「それでも目立っていたのだろうか、
中学には私の存在を全否定する数学の先生がいた
50点程度の私だけを皆の前で立たせて「何だこの点数?」と棒で殴る
こづくとかじゃない
血がにじむぐらいに殴る
今なら大問題でしょう
それで数学が嫌いになった
今でも教職に就いているらしいけど会って問いただしたい
「何であんなことしたんですか?」って
この時期に数学の抜き打ちテストがあって私は初めて名前だけ書いて出した
本当に何も分からなくなっていたのだ
その先生は鼻先でせせら笑う
私はさらに学校が嫌いになり
今でいう引きこもりになる
最悪でした」
しかしたとえ学校は休んでも
空手の稽古だけは休まなかった
週3回3時間
上は高校生から下は幼稚園児まで40~50人ぐらいが一緒に練習する
自衛隊だから礼儀には厳しいし
練習はキツかった
しかし一家が離れ離れになった後
唯一、長与を認めてくれた場所
居場所だった
白帯から始まり
色帯を進級していき
最終的には初段、
全自衛隊の九州大会に出るようにまでなった
空手の稽古だけは休まなかった
週3回3時間
上は高校生から下は幼稚園児まで40~50人ぐらいが一緒に練習する
自衛隊だから礼儀には厳しいし
練習はキツかった
しかし一家が離れ離れになった後
唯一、長与を認めてくれた場所
居場所だった
白帯から始まり
色帯を進級していき
最終的には初段、
全自衛隊の九州大会に出るようにまでなった
via ikibeach.com
また学校でソフト部に入っていた
キャッチャーで4番
この練習にも欠かさず出ていた
キャッチャーで4番
この練習にも欠かさず出ていた
「ここで得た友人は今でも財産
学校に行かない時期にもソフトの練習はちゃんと通ってた
それも今考えればおかしな話だけど
空手とソフトがなければ本当にどうなっていたか分からない」
「お母さんに会いにいこう」
via job.goo.ne.jp
長与が学校に行かないため親戚は父親に連絡した
「もう面倒を見切れない」
「もう面倒を見切れない」
父は
出稼ぎ先から戻ってきて
小さな家を借りて2人での生活が始まった
最初の夜
長与は父がつくったすき焼きををテーブルごとひっくり返した
「こんなもん食えるか!」
出稼ぎ先から戻ってきて
小さな家を借りて2人での生活が始まった
最初の夜
長与は父がつくったすき焼きををテーブルごとひっくり返した
「こんなもん食えるか!」
「何で今まで何で私のこと放ってこれたの?という気持ちでいっぱいだった」
突然、父はいった
「大阪に行こう」
「お母さんに会おう」
「大阪に行こう」
「お母さんに会おう」
長与は
まず母のアパートを訪れた
建物をみた瞬間、胸がいっぱいになった
母はとても小さな古いアパートに住んでいた
その後、
働いている店を父と訪れた
つましいバーで母は客に頭を下げていた
4年ぶりの再会だった
父から何も聞かされていなかった母は驚いたが
娘の突然の訪問を喜んだ
母が仕事が終わった後
3人で焼き肉を食べに行った
「お前には本当に申し訳のないことをした
また家族全員で一緒に生活できるためにはどうしたらいいのか
それを必死になって考えるから
すまなかった」
父と母は謝罪した
まず母のアパートを訪れた
建物をみた瞬間、胸がいっぱいになった
母はとても小さな古いアパートに住んでいた
その後、
働いている店を父と訪れた
つましいバーで母は客に頭を下げていた
4年ぶりの再会だった
父から何も聞かされていなかった母は驚いたが
娘の突然の訪問を喜んだ
母が仕事が終わった後
3人で焼き肉を食べに行った
「お前には本当に申し訳のないことをした
また家族全員で一緒に生活できるためにはどうしたらいいのか
それを必死になって考えるから
すまなかった」
父と母は謝罪した
「その時ですよ
すべてが変わったのは
「私、何やってるんだろう?」って
父と母がここまで必死になっているのに自分は何をやっているのか
殻にとじこもったままだけじゃないかと」
「自分から変わらなきゃいけない」
「自分から変わらなきゃいけない」
鹿児島に戻った長与は父に言った
「もう私、大丈夫だから
元のように働きに戻ってもいいよ」
そうして母の妹夫婦の家に預けられた
長与は「家族の一員」としてがんばった
叔母を「姉さん」と呼び家事を手伝った
そして学校も休まずに通うようになった
鹿児島に戻った長与は父に言った
「もう私、大丈夫だから
元のように働きに戻ってもいいよ」
そうして母の妹夫婦の家に預けられた
長与は「家族の一員」としてがんばった
叔母を「姉さん」と呼び家事を手伝った
そして学校も休まずに通うようになった
「帰る場所がやっとできたという気持ちでした」
koryu 2018/11/25 08:33
スゴいわ。