新しい時代の始まり
ローリング・ストーンズの永い歴史の中でも充実した作品を連発した70年代。その素晴らしい作品をひもといてみます。
ローリング・ストーンズを結成し、初代のリーダーでもあったブライアン・ジョーンズの死という暗い出来事で幕を下ろした1969年でしたが、開けて1970年からは新たな展開が始まります。
'70年代に入ってストーンズは、まずビジネス上の二つの問題解決に苦心する。ひとつは、自分たちの新しいレーベルの立ち上げ。そしてもうひとつは、'60年代の後半にグダグダになってしまっていた財務状況の立て直し。前者に関連して前マネージャー、アレン・クラインとの代理人契約解消に多少モタついたが、かつて憧れていた米国のレコード会社、チェスの創業者の息子マーシャル・チェスを代表にした新レーベル「ローリング・ストーンズ」を、やはりファンだった米国のアトランティック・レコーズ傘下に設立することができた。後者に関しては、英国の高い税率から逃れるために、メンバーがいったんフランスに移住するという「税金逃れのための国外移住(tax exile)」という手段を選ばざるを得なかった。
そして、ローリング・ストーンズ・レコードの第一弾として、名盤中の名盤「スティッキー・フィンガーズ」を発表します。
ローリング・ストーンズは、70年代に6枚のスタジオアルバムを残していますが名盤揃いです。
相変わらずスキャンダルには見舞われたものの、音楽的には実りの多い10年間となっています。
ローリング・ストーンズは、70年代に6枚のスタジオアルバムを残していますが名盤揃いです。
相変わらずスキャンダルには見舞われたものの、音楽的には実りの多い10年間となっています。
スティッキー・フィンガーズ
一般的なイメージとしてのローリング・ストーンズらしいアルバムと言えるのではないでしょうか。
このアルバムからブライアン・ジョーンズの後任としてフルに加入したミック・テイラーの華麗なギターが冴えまくっています。
「スティッキー・フィンガーズ」は、アメリカで8週連続でチャート1位を記録しています。
また、アルバムにも収録されているシングル「ブラウン・シュガー」は3月にリリースされ、アメリカで1位、イギリスで2位と大ヒットしました。
ジャケットには当初本物のジッパーがつけられており、猥褻であるということで物議をかもしました。
因みにアートワークは、アンディ・ウォーホルです。
このアルバムからブライアン・ジョーンズの後任としてフルに加入したミック・テイラーの華麗なギターが冴えまくっています。
「スティッキー・フィンガーズ」は、アメリカで8週連続でチャート1位を記録しています。
また、アルバムにも収録されているシングル「ブラウン・シュガー」は3月にリリースされ、アメリカで1位、イギリスで2位と大ヒットしました。
ジャケットには当初本物のジッパーがつけられており、猥褻であるということで物議をかもしました。
因みにアートワークは、アンディ・ウォーホルです。
The Rolling Stones - Brown Sugar (Live)
The Rolling Stones performing "Brown Sugar" live in Texas, 1972. "Brown Sugar" is the first single from the album Sticky Fingers. This version of the song fe...
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メイン・ストリートのならず者
このアルバムのレコーディング中にミック・ジャガーはビアンカ・デ・マシアスと結婚し、娘のジェイドを授かりました。
その一方でキース・リチャーズは深刻なヘロイン中毒状態に陥ってしまいます(克服するまで5年ほどかかっています)。
アルバムは、フランスにあったキースの別荘で録音されたということもあってか、いつも以上にルーズなノリとダーティな音になっています。しかし、これこそがローリング・ストーンズ!
レコードでは2枚組全18曲というボリュームもありローリング・ストーンズを聞いた!という満足感でいっぱいになります。
このアルバムをローリング・ストーンズの最高傑作とするファンは多く、発表当初は批判的な評価を受けたものの、一般的にも現在ではロック史上優秀なアルバムの一つと評されています。
アメリカ、イギリス共にアルバム・チャートの1位を記録しています。
その一方でキース・リチャーズは深刻なヘロイン中毒状態に陥ってしまいます(克服するまで5年ほどかかっています)。
アルバムは、フランスにあったキースの別荘で録音されたということもあってか、いつも以上にルーズなノリとダーティな音になっています。しかし、これこそがローリング・ストーンズ!
レコードでは2枚組全18曲というボリュームもありローリング・ストーンズを聞いた!という満足感でいっぱいになります。
このアルバムをローリング・ストーンズの最高傑作とするファンは多く、発表当初は批判的な評価を受けたものの、一般的にも現在ではロック史上優秀なアルバムの一つと評されています。
アメリカ、イギリス共にアルバム・チャートの1位を記録しています。
Rolling Stones - Tumbling Dice (From "Ladies & Gentlemen" )
http://store.eagle-rock.com/title/ladies-and-gentlemen/ For more info - http://www.eagle-rock.com/artist/the-rolling-stones/#.U-sxjThwYdU "Ladies And Gentlem...
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山羊の頭のスープ
本作品はジャマイカでレコーディングされ、ファンクやニュー・ソウルの要素を取り込んだものになっています。
ゲストには、キーボードのビリー・プレストン、ニッキー・ホプキンス、イアン・スチュアートが参加しています。
アメリカ、イギリスをはじめ各国でチャートの1位となりましたが、ジミー・ミラーがプロデュースした最後の作品となっています。
このアルバムの目玉は何と言ってもアルバムからシングル・カットされた「悲しみのアンジー」でしょう。アメリカでのチャート1位をはじめ、世界的に大ヒットしています。
ゲストには、キーボードのビリー・プレストン、ニッキー・ホプキンス、イアン・スチュアートが参加しています。
アメリカ、イギリスをはじめ各国でチャートの1位となりましたが、ジミー・ミラーがプロデュースした最後の作品となっています。
このアルバムの目玉は何と言ってもアルバムからシングル・カットされた「悲しみのアンジー」でしょう。アメリカでのチャート1位をはじめ、世界的に大ヒットしています。
アメリカ人プロデューサーのジミー・ミラーのことをリチャーズは“類いまれなるリズムを生む男”と短い言葉で表現している。彼の生み出した作品からは、文化が大きく変化していた時代と同様に、ダイナミックな動きが感じられる。
The Rolling Stones - Angie - OFFICIAL PROMO (Version 1)
One of the two official promo videos for the Rolling Stones' 1973 single "Angie". It reached number 5 in the UK singles chart, and number 1 in the US Billboa...
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