【阿久悠】ヒットチャートを席巻!作詞した曲が16曲チャートインした1977年12月5日
2022年12月17日 更新

【阿久悠】ヒットチャートを席巻!作詞した曲が16曲チャートインした1977年12月5日

阿久悠が作詞を手がけた楽曲は、5,000曲以上と言われています。特に1970年代が多く、当時オリコンシングルチャートの上位に多くの曲が登場しました。その一例が1977年12月5日。ピンクレディーや沢田研二の全盛期で、年末の賞レースで盛り上がっていた頃です。100位以内にチャートインしたのは全16曲。上位から順に見てみましょう。

443 view

東京物語 / 森進一

26位 勝手にしやがれ / 沢田研二

『勝手にしやがれ』は、沢田研二の19枚目のソロシングルで、その年の第19回日本レコード大賞大賞を受賞しました。彼のソロでは、誰もが知る最も有名な曲と言っても過言ではないでしょう。

「行ったきりなら幸せになるがいい」のところで帽子を投げる仕草「アア アア」のところで両手を上げて体をうねらせる振りは、あまりにも有名です。因みに曲名は、1959年のフランス映画『勝手にしやがれ(À bout de souffle)』が由来です。

勝手にしやがれ / 沢田研二

33位 ワインカラーのときめき / 新井満

新井満は、大学卒業後に電通に就職。その傍ら、音楽や小説の創作活動も行っていました。その一環で、カネボウのCMソングとして自ら歌った『ワインカラーのときめき』が大ヒット。作曲は、森田公一です。

その後、新井は、1988年に『尋ね人の時間』で芥川賞を受賞。後年、秋川雅史が歌って有名になった『千の風になって』は、新井が作曲と日本語訳詞を手がけた作品です。

ワインカラーのときめき / 新井満

39位 渚のシンドバッド / ピンク・レディー

『渚のシンドバッド』は、ピンク・レディーの4枚目のシングルで、オリコンシングルチャートでナンバーワン、売上枚数でミリオンセラーを記録しました。1977年の年間チャートでも第1位に輝いています。本曲から『カメレオンアーミー』まで9作連続ナンバーワン『モンスター』まで5作連続ミリオンセラーを達成しました。

渚のシンドバッド / ピンク・レディー

42位 宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお

「アニメソング界の大王」の異名を持つ、ささきいさおの代表曲で、文字通りテレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のオープニングテーマです。作曲・編曲は宮川泰で、エンディングテーマの『真赤なスカーフ』も同じ布陣で制作されました。

この時期のアニメソングとしては珍しく、チャート上位にランクインした楽曲です。その後、高校野球の応援歌の定番曲となり、令和となった現代でも、たびたび演奏されています。

宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお

45位 ボタンを外せ / 西城秀樹

阿久悠と三木たかしの作詞・作曲コンビは、1976年から1977年にかけて、西城秀樹7曲連続で楽曲提供しました。最初の曲が『君よ抱かれて熱くなれ』、最後の曲が22枚目のシングル『ボタンを外せ』です。

本曲は、日本レコード大賞の大賞候補10曲に選出され、紅白歌合戦でも歌われました。

ボタンを外せ / 西城秀樹

48位 能登半島 / 石川さゆり

『能登半島』は、石川さゆり1977年に発表した "旅情3部作" の2曲目で、5月10日のリリースです。姓が "石川" だったことから、阿久悠が「次は出身地の曲を書くから」と言って書いた曲です。実際には、石川さゆりの出身地は熊本県で、翌年リリースした『火の国へ』で "出身地ソング" が実現しています。

紅白歌合戦で初めて歌ったのは、26年後の2003年のことです。

能登半島 / 石川さゆり

69位 薔薇とピストル / ギャル

48 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

【阿久悠&三木たかし】史上最強の作詞作曲コンビ!全458作品の中から名曲7選

【阿久悠&三木たかし】史上最強の作詞作曲コンビ!全458作品の中から名曲7選

昭和歌謡を代表する作詞家・阿久悠と作曲家・三木たかし。二人がコンビを組み、生み出した作品は全458曲に上ります。2007年に阿久悠が、2009年に三木たかしが相次いで亡くなりましたが、今も二人の曲は歌い継がれ、日本人の心に生き続けています。数多ある作品の中から、今回は昭和にヒットした7曲をご紹介します。
izaiza347 | 478 view
1977年デビューのフレッシュ3人娘(清水由貴子・榊原郁恵・高田みずえ)の活躍と現在は?

1977年デビューのフレッシュ3人娘(清水由貴子・榊原郁恵・高田みずえ)の活躍と現在は?

1977年デビューの清水由貴子さん、榊原郁恵さん、高田みづえさんはフレッシュ3人娘と言われていました。健康的で太陽のように明るいイメージの3人ですので、さぞやフレッシュだったことでしょう。そんなフレッシュ3人娘は多様な道を歩んでいきました。そんなフレッシュ3人娘の活躍や現在についてご紹介します。
そうすけ | 694 view
聴きなおしシリーズ!【1977年・昭和52年】のヒット曲ベスト10を振り返る

聴きなおしシリーズ!【1977年・昭和52年】のヒット曲ベスト10を振り返る

1977年のTOP10では、とにかくピンクレディーが大大大活躍しています!読んで頂くと判るのですが、この年がピンクレディーの絶頂期ではないかと思われるくらいです。そんな1977年のヒット曲をさっそく聴きなおしてみましょう(^^)/
つきねこ | 2,119 view
「UFO」で大賞を受賞した78年以来39年ぶり!ピンク・レディーが日本レコード大賞に出演決定!!

「UFO」で大賞を受賞した78年以来39年ぶり!ピンク・レディーが日本レコード大賞に出演決定!!

昭和を代表するアイドル「ピンク・レディー」がレコ大に戻ってきます!TBS系で12月30日に放送される「第59回 輝く!日本レコード大賞」に、ピンク・レディーが出演することが明らかとなりました。同番組への出演は1978年以来、実に39年ぶりの快挙!
隣人速報 | 1,116 view
音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする第二弾!「昭和歌謡がくれた季節(男性編)」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"でミドルエッジがお届けする第二弾!「昭和歌謡がくれた季節(男性編)」をご紹介!

音楽配信サイト"AWA"で公式プレイリスターとして情報提供しているミドルエッジがお届けする「‘70 ‘80 ‘90 Best」シリーズ!今回はその集大成と言える第二弾!(今回は‘60もあるよ!)「昭和歌謡がくれた季節(男性編!)」に収録した63曲の一部をライナーノーツ的に紹介します。曲のチョイスは「何故この曲?」なんて堅いことは言いっこなし(笑、有線さながらのバックミュージックに使えて、そして懐かしむミドルエッジの王道を是非ご堪能ください。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト