Meddle
via www.fanfan1.com
pink floyd には、大曲の影に隠れた名曲・佳曲が結構多いが、
このアルバムはそれらの宝庫。
彼らの代表曲 Echoes と One of these days が素晴らしいのは言うまでもないことだが、
侮れないのが間に挟まれたアコースティックな小曲集。
寝入り端にも似た独特の気だるさ。
どのフォーク系グループの音にも似ていない。他にこういう音を出せる人達っているのだろうか。
【アルバム・デザインのこと】
アルバムのジャケット・デザインとタイトルは、1971年8月の来日時の滞在ホテルで、バンドのメンバーがブレインストーミングを行い決定したそうですが、ジャケット・デザインに関しては、ピンク・フロイドとヒプノシスともに出来栄えに満足しなかったそうです。。。
アルバムのジャケット・デザインとタイトルは、1971年8月の来日時の滞在ホテルで、バンドのメンバーがブレインストーミングを行い決定したそうですが、ジャケット・デザインに関しては、ピンク・フロイドとヒプノシスともに出来栄えに満足しなかったそうです。。。
The Dark Side of the Moon
完成度という視点に立った場合このアルバムの右に出るものはあるまい。その完成度の高さが嫌いという人がいるのも分かる。それほどの完成度である。ミキシング&エンジニアリングの見本がここにある。もちろんスピリットも半端ではない。個人的にはクラシックの名曲群を完全に凌駕している。ロックは何から聴けばよいか迷っている若者へ超お勧めです。
【アルバム・デザインのこと】
ヒプノシスのデザイナーのストーム・ソーガソンが幾つかのアイディアをメンバーに提示したところ、全員一致で光のプリズムを表現したデザインに決定したそうです。
アルバム同様、このジャケットもまたロック史に残る名作となりました。
ヒプノシスのデザイナーのストーム・ソーガソンが幾つかのアイディアをメンバーに提示したところ、全員一致で光のプリズムを表現したデザインに決定したそうです。
アルバム同様、このジャケットもまたロック史に残る名作となりました。
Wish You Were Here
いい。しぶい。かっこいい。若い頃いいと思ったけど年をとってもまだいい。このアルバムは前作「狂気」とはまたちがい、一つの路線を貫いているような気がします。それは、向こうの世界に行ってしまったシド・バレットへの思いからなるものなのでしょうか。いやそれとも前作が売れに売れすぎたからなのでしょうか。メロディーはとても覚えやすく、頭の中を何回も駆け巡ります。聞かずに入られない禁断症状も表れます。ウォーターズとギルモアがいちばん近い感覚で造ったアルバムだと思いたいです。もちろん狂ったダイアモンドのカッコよさといったら17分があっという間です。「あなたがここにいてほしい」も傑作。
【アルバム・デザインのこと】
右側の炎に包まれている男性、実はマネキンで実際に火をつけて撮影しています。
現在であれば炎を加工することは簡単に出来てしまいますが、当時はそういうわけにはいきません。実写するしかなかったのです。だからこそ写真に緊張感が出るのかもしれませんね。
因みに、発売当時アルバム・ジャケットは真っ黒なビニールに覆われていました。
右側の炎に包まれている男性、実はマネキンで実際に火をつけて撮影しています。
現在であれば炎を加工することは簡単に出来てしまいますが、当時はそういうわけにはいきません。実写するしかなかったのです。だからこそ写真に緊張感が出るのかもしれませんね。
因みに、発売当時アルバム・ジャケットは真っ黒なビニールに覆われていました。
Animals
via www.geocities.jp
人間を【犬】(エリートビジネスマン)【豚】(金持ちの資本家)
【羊】(平凡な労働者)に例えた名作。
2.3.4は10分を超える大曲ですが、それぞれが異なった味付けで
引き込まれるように聴いてしまいます。
前作が【内に向けた作品】だったとすれば、これは【外に向けた】痛烈なメッセージ、
パンク・アティチュードを持った作品ですね。
それでいて「取っつきにくい」感は無く、よくできていると思います。
2.『 ドッグ』は非常に攻撃的な17分にも及ぶ曲。
「もっと貪欲になれ/奴らがお前に背を向けた時、ナイフを突き立てるチャンスだ/
やがて年を取り砂に顔を埋め/1人で救いようのない癌に侵されて/
石の重みに引きずられお前は死の淵へ向かう/
自分は利用されているだけではないか?/演じ続けろ/人間はみな殺人者だ」
間奏のギルモアのギターの枯れ具合が凄いです。
8分過ぎからの戦慄の展開では犬の鳴き声がSEでどんどん人間のすすり泣きに
変わって行くように聴こえます。
エンディングは【狂気】の中の『狂気日食』で見せたような
ウォーターズ独特のリフレインで締められます。
3.『ピッグ(3種類のタイプ) 』は「金持ちの豚野郎」を皮肉っぽく嘲笑い、
4.『シープ』は群れをなして平穏な生活を望む、臆病で従順な一般労働者階級の人たちへ
「俺についてくるのか?そのままジッとしているのか?」という問いかけがされています。
アルバムのオープニングとエンディングを飾る『翼を持った豚』はそれぞれ2分弱の小曲。
ウォーターズのアコギ弾き語りで、間の3曲を聴く前の緊張感を煽り
聴き終わった後の安堵感、あるいは残像として効果的にポジショニングされています。
【アルバム・デザインのこと】
写真では見えにくいですが、煙突の横に浮かんでいるもの、これ巨大な豚(風船)です。実際に長さ12メートル程の巨大な豚の風船を飛ばして撮影を行っています。
アルバム・ジャケットにこれだけの予算と時間をかけるなんてスゴイですね。
写真では見えにくいですが、煙突の横に浮かんでいるもの、これ巨大な豚(風船)です。実際に長さ12メートル程の巨大な豚の風船を飛ばして撮影を行っています。
アルバム・ジャケットにこれだけの予算と時間をかけるなんてスゴイですね。
via img.barks.jp
実は、ジャケット・デザインに関してメンバーのロジャー・ウォーターズとヒプノシスはもめてしまいます。
バンドはロジャー・ウォーターズの独裁体制となっていたこともあり、影響力が強かったのでしょう。ロジャー・ウォーターズは、アニマルズのアルバム・ジャケットのクレジットに、デザイン:ロジャー・ウォーターズと記載させてしまいます。
これを機に、ヒプノシスはピンク・フロイドから手を引くことになります。
但し、ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイドを脱退した後は、ヒプノシスのリーダーだったストーム・ソーガソンが復帰し、ピンク・フロイドが解散するまで関係が続きました。
バンドはロジャー・ウォーターズの独裁体制となっていたこともあり、影響力が強かったのでしょう。ロジャー・ウォーターズは、アニマルズのアルバム・ジャケットのクレジットに、デザイン:ロジャー・ウォーターズと記載させてしまいます。
これを機に、ヒプノシスはピンク・フロイドから手を引くことになります。
但し、ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイドを脱退した後は、ヒプノシスのリーダーだったストーム・ソーガソンが復帰し、ピンク・フロイドが解散するまで関係が続きました。