70年代の「ローリング・ストーンズ」
2016年5月11日 更新

70年代の「ローリング・ストーンズ」

1963年のデビュー以来、永きにわたって世界のロック界に君臨するローリング・ストーンズ。彼らの黄金期といえる70年代の足跡を辿ってみます。

8,466 view

イッツ・オンリー・ロックン・ロール

ギタリストのミック・テイラーが参加した最後のアルバムであり、後に正式なメンバーとなるロン・ウッドがアルバム・タイトル・ナンバーである「イッツ・オンリー・ロックン・ロール」を共作しています。
また、このアルバムからミック・ジャガーとキース・リチャードの匿名である「グリマー・ツインズ」名義でプロデュースされることになります。

アルバム・チャートでアメリカ1位、イギリス2位を記録しています。
It's Only Rock'n Roll

It's Only Rock'n Roll

1974年10月18日リリース

The Rolling Stones - It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It)

The Rolling Stones' official promo video for 'It's Only Rock 'N' Roll (But I Like It)'. The track is the title single from the album It's Only Rock and Roll ...

ブラック・アンド・ブルー

このアルバムからギターのミック・テイラーに変わり、ロン・ウッドが迎え入れられています。
アルバムは、ファンク、レゲエ、ジャズなどのブラック・ミュージックの強い影響を受けていますが、キーボードのビリー・プレストンの貢献が大きいようです。

アルバムは、イギリスで2位、アメリカでは1位を4週間キープし、プラチナ・アルバムを獲得しました。
また、第一弾シングル「愚か者の涙」は世界的なトップ10ヒット曲となっています。
Black And Blue

Black And Blue

1976年4月23日リリース

The Rolling Stones - Fool To Cry

The official promo video for the Rolling Stones' 1976 single "Fool To Cry, which reached number 6 in the UK singles chart. The track features on the 1976 alb...

女たち

本作には、イアン・マクレガン(ピアノ)、メル・コリンズ(サックス)、シュガー・ブルー(ハーモニカ)、サイモン・カーク(パーカッション)が参加していますが、ほとんどのレコーディングをメンバーのみで行っています。
ミック・ジャガーがギターを多く演奏し、準メンバーであるイアン・スチュアートがほとんど参加していないアルバムでもあります。

アート・ワークは、ピーター・コリストンが担当しています。パーマのカタログの顔部分が切り抜かれたカバーの中に、ストーンズのメンバーと各界の有名人の写真が印刷されていましたが、モデルになっていた女性たちから法的手段に訴えるとされ、メンバーの写真のみに差し替わっています。

アルバム・チャートは、アメリカで1位、イギリスで2位を記録しています。
Some Girls

Some Girls

1978年6月9日リリース

The Rolling Stones - Miss You

The official promo video for the Rolling Stones' 1978 single, 'Miss You'. The song is from the 1978 album Some Girls and was composed by Mick Jagger and Keit...
ローリング・ストーンズの永い歴史の中でも、収録されている楽曲が後に全てライヴで一度以上取り上げられているアルバムは、「スティッキー・フィンガーズ」「ブラック・アンド・ブルー」「女たち」の3枚しかありません。
本人たちの思い入れなどもあるのでしょうが、70年代に制作されたアルバムが如何に素晴らしかったかが伺えます。
33 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ローリング・ストーンズを作った男“ブライアン・ジョーンズ”。彼はバツグンのファッションセンス同様に、天才的な閃きを持っていた!

ローリング・ストーンズを作った男“ブライアン・ジョーンズ”。彼はバツグンのファッションセンス同様に、天才的な閃きを持っていた!

ローリング・ストーンズの名付け親であり、初代リーダーであったブライアン・ジョーンズ。初期のローリング・ストーンズにおいてはミックやキースよりも目を引く存在でした。素敵なのはファッション・センスだけではなく、天才的な閃きでサイケデリック期のローリング・ストーンズに花を添えています。
obladioblada | 5,932 view
世界5ヶ所で100万人を動員した「ザ・ローリング・ストーンズ展」が3月から東京・五反田で開催!

世界5ヶ所で100万人を動員した「ザ・ローリング・ストーンズ展」が3月から東京・五反田で開催!

2019年3月15日よりTOC五反田メッセで開催される「Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展」。イベントの概要やミック・ジャガー、Char、鮎川誠(シーナ&ロケッツ)らのコメントをご紹介する。
ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ等で結成されたザ・ダーティー・マックを聴けるのはロックンロール・サーカスだけだ!

ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ等で結成されたザ・ダーティー・マックを聴けるのはロックンロール・サーカスだけだ!

30年近くも封印されていたロック史上最も有名な映像作品「ロックンロール・サーカス」。主役はローリング・ストーンズで他にも豪華なゲストが参加していますが、ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズにミッチ・ミッチェルからなるスーパーグループ、ザ・ダーティー・マックを観れるのはここだけですよ。
obladioblada | 2,800 view
12月にローリング・ストーンズが11年振りとなるスタジオアルバムをリリース!エリック・クラプトンも参加!

12月にローリング・ストーンズが11年振りとなるスタジオアルバムをリリース!エリック・クラプトンも参加!

ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズが、スタジオアルバム『ブルー&ロンサム』を12月2日に全世界で発売する。日本盤も同時発売される。偶然にも隣のスタジオでアルバムをレコーディングしていた旧友のエリック・クラプトンも参加している。
【洋楽コラボ編】マイケルとポールの夢のコラボから、様々なコラボを集めてみました。

【洋楽コラボ編】マイケルとポールの夢のコラボから、様々なコラボを集めてみました。

 21世紀の現在ではアーティスト同士のコラボが盛んですが(洋楽において)、その昔はコラボだけで話題になったりしたものです。ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズなどのコラボ「ヤー・ブルース」やマイケルとポールの「セイ・セイ・セイ」など、様々なコラボを集めてみました。
Yam | 8,636 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト