第10回日本アカデミー賞
第10回日本アカデミー賞は1987年2月19日に東京プリンスホテルで開催された日本アカデミー賞発表・授賞式である。司会は武田鉄矢と名取裕子。
最優秀作品賞『火宅の人』
『火宅の人』は、直木賞作家・壇一雄の遺作を深作欣二監督が映画化した作品。主人公の桂一雄の母親を演じた檀ふみは、檀一雄の実の娘。
「火宅」とは、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す仏教説話の用語。妻と5人の子どもを捨て、女優の恵子と同棲を始める桂一雄の状態を表している。
「火宅」とは、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す仏教説話の用語。妻と5人の子どもを捨て、女優の恵子と同棲を始める桂一雄の状態を表している。
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優秀作品賞は以下の通り。
植村直己物語
キネマの天地
新・喜びも悲しみも幾歳月
人間の約束
植村直己物語
キネマの天地
新・喜びも悲しみも幾歳月
人間の約束
最優秀監督賞:深作欣二『火宅の人』
この最優秀監督賞と同時に、最優秀脚本賞も受賞した。
深作欣二監督は茨城県東茨城郡緑岡村出身。妻は女優の中原早苗。長男は映画監督の深作健太。『仁義なき戦いシリーズ』や『柳生一族の陰謀』、『魔界転生』、『蒲田行進曲』、『バトル・ロワイアル』など数々のヒット作で知られている。
1997年には紫綬褒章を、2003年には勲四等旭日小綬章を受章する。
深作欣二監督は茨城県東茨城郡緑岡村出身。妻は女優の中原早苗。長男は映画監督の深作健太。『仁義なき戦いシリーズ』や『柳生一族の陰謀』、『魔界転生』、『蒲田行進曲』、『バトル・ロワイアル』など数々のヒット作で知られている。
1997年には紫綬褒章を、2003年には勲四等旭日小綬章を受章する。
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優秀監督賞と作品は以下の通り。
市川崑(鹿鳴館)
佐藤純彌(植村直己物語)
山田洋次(男はつらいよ 柴又より愛をこめて/キネマの天地)
吉田喜重(人間の約束)
市川崑(鹿鳴館)
佐藤純彌(植村直己物語)
山田洋次(男はつらいよ 柴又より愛をこめて/キネマの天地)
吉田喜重(人間の約束)
最優秀主演男優賞:緒形拳『火宅の人』
緒形拳は東京都新宿区出身。長男は緒形幹太、次男は緒形直人で、共に俳優。1965年の大河ドラマ『太閤記』の主役に抜擢されて人気を集めた。2000年には紫綬褒章を受章する。
『火宅の人』では気の向くままに放浪を続ける通俗小説作家・桂一雄を演じている。
『火宅の人』では気の向くままに放浪を続ける通俗小説作家・桂一雄を演じている。
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優秀主演男優賞は以下の通り。
渥美清(男はつらいよ 柴又より愛をこめて/キネマの天地)
仲代達矢(熱海殺人事件/道)
西田敏行(植村直己物語)
三國連太郎(人間の約束)
渥美清(男はつらいよ 柴又より愛をこめて/キネマの天地)
仲代達矢(熱海殺人事件/道)
西田敏行(植村直己物語)
三國連太郎(人間の約束)
最優秀主演女優賞:いしだあゆみ『火宅の人』『時計 Adieu I’Hiver』
いしだあゆみは長崎県佐世保市生まれ、大阪府池田市育ち。実姉にフィギュアスケートグルノーブルオリンピック代表の石田治子、実妹に歌手の石田ゆりがおり、石田ゆりの夫にあたる義弟は小説家・作詞家のなかにし礼。
歌手として『ブルー・ライト・ヨコハマ』でヒットしたことで知られる。
『火宅の人』では、第29回ブルーリボン賞 主演女優賞や第41回毎日映画コンクール 女優主演賞、第11回報知映画賞 主演女優賞など数々の賞を獲得した。
歌手として『ブルー・ライト・ヨコハマ』でヒットしたことで知られる。
『火宅の人』では、第29回ブルーリボン賞 主演女優賞や第41回毎日映画コンクール 女優主演賞、第11回報知映画賞 主演女優賞など数々の賞を獲得した。
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優秀主演女優賞は以下の通り。
浅丘ルリ子(鹿鳴館)
岩下志麻(極道の妻たち/鑓の権三)
倍賞千恵子(植村直己物語/旅路 村でいちばんの首吊りの木/離婚しない女)
松坂慶子(火宅の人/波光きらめく果て)
浅丘ルリ子(鹿鳴館)
岩下志麻(極道の妻たち/鑓の権三)
倍賞千恵子(植村直己物語/旅路 村でいちばんの首吊りの木/離婚しない女)
松坂慶子(火宅の人/波光きらめく果て)
最優秀助演男優賞:植木等『祝辞』『新・喜びも悲しみも幾歳月』
植木等は愛知県名古屋市出身。「ハナ肇とクレージーキャッツ」のメンバーとして知られる。「お呼びでない?…こりゃまた失礼いたしました!!!」などのギャグが爆発的な人気に。
1977年に東京宝塚劇場公演『王将』で主人公の坂田三吉を演じたことがきっかけで、性格俳優としての評価を高めていった。
1993年には紫綬褒章、1999年には勲四等旭日小綬章を受章する。
1977年に東京宝塚劇場公演『王将』で主人公の坂田三吉を演じたことがきっかけで、性格俳優としての評価を高めていった。
1993年には紫綬褒章、1999年には勲四等旭日小綬章を受章する。