1979/10~放送。宝塚歌劇団が出演したテレビ用作品。
宝塚バウホールでの公開収録形式の番組で光源氏が主人公の王朝物。
「宝塚テレビロマン」(放送期間1979/04/07~1980/08/30)の中で放送された!
宝塚劇団が出演&放映とは、顔ぶれがすごいところですね!Σ(・ω・ノ)ノ!
こどものころにテレビで観た「ラブパック」という作品以来のヅカです。大和和紀の漫画の舞台化で、実のところ内容はまるで覚えていないのですが「ラブパック♪ ラブパック♪ ラブパック♪」という主題歌が好きでした。ていうかわたし待ち合わせに間に合うの?乗る電車間違えてない(泣)??
— はこべ (@hakobeco) June 2, 2013
各ファンたちの感想
私の巻きロン毛わっさー男が好きなのは小学生の頃に読んだ大和和紀先生の「ラブパック」のせいと思うわ @mcym163 pic.twitter.com/ExQokmp46y
— 松田洋子 (@matuda) April 6, 2015
源氏ネタなら「ラブパック」の奔放さ闊達さこそが少女まんがのパワーだとおもうけども。
— 積読荘の住人 (@tsundokulib) July 18, 2014
こんな大御所の方のコメントも見つけました。(゚Д゚;)
『十番出来!』で名を知られている松田奈緒子さん!
大和作品は洒落てるんですよねぇ。「この中に入りたい」と熱望した小学生でした。 RT @matuda 小学生の時、『ラブパック』と『はいからさんが通る』が大好きな、まさに大和和紀チルドレンでした。マグネット筆箱も大和和紀さんのイラストだったし
— 松田奈緒子 11集 発売中ぅぅぅ!! (@mazdanaoko) May 26, 2010
「この中に入りたい」という感覚がすごいわかります。
大和和紀さんのコメディ作品は元気になってしまうような漫画であり、またそんなヒロインでありたくなってしまう内容ですもんね!
感想
プレイボーイ光源氏が初恋の君だと気づいた菜々はショック受けますが、また疾風の登場に心惹かれていく菜々の心情がとても面白かったです。
自分が夜盗・疾風だと気がつき、自覚し始めた源氏の君の辺りの下りから泣かされます。
でもヒロインの持ち前の明るさがちょうどいい塩梅にコメディに仕立て上げてくれるその大和和紀さんの手腕はすごいものです。亡き母親の怨霊がそのような行為をやめるよう説得するが聞き入れない源氏の君は、怨霊に襲われれ命をも失いかけたが、菜々の存在により助かった。
一方、疾風と源氏の君が同一人物だと知らない菜々は、2人の間で板ばさみになり悲嘆に暮れる。
ここがミソですね。これだから少女漫画はひきつけてやまない…!
そんな中、怨霊の仕業によって姫に協力なライバルが現れ心乱れたかと思う間もなく、疾風の正体は源氏の君だと突き止めた検非違使の逮捕劇によって、疾風である源氏の君は生死もわからぬまま行方知れずになってしまう。姫と源氏の君の恋の行方は?!
どうなってしまうのかというと、一応ハッピーエンドを迎えます。
最後まで読む人をドキドキハラハラそしてキュンさせられるストーリー構成さながらも、たくましい疾風というキャラクターにぞっこん惚れちゃった読者の方もおられるのではないでしょうか。
それほどに疾風は魅力でしたね。