17年間も中日の主軸で活躍した男!【谷沢健一】の凄さとは・・・。
2021年5月27日 更新

17年間も中日の主軸で活躍した男!【谷沢健一】の凄さとは・・・。

1970年代から80年代まで、中日ドラゴンズの中心選手として活躍し続けた男、谷沢健一は中距離打者としてチャンスに強い打撃とバットコントロールが生み出す安打で、走者をどんどん本塁に返していくバッティングで活躍した男です。 そんな、谷沢健一のプロに入る前から今までの軌跡をご紹介いたします。

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谷沢健一なう_Part3 「首位打者獲得とその裏話」 - YouTube

元中日ドラゴンズの選手で通算2000本安打を達成し名球会入りしている、ご存知プロ野球解説者『谷沢健一氏』が、2010年7月8日、東京ビッグサイトで行われた「東京国際ブックフェア」の総合企画ブースで行ったトークセッションの動画。 司会にはPGAティーチングプロの越智敏浩氏が担当。「野球のソムリエ」のサイン会も実施。...

酒マッサージという手法でアキレス腱の痛みを克服

早稲田大学野球部の頃からアキレス腱に痛みを抱えていたが、その都度痛み止めを注射して痛みをごまかしてきた。アキレス腱痛を庇う走り方もしてきたため足の甲や踵も変形していった。だが、1978年頃ついに庇いきれないほど悪化し、二軍落ちを味わう。そして、30近い療法を試すもどれもうまくいかず失意に喘いだ。
そんな折に、半身不随だった自分の母親が九州のある医者のマッサージを受けて回復したというある中日ファンから、電話で何度も熱心にその治療法を推薦された。この熱意に折れて、谷沢はその医者を訪ねることにした。その医者は酒マッサージの創始者の小山田秀雄だった。小山田はかつて西鉄ライオンズでトレーナーとして従事し、連投を重ねた稲尾和久の肩を酒マッサージしてケアした経験があった。小山田に実際に会い、酒マッサージについて聞かされた時は、最初は酒でマッサージという概念が全く信じられずにいたが、熱心に小山田に誘われて治療を受けることにした。

日本酒をたっぷり注いだ風呂に入り、念入りにアキレス腱をマッサージするというものだが、その際に使われる日本酒は当時の日本酒級別制度の定めた二級酒であった。一級酒や特級酒は「飲むのにはいいが、マッサージの時に患部に塗るとベタベタするから」というのがその理由である。こうしたマッサージでアキレス腱痛を克服してレギュラーにカムバックし、1980年には.369で自身二度目の首位打者のタイトルを獲得、1982年にはリーグ優勝を経験するなど、1986年に引退するまで第一線で活躍し続けた。
カムバックできた要素の一つ、酒マッサージすごいですね。

患部が痛い方は、あきらめずに試してみてはいかがでしょうか。
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