キャロルから1年遅れでデビューしたダウン・タウン・ブギウギ・バンド。彼らはリーゼントでしたが皮ジャンではなく“つなぎ”を着ていました。
その意味では系統から若干外れはしますが、キャロルが暴走族を中心とした不良という限られたファンに支えられていたのに対し、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドはメジャーヒットを飛ばしたことでお茶の間にリーゼント・ロックンローラーの存在を知らしめたことは特筆に値します。
その意味では系統から若干外れはしますが、キャロルが暴走族を中心とした不良という限られたファンに支えられていたのに対し、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドはメジャーヒットを飛ばしたことでお茶の間にリーゼント・ロックンローラーの存在を知らしめたことは特筆に値します。
1974年の「スモーキン'ブギ」のヒットで広く知られるようになったダウン・タウン・ブギウギ・バンドですが、おそらくレコード会社の意向が強かったのでしょう、このヒット曲の2番煎じとして翌年に「カッコマン・ブギ」をリリースします。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド - カッコマン・ブギ
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もしかするとレコード会社はそれほど「カッコマン・ブギ」に期待していなかったのかもしれません。ヒット曲と同系統の曲ですから、売れるときに売っておこう位の考えだったのではないでしょうか?
ところが「カッコマン・ブギ」のカップリング曲がミリオンセラーの大ヒットします。そうです。彼らの代表曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」です。
因みに、ドラマーの相原誠は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド参加前は、キャロルに一時期参加していました。
ところが「カッコマン・ブギ」のカップリング曲がミリオンセラーの大ヒットします。そうです。彼らの代表曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」です。
因みに、ドラマーの相原誠は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド参加前は、キャロルに一時期参加していました。
横浜銀蝿
横浜銀蝿、正式名称は「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL」。1981年に解散するダウン・タウン・ブギウギ・バンドと入れ替わるように1980年9月、「横須賀Baby」でデビューしています。
いでたちはリーゼントに皮ジャンですが、下は皮パンでもGパンでもなく“ドカン”と呼ばれる白の太いパンツを着用しています。
いでたちはリーゼントに皮ジャンですが、下は皮パンでもGパンでもなく“ドカン”と呼ばれる白の太いパンツを着用しています。
via www9.plala.or.jp
1981年にリリースされた「ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)」が大ヒットし、「ツッパリ」という言葉が定着。同時期に大ブームとなった「なめ猫」と共にツッパリ達を中心に広く支持されました。
横浜銀蝿 ツッパリHigh Scool Rock'n Roll登校篇
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因みに横浜銀蝿は2002年に「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」をカバーしてシングルとしてリリースしています。カップリング曲は、スモーキン’ブギ、トラック・ドライヴィング・ブギ、愛しのティナとこれまたダウン・タウン・ブギウギ・バンド尽くしです。
虎舞竜
そして1983年に解散する横浜銀蝿と入れ替わるようにして出てくるのがTROUBLE、後のTHE 虎舞竜です。
THE 虎舞竜といえば、何と言っても220万枚の大ヒット曲「ロード」ですが、デビュー当時の思いっきりキャロルな佇まいは微笑ましいですね。高橋ジョージ は見分けがつかないくらいに矢沢永吉になりきっています。そして手にしているのはバイオリン・ベース。流石です!
THE 虎舞竜といえば、何と言っても220万枚の大ヒット曲「ロード」ですが、デビュー当時の思いっきりキャロルな佇まいは微笑ましいですね。高橋ジョージ は見分けがつかないくらいに矢沢永吉になりきっています。そして手にしているのはバイオリン・ベース。流石です!
TROUBLEは、元キャロルのジョニー大倉のプロデュースで結成されています。当然影響されているわけですよね。
TROUBLE LIVE 1
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この後もシャネルズをはじめ最近では氣志團などなどリーゼントのロックンロールは脈々と受け継がれています。これはもう日本の伝統芸能の域ですね。
きっとこれからも無くなることはないでしょう!
きっとこれからも無くなることはないでしょう!
宇崎竜童:ボーカル、トランペット、サイドギター
新井武士:ベース、ボーカル
和田静男:リードギター、ボーカル
福原昭一:ドラムス
活動期間:1973年~1981年