機動戦士ガンダム(1年戦争)のモビルスーツたち
2017年4月19日 更新

機動戦士ガンダム(1年戦争)のモビルスーツたち

機動戦士ガンダム一年戦争のモビルスーツ。どれも懐かしい連中ですよね。これ憶えてないというような機体までモビルアーマーも含めて可能な限り紹介してみたいと思います。 かなり長い記事になると思いますがお好きな方、時間のある方は読んでみてください。

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MSM-07S ズゴック 指揮官型 シャア・アズナブル大佐機

MSM-07S ズゴック 指揮官型 シャア・アズナブル大佐機

本機体はMSM-07の指揮官用の改良バージョンであり、キシリア・ザビ少将配下に転属したシャア・アズナブル大佐専用のチューニングが施されていた。
ズゴックには、ジェネレーターの高出力化、機動性の強化、装甲の軽量化などを施したS型 (MSM-07S) も存在し、初期は指揮官用として生産されていたが、一年戦争末期には一般兵向けの量産機も全てS型に生産が移行されている。初期生産S型の中では、赤く塗装されたシャア・アズナブル専用機が有名で、同機はジャブロー攻略戦で活躍した。
ジャブローでの活躍は見事だった。シャアが妹セイラと出会ってしまうシーンも印象的だったけどガンダムを翻弄しながらの退却戦はさすがシャアという見ものだった。これもやはり赤く塗装されていたよな。

MSM-10 ゾック

水陸両用試作型モビルスーツ MSM-10 ゾック

水陸両用試作型モビルスーツ MSM-10 ゾック

キャリフォルニアベースのドライドックで建造された砲撃戦を主体とした水陸両用超重MS。モビルアーマー構想の過渡期に設計された機体であるため、きわめてモビルアーマー的要素が強いMSとなっている。通常MSの4倍以上の出力の熱核反応炉を搭載し、頭部フォノンメーザー砲1門、胴体両肩部4門×2の計8門のメガ粒子砲を装備している。脚部は歩行には使用できず、陸上では脚部の熱核ジェットエンジンによるホバーユニットのみで移動を行う。
ジオン公国軍の試作型水陸両用モビルスーツ (MS)。機体色はペールグリーン。
MSにしては珍しく、前後対称の容姿を持つ。両肩に4門、前後合わせて計8門のメガ粒子砲を装備している。頭頂部にあるものはフォノンメーザー砲1門と公称されているが、実際はメガ粒子砲とであるとする資料もある(しかし劇中では頭頂部にある肩部メガ粒子砲と同型の部位からではなく、その周囲のスリットから光線を発射している)。これらの武装を稼働するため、一年戦争当時としては破格の、ザクIIの4倍近くの出力を持つ大出力ジェネレーターを搭載している。メガ粒子砲は連射も可能で連邦軍MSのビームライフルに匹敵し、1機で公国軍一個中隊のMSに匹敵する火力を有する。
しかし、これらの装備は機体の大型化と重量の増大をもたらし、機動性の大幅な低下を引き起こした。機体を支える脚部は歩行能力がなく、熱核ジェットエンジンによるホバーで移動を行う。緊急時は、脚部スラスターによる飛行で移動し、ジャンプ力はザクIIの数倍といわれている。前後対称の容姿(武装)を持っている理由は、運動性が低く、左右に移動する敵機の機動性に追いつけないためとも言われている。
腕部に爪(クロー)が装備されているが、武装としては飾りに近い。アンカーとしての使用が考えられていたらしい。このため、MSというよりは移動砲台に近い機体である。これはモビルアーマー (MA) への過渡期に設計されたためで、生産計画では、小型MAとしての位置づけとなっている。
建造はキャリフォルニアベースのドライドックで行われた。熱核水流ジェットによる推進速度等の性能は良好だった。クチバシと俗称されるフェアリングシェル(整流殻)を可変式とし、角度を変化させることによって水中での機体周辺の抵抗・流体特性を調節しており、水陸両用MSの中では最高の整流効果となっている。
量産化の計画があったが、実際には試作機として3機が製造されたのみである。2号機はジャブロー攻略戦に実戦参加したが、目立った戦果もなくガンダムに撃破されている。残る2機は、北大西洋潜水艦隊「マンタレイ」にグラブロとともに配備され、実戦テストが行われた。このうち、1号機は輸送中に対潜攻撃機の攻撃により、潜水艦ごと撃破されている。3号機の所在は不明(回収説あり)で、3機以外の機体(バリエーション)の存在が噂されているが、真偽は不明とされる。
こいつどっちが前なの?コックピットはどうなってるの?シャアは嫌いだったみたいだがジャブローでのシャアの退却を援護していた。それ以外の記憶はなし。

MSN-02 (MS-X16, MSN-X2) ジオング

MSN-02 (MS-X16, MSN-X2) ジオング

MSN-02 (MS-X16, MSN-X2) ジオング

ジオング
ZEONG
型式番号 MSN-02
全高 17.3m
頭頂高 不明/23m(脚部装備状態:39m
本体重量 151.2t
全備重量 231.9t/159t
装甲材質 超硬スチール合金
出力 9,400kw
推力 187,000kg
センサー
有効半径 81,000m
最高速度 マッハ9
武装 有線制御式5連装メガ粒子砲×2
頭部メガ粒子砲×1
腰部メガ粒子砲×2
搭乗者 シャア・アズナブル
「ジオン公国軍」の試作機で、同軍が開発した最終型のMSという位置づけにある。特殊な素養を持つ「ニュータイプ」パイロットに対応した操縦および火器管制システム「サイコミュ」を標準装備している。劇中ではまだ両脚のない未完成状態で、脚の代替として大型の推進器を内蔵していた。劇中未登場である完成状態は「パーフェクト・ジオング」とも呼ばれ、脚を含む全高は通常のMS(18メートル程度)の倍以上ある38メートルにも達する。
『機動戦士ガンダム』の終盤において、ジオン軍大佐「シャア・アズナブル」が搭乗し、主人公「アムロ・レイ」が搭乗する「ガンダム」と死闘を繰り広げる。
ジオン公国軍はニュータイプの可能性に着目しており、開発を続けていたサイコミュ兵器は一年戦争末期、ブラウ・ブロ、エルメスの完成でようやく実用化に漕ぎ着けたが、この時点では装置が大型だったため、モビルアーマー (MA) サイズの機体にしか搭載できなかった。しかし、ザクIIに代わる主力MSに搭載すべくMS-16Xの型式番号を与えられ、「ジオン」の名を冠したジオングとして開発が進められた。
開発にあたりザクIIをベースとしたテスト計画「ビショップ計画」によってサイコミュ試験用ザクが試作され、貴重なデータを収集した。しかし、サイコミュシステムの小型化が十分でなくMS-16Xは一般的なMSの2倍近い全高となり、MAに近いサイズのMSとして設計が進められた。実戦機と試作機を含む3機製造され、同時に脚部も開発されたが最終戦に間に合わなかった。また、無線サイコミュでの機体プランも予定されていた。
そういえばシャアがジオン軍人として最後に乗ったのはこの機体だったっけ。何のかんの言いながらも結構な戦果を挙げていたよね。ガンダムとの相打ちは最終局面においては盛り上がった戦闘で、その後の生身でのアムロとのやりあいはやはり必然だったんでしょ。

MAX-03 アッザム(モビルアーマー)

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アッザムは、月面に配備されていた移動式対地攻撃兵器G87ルナタンクを元に開発された「移動式重機関砲座」である。最大のスペースを占めていた機体下部の燃料タンクに代わって、大出力のジェネレーター4基、ミノフスキークラフト、主武装の換装、アッザム・リーダーなどが搭載された。更にバーニアを廃しホバーエンジンを搭載、4基の接地用ダンパーを設置するなど、重力下でも使えるように再設計されている。また、使用目的に合わせてコクピットも改修された。乗員は操縦士と射撃手の2名であるが、非常時にはオートパイロット機能を使用して1名での運用も可能であった。
ジオン公国軍の試作型モビルアーマー (MA)。型式番号「MAX-03」に後のモビルアーマーと同じく「MA」の2文字が含まれているが、MAという兵器体系が確立する前に開発・製造された機体である。
比較的序盤で登場した機体。マ・クベ大佐の座乗機だった。キシリアも一度同乗していたような・・・モビルアーマーというより砲台付きの移動指令所みたいな感じだったな。ガンダムにコテンパンにされてたし・・・

MA-04X ザクレロ(モビルアーマー)

宇宙戦用試作型モビルアーマー MA-04X ザクレロ

宇宙戦用試作型モビルアーマー MA-04X ザクレロ

高速で移動し、拡散メガ粒子砲で敵機を撃破、および敵の視程外から強力な加速力で勢いをつけ、大質量と相対速度を利用してすれ違いざまに巨大なヒート・ナタで敵機を叩き切るというコンセプトで開発に着手した。そのため機体下部の2基の大型バーニアユニットにより推進し、そのバーニアユニットの前部と機体後部に2基ずつ設けられた姿勢制御バーニアで機体を制御する。
ジオン公国の宇宙戦用試作型MA(モビルアーマー)。
MIP社により、キャリフォルニアベースにおいてビグロやグラブロに先駆けて開発された宇宙戦用MAである。数度に渡る設計変更や開発メーカーの不手際などが重なり、大幅に遅れて完成した。高速で移動し、拡散メガ粒子砲で敵機を撃破、および敵の視程外から強力な加速力で勢いをつけ、大質量と相対速度を利用してすれ違いざまに巨大なヒート・ナタで敵機を叩き切る(要領としてはプロレス技のラリアットのように)というコンセプトで開発に着手した。そのため機体下部の2基の大型バーニアユニットにより推進し、そのバーニアユニットの前部と機体後部に2基ずつ設けられた姿勢制御バーニアで機体を制御する。推進力はあったが機体の運動性能の向上は望めなかったため制式採用には至らず、宇宙空間でのテストを前に開発途中で放棄された。軍が機体性能に疑問を持ったため型式番号を与えなかったとも言われていたが、その後MA-04Xという型式番号の存在が広く知られている。なお、一年戦争当時のビグロ等の標準的なMAに較べれば小型であり、後記する外見も含め異彩を放つ存在である。
上官の敵討ちのためなんて軍の中であり?みたいな話しだったけどジオンの兵士はどうも男々したのが多いようでなんか普通に見ていた。しかしこいつ強かったな~。

MA-05 ビグロ(モビルアーマー)

148 件

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  • 2021/8/30 12:23

    ザクIIの解説に間違いがあります。
    初期に生産され対核戦争装備があるものがC型(オリジン版のザク)、C型から核戦争用装備を外したのがF型(ガンダム本編等、宇宙で登場)、F型から宇宙用の装備を外したのがJ型です(ガンダム本編等、地球で登場)。

    🤖 2020/8/31 12:55

    モビルスーツのソードアクションは日本舞踊からきたものらしいです

    すべてのコメントを見る (2)

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