THE CULT、そしてRICK RUBINの衝撃の核融合。ビリビリとしびれる名盤。
まず聴いて欲しいのは、このアルバム全体のテンポ感。多少の緩急を付けながら、グイグイと前のめりに突き進んでいく。スローが無いのだ。正にロック・アルバム。BORN TO BE WILDとはハマりである。
イアン・アストベリーの圧倒的なヴォーカルの存在感にビリー・ダフィーはギター・リフで、そしてどさくさなギター・ソロの緊張感(これがまたカッコいい!)で真向勝負。紙一重の綱渡り的な神業を聴かせる。
The Cult - Wild Flower
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Sonic Temple
前作の成功で活動拠点をアメリカに移したザ・カルトが、エアロスミスやメタリカのプロデューサーとして知られるボブ・ロックを迎えて制作したのが4枚目にして最大の成功作「ソニック・テンプル」です。
前作の豪快さと前々作の繊細さといういいとこどりをしたような「ソニック・テンプル」。
イギリスのバンドの特徴でもある湿った感じがなくなり、からっからに乾いたアメリカ色が強くなったように感じますが、だからこその大成功となったのでしょう。全英3位、全米10位を記録しています。
収録曲の「ニューヨーク・シティ」にはイギー・ポップが参加しており、話題になりました。
前作の豪快さと前々作の繊細さといういいとこどりをしたような「ソニック・テンプル」。
イギリスのバンドの特徴でもある湿った感じがなくなり、からっからに乾いたアメリカ色が強くなったように感じますが、だからこその大成功となったのでしょう。全英3位、全米10位を記録しています。
収録曲の「ニューヨーク・シティ」にはイギー・ポップが参加しており、話題になりました。
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ボブ・ロックをプロデューサーに迎え、更にハードロックに
歩み寄った音に変化。ですが、やはりカルトはカルトの香りのままに。HRの名品。
The Cult - Fire Woman
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Ceremony
1991年リリースの「セレモニー」のプロデューサーは、チープ・トリックやハートで知られるリッチー・ズィトーが担当しています。アルバム毎にプロデューサーを変えているところにザ・カルトの音作りへのこだわりとしたたかさが見て取れます。
さて5枚目のアルバム「セレモニー」ですが、プロデューサーのリッチー・ズィトーの手腕でしょう、前作よりもさらにアメリカンナイズされ、洗練されたサウンドを聴くことができます。いえ、もしかすると、プロデュースの問題だけではなくオリジナル・ベーシストのジェイミー・スチュワートの脱退が影響しているのかもしれません。
ハードな音を出してもアメリカのハードロック・バンドとは違い、イギリス的な湿った感触があったザ・カルトですが。。。しかし、それと引き換えにスケールの大きなサウンドを獲得したのです。それこそが、アメリカでの更なる成功を目指すために当時のザ・カルトが望んだものだったのでしょう。
流行に左右されない歌の上手さが際立つイアン・アストベリーのボーカルと、思いっきり弾きまくり、目立ちまくっているビリー・ダフィーのギター。結果が分かっているだけに、余計にこの数年後には解散してしまうことが何となく予見できてしまうようなアルバムでもあります。
さて5枚目のアルバム「セレモニー」ですが、プロデューサーのリッチー・ズィトーの手腕でしょう、前作よりもさらにアメリカンナイズされ、洗練されたサウンドを聴くことができます。いえ、もしかすると、プロデュースの問題だけではなくオリジナル・ベーシストのジェイミー・スチュワートの脱退が影響しているのかもしれません。
ハードな音を出してもアメリカのハードロック・バンドとは違い、イギリス的な湿った感触があったザ・カルトですが。。。しかし、それと引き換えにスケールの大きなサウンドを獲得したのです。それこそが、アメリカでの更なる成功を目指すために当時のザ・カルトが望んだものだったのでしょう。
流行に左右されない歌の上手さが際立つイアン・アストベリーのボーカルと、思いっきり弾きまくり、目立ちまくっているビリー・ダフィーのギター。結果が分かっているだけに、余計にこの数年後には解散してしまうことが何となく予見できてしまうようなアルバムでもあります。
セレモニー
1991年度作品
【収録曲】
1. セレモニー
2. ワイルド・ハーテッド・サン
3. アース・マフォ
4. ホワイト
5. イフ(ロング・ヴァージョン)
6. フル・ティルト
7. ハート・オブ・ソウル
8. バンコク・レイン
9. インディアン
10. スウィート・サルヴェーション
11. ワンダーランド
【収録曲】
1. セレモニー
2. ワイルド・ハーテッド・サン
3. アース・マフォ
4. ホワイト
5. イフ(ロング・ヴァージョン)
6. フル・ティルト
7. ハート・オブ・ソウル
8. バンコク・レイン
9. インディアン
10. スウィート・サルヴェーション
11. ワンダーランド
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崇高なイントロによって幕が上がると同時にギターとヴォーカルが異常な相乗効果を産み落としてながら宗教色を発散させる姿は壮絶。普段よりアコースティック頻度が高いのが特徴か?
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
ザ・カルトは、1994年に6枚目のセルフタイトルアルバム「ザ・カルト」をリリースし、翌年に解散してしまいます。
再結成は4年後の1999年で、嬉しいことに2001年には7枚目のアルバム「ビヨンド・グッド・アンド・イーヴィル」をリリース。活動休止を挟み2007年に8枚目のアルバム「ボーン・イントゥ・ディス を、2012年には9枚目のアルバム「チョイス・オブ・ウェポン 」を、そして2016年には2007年から続く3部作の最後となる「HIDDEN CITY」をリリースしています。第一線に留まり、これだけ長い期間活動するということ自体大変なことだと思いますが、どのアルバムもファンの期待に応える充実した作品となっているのは奇跡的です。
また、1985年、2001年に続き近年では2010年に来日公演を行い元気な姿を見せてくれています。
再結成は4年後の1999年で、嬉しいことに2001年には7枚目のアルバム「ビヨンド・グッド・アンド・イーヴィル」をリリース。活動休止を挟み2007年に8枚目のアルバム「ボーン・イントゥ・ディス を、2012年には9枚目のアルバム「チョイス・オブ・ウェポン 」を、そして2016年には2007年から続く3部作の最後となる「HIDDEN CITY」をリリースしています。第一線に留まり、これだけ長い期間活動するということ自体大変なことだと思いますが、どのアルバムもファンの期待に応える充実した作品となっているのは奇跡的です。
また、1985年、2001年に続き近年では2010年に来日公演を行い元気な姿を見せてくれています。
【収録曲】
1. サン・キング
2. ファイアー・ウーマン
3. アメリカン・ホース
4. エディ(チャオ・ベイビー)
5. スウィート・ソウル・シスター
6. ソウル・アサイラム
7. ニューヨーク・シティ
8. オートマティック・ブルース
9. ソルジャー・ブルー
10. ウェイク・アップ・タイム・フォー・フリーダム
11. メディシン・トレイン