聴けば街並みが目に浮かぶ…東京の街を歌ったJ‐POP【新宿編】
2018年8月15日 更新

聴けば街並みが目に浮かぶ…東京の街を歌ったJ‐POP【新宿編】

大都会の華々しさと裏路地の哀愁が交錯する街・新宿。70年代頃より高層ビルが林立し、盛り場と化していったこの街は、これまで数多くのアーティストの創作意欲を刺激してきました。そこで今回は、新宿を舞台にしたJ‐POPの名曲を紹介していきます。

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新宿の女(藤圭子)‐1969年

新宿の女(藤圭子)

新宿の女(藤圭子)

「演歌の星を背負った宿命の少女」のキャッチフレーズでデビューした藤圭子のファーストシングル。

ネオンぐらしの 蝶々には♪
やさしい言葉がしみたのよ♪

当時18歳。どこか影のある雰囲気とずしりと重みのある声ゆえか、既にこの時から「夜」の歌が堂に入っています。

命預けます(藤圭子)‐1970年

新宿三丁目駅と東新宿駅の中間地点にある花園神社。江戸時代、新宿が宿場町として栄え始めた頃から、街の守り神としてその発展を見守り続けてきたこの古き良き神社には、大都会の喧騒を忘れさせてくれる密やかな雰囲気が漂っています。

そんな花園神社付近の落ち着いた街並みが目に浮かぶような、情緒たっぷりの歌謡曲がこの藤圭子4枚目のシングル『命預けます』です。
命預けます(藤圭子)

命預けます(藤圭子)

流れ流れて東京は♪
夜の新宿花園で♪

この歌が歌われたのは今から48年前。その頃と比べて新宿の街並みはすっかり様変わりしていますが、しかし、この花園神社付近は、賑やかなJR新宿駅の周辺や歌舞伎町と比べて、どこか寂しく憂いを帯びていて、いまだ藤圭子の歌声が良く似合います。

新宿・みなと町(森進一)‐1979年

新宿・みなと町(森進一)

新宿・みなと町(森進一)

「新宿に港なんてなくない?」と思うかも知れませんが、これはあくまで物の喩え。当時、既に盛り場として活況を呈していた新宿は多くの人が離れ、戻っていく港のような場所なので、このタイトルにしたのだとか。歌詞の中でも、流れ者たちが身を寄せ合い、慰め合い、酒を酌み交わす…そんな哀愁の街として歌われています。

思い出に間にあいたくて(松任谷由実)‐1987年

TBS系でバブル期に放送された4話構成の連像ドラマ『涙日記』。若き日の山田邦子と織田裕二が出演した同作の挿入歌として使われたのが、松任谷由実のアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』の収録曲『思い出に間にあいたくて』でした。
ダイアモンドダストが消えぬまに/松任谷由実

ダイアモンドダストが消えぬまに/松任谷由実

1. 月曜日のロボット
2. ダイアモンドダストが消えぬまに
3. 思い出に間にあいたくて
4. SWEET DREAMS
5. TUXEDO RAIN
6. SATURDAY NIGHT ZOMBIES
7. 続 ガールフレンズ
8. ダイアモンドの街角
9. LATE SUMMER LAKE
10. 霧雨で見えない
歌の冒頭には「10番線は最終電車」という歌詞がありますが、これは新宿駅の10番線(おそらく山手線)をイメージしたのだとか。最終電車に乗れば、彼のもとに間に合ったのに、あえて電車に乗らなかった微妙な女心を歌っています。

新宿純愛物語(仲村トオル&一条寺美奈)‐1987年

新宿純愛物語(仲村トオル/一条寺美奈 )

新宿純愛物語(仲村トオル/一条寺美奈 )

『ビー・バップ・ハイスクール』で人気絶頂だった頃の仲村トオルが主演を務めた映画『新宿純愛物語』の主題歌だった同曲。デュエットの相手をつとめた一条寺美奈は、中山美穂が演じる予定だった『新宿純愛物語』のヒロイン役に、中山が降板したため急きょ公募で抜擢された新人女優。映画は不発で、楽曲も大してヒットせず散々なデビューを飾った後、この年限りで引退してしまいました。

金色のライオン(川村かおり)‐1990年

1970年代から高層ビルが次々と建てられ、1990年代までには一大繁華街へと変貌を遂げた新宿。その変わりゆく街並みに一抹の寂しさを込めて歌ったのが、川村かおり6枚目のシングル『神様が降りて来る夜』に収録されていた『金色のライオン』です。
神様が降りてくる夜(川村かおり)

神様が降りてくる夜(川村かおり)

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