ。その翌年には、アメリカでのデビュー曲となった「モーニング・トレイン(9 to 5)」がいきなり全米1位になるなど、目覚ましい活躍を見せてくれました!

Strut - Sheena Easton (live) #2 @ Canada Day 2016 - Vancouver Canada Place

グラミー受賞後も、「For Your Eyes Only」「Telefone」「Strut」などヒット曲を連発しましたが、90年代以降はヒットに恵まれず、2001年以降は新作のリリースも無く、寂しい状況に。但し、ライヴ活動は継続しており、昨年は来日もし、『ベストヒット80’s ミーツ シンフォニー』というイベントにゲスト出演してくれました。キュートな歌声は、今でも十分魅力的です!

メン・アット・ワーク(1983年最優秀新人賞)

Men At Work - Down Under

「ノックは夜中に」「ダウン・アンダー」の2曲が立て続けに全米1位となり、オージー・ロック(オーストラリアのロック)を世界に広めた彼らの勢いは凄まじかった!
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