暴走族が舞台となっていますが、いわゆるヤンキー漫画とは一線を画し、複雑な環境に置かれた少年少女の心の機微が切ないほどに描き出されています。繊細な描写の画風も澄んだ十代の心を余すところなく表現していて、作品を手に取ればいつでも私たちを“あの頃”に連れ出してくれます。
和希とハルヤマ
主人公 宮市和希(みやいち かずき)14歳
2歳の頃に父親が亡くなり、母親と二人暮らし。高校生の時からの恋人と不倫をしている母親を嫌悪し、非行の道へ。母から愛されていない、自分は誰からも必要とされていないと感じている。
2歳の頃に父親が亡くなり、母親と二人暮らし。高校生の時からの恋人と不倫をしている母親を嫌悪し、非行の道へ。母から愛されていない、自分は誰からも必要とされていないと感じている。
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春山 洋志(はるやま ひろし)16歳
母親が再婚し、養父や父親が違う弟との間で居場所が見つけられず、一人暮らし。
高校へは行かずガソリンスタンドでバイトをしている。
地元の暴走族「MAD SPECIAL THE NIGHTS」(通称NIGHTS:ナイツ)に所属し、特攻隊長をしている。
母親が再婚し、養父や父親が違う弟との間で居場所が見つけられず、一人暮らし。
高校へは行かずガソリンスタンドでバイトをしている。
地元の暴走族「MAD SPECIAL THE NIGHTS」(通称NIGHTS:ナイツ)に所属し、特攻隊長をしている。
主なあらすじ
母親に愛されていないと感じる少女・和希が暴走族に入り、そこで出会った少年・ハルヤマに次第に惹かれていく物語。
ハルヤマも同じように家族との間に悩みを抱えており、それを振り切るかのように族とバイクにのめり込んで行く。
やがてお互いを大切な存在だと感じるようになるが、自分の衝動にブレーキをかける存在となった和希に対し、ハルヤマは苛立ちを感じ始める…。
ハルヤマも同じように家族との間に悩みを抱えており、それを振り切るかのように族とバイクにのめり込んで行く。
やがてお互いを大切な存在だと感じるようになるが、自分の衝動にブレーキをかける存在となった和希に対し、ハルヤマは苛立ちを感じ始める…。
傷つけ合い戸惑いながらも、惹かれあっていく二人の姿…切なさ満載です。
それぞれが置かれた環境に悩み、時にはそこから逃げ出しながらも向き合おうとする苦悩の姿は、多感だった十代の心に確かに響きました。
少なからず抱えていた悩みや切ない恋心を、和希とハルヤマに重ねたものです。
それぞれが置かれた環境に悩み、時にはそこから逃げ出しながらも向き合おうとする苦悩の姿は、多感だった十代の心に確かに響きました。
少なからず抱えていた悩みや切ない恋心を、和希とハルヤマに重ねたものです。
名場面
和希が母親に、自分への愛情を確認しに行った場面。なかなか答えない母親に対して放たれた、ハルヤマの一言。
これは…!涙もんです。
これは…!涙もんです。
これも名台詞ですね。
草食系とはほど遠いハルヤマさんです。
草食系とはほど遠いハルヤマさんです。
via img03.ti-da.net
対立していた族との最後の抗争に出掛ける前、飼っていた猫に和希への伝言を伝えるハルヤマ。
このシーンも、どれだけの女子を泣かせたことでしょう!
このシーンも、どれだけの女子を泣かせたことでしょう!