京都新聞杯
休み明けではあったが、春からのライバルロイヤルタッチ・イシノサンデーらを退け勝利している。
最後の1冠 菊花賞
レースを中団で進めていたダンスインザダークと武騎手だったが、勝負どころの3コーナー過ぎで先行集団から下がってきた馬に進路を阻まれ動けなくなり、直線では後方集団まで下がってしまう。絶望的な位置に見られたが鞍上の絶妙な手綱さばきで空いたインを突き、直線半ばで徐々に外に出し差し切るという、見ごたえのあるレースで最後の一冠を制覇した。よほど会心のレースであったのか普段冷静な武騎手もゴール板後、大きくガッポーズをした。最後の3ハロンは長距離戦では破格の33秒8というタイムであった。橋口調教師も「並みの騎手であれば3着どまりであった、今回は武騎手だからこそ勝てた」っと称賛している。
一気にダービーの無念を晴らした。ダンスインザダーク。武豊珍しくガッツポーズ、やったやったやった、武豊ガッツポーズ。うわーすごい脚だ。ダービーの無念を一気に晴らすゴール前、すんごい脚! #keiba
— 杉本清bot (@sugimotokbot) February 3, 2016
引退そして種牡馬へ
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となった。代表産駒にデルタブルース、ツルマルボーイ、ザッツザプレンティ、スリーロールスなどがおり、サンデーサイレンスの後継種牡馬の1頭となっている。2004年の全日本種牡馬リーディング2位、2006-07年オセアニア種牡馬リーディング4位の実績がある。
しかしツルマルボーイが4シーズンで種牡馬としての供用を打ち切られ、ザッツザプレンティはシーズン3年目の種付け頭数が5頭となり、その後の2010年に種牡馬引退、デルタブルースは引退後乗馬になるなど、ダンスインザダーク自身は有力な後継種牡馬を出せていない。なおダンスインザダーク産駒では、他にダイタクバートラム、タガノマイバッハらが種牡馬入りしている。
産駒はダートでの実績には乏しいが、芝の中〜長距離を得意とし、特に3000m以上の距離では良績を残している。また、重馬場や深い芝を得意とするパワータイプの産駒も多い。