70年代後半より80年代前半にかけて活躍したロックバンド、ブロンディ。その歌姫 デボラ・ハリーの歌声は今も妖艶に輝く!
2017年4月6日 更新

70年代後半より80年代前半にかけて活躍したロックバンド、ブロンディ。その歌姫 デボラ・ハリーの歌声は今も妖艶に輝く!

皆様はブロンディ(BLONIE)というロックバンドをご存知でしょうか?? 多分、50歳代以上の洋楽好きの方でしたら知っておられることでしょうが、若い方にとっては首をかしげてしまうのではと思います。ですが、あのCMやこのCMのバックミュージック等でこのブロンディの曲が使われていますので、お聞きになれば、『ああ!あの曲ねえ!!』と認識されることでしょう。実は何と、40年以上もの歴史あるロックグループだったブロンディの人気の秘密を追ってみよう。

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Blondie - One Way Or Another

映画『コヨーテ・アグリー』の挿入歌とし再び話題にのぼった"One way or another"だ。
この曲はパンクな感じと60年代のサウンドを融合させたようなのりのいい曲に仕上がっている。

One Direction - One Way Or Another (Teenage Kicks| Comic Relief 2013) Lyrics

これは2013年に世界のティーンエイジャーに人気がある”ワン・ダイレクション(1D)”がブロンディのヒット曲「One Way Or Another」をカヴァーしたものだ。このことに難色を示すブロンディ・ファンもいたが、デボラ・ハリーは「グッジョブだった」と承認しているそうだ。

実際、私の娘がこの1D版の「One Way Or Another」を聞いているのを偶然にも見て聞いた私は、娘に対して「ブロンディの曲をぱくったな・・・!!」と言ったところ、娘は「だったら証拠を見せて!!」と言い張ってきて、ちょっと気まずい雰囲気になったことを憶えています。 その時はすぐさま私が持っていたCDを娘に聞かせて、一気に娘のトーンがダウン↓したのですが・・・(ざまあ見ろ!!)という訳でこの曲も紹介します!!

Blondie - Call Me (Original Long Version) (American Gigolo) (1980)

ありし日のリチャード・ギアが上流階級の女性たちを相手にする名うてのジゴロを演じた映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲が、この「Call Me」である。
映画もまあまあヒットしたが、私たちにとってはこの曲は、むしろ80年代のディスコでかかっていたような気がするのですが・・・。
 
ちなみにこの曲、クレジットでは「BLONDIE」となっているが、実際に関わったのはヴォーカルのデボラ・ハリーだけで、他のメンバーはいっさいレコーディングには携わっていないのだとか。しかも、唯一の関係者であるデボラですら、わずか3時間程度しかスタジオにはいなかったというから驚きだ。だがそれでいて、この「Call Me」は彼らの最大のヒット曲だというのだから、何とも運の巡り合わせが良い話ではありませんか!!

ちなみに私のスマホの着信音がこれです!!!。

Blondie - The Tide Is High

この曲はジャマイカのコーラス・グループ The Paragons (パラゴンズ)が'67年に歌ったもののカヴァーである。タイトルの "Tide" は潮の満ち干のことですが、ここではサーファーが良い波を待っているのと、多くの男たちの中で彼女をものに出来るのを待っているのに掛けているようですが、何しろジャマイカン・イングリッシュですから学校で習うような英語表現ではありません。 デボラ・ハリーは女性の立場から歌詞の "man" を "girl" に変えて歌っているので、ますます意味が判りにくくなっているようだ。 
 日本語のタイトルは 「夢見るNo.1」 というものでしたが、この曲は5枚目のアルバムからシングル・カットされ、実際にチャートのナンバー・ワンになった。その後メンバーのクリス・シュタインが白血病で入院することになり、クリスのパートナーでもあったデボラは看病に専念することになってグループは解散します。

The Paragons - "The Tide Is High" (Official Audio)

この曲は本家本元のジャマイカのコーラス・グループ The Paragons (パラゴンズ)が'67年に歌ったものだ。聞き比べるとおもしろいと思うのでご視聴下さい。

”晴天、なれども波高し”ですか!!!

Blondie - Rapture

ラプチュアー」は、ディスコ、ファンク、ヒップホップを組み合せた楽曲であり、ラップによる長く拡張されたコーダ(終結部)が付けられている。「ラプチュアー (Rapture)」という曲名は、この「ラップ (rap)」の部分を示唆する語呂合わせとなっている。ラップをフィーチャーした楽曲として最初に商業的な成功を収めた楽曲ではないが、チャートの首位に立った最初の楽曲である。ヒップホップの先駆者であるファブ・ファイブ・フレディとグランドマスター・フラッシュの名が、歌詞に意図的に盛り込まれていること (namechecking) も特徴となっている。

BLONDIE maria

ブロンディは1982年に一度解散したが、1997年に再結成してライヴ活動を再開し、再結成後としては初の新曲として、本作をリリースした。作詞・作曲は、ブロンディのキーボーディストであるジミー・デストリによる。スチュワート・メイソンは、allmusic.comにおいて、「1965年以降のどの時期に出されたシングルだとしてもおかしくないほど時代を越えたサウンドだが、単にレトロなだけでない。デボラ・ハリーの歌は、彼女が1978年以降取り組んできたどの作品よりも活気に満ちており、クレイグ・レオンによるプロダクションはダスティ・スプリングフィールドの昔のシングルのように大仰だが、無駄な虚飾はない」と評している。

マリリン・モンローの再来か?

私たちの世代で、金髪の美女でセックス・シンボルといえば指圧の神様、浪越徳次郎でおなじみのマリリン・モンローではなく、ブロンディーのデビー・ハリーその人だったのだ。この後、マドンナとか出てきますがあまり食指は動きませんでした。なぜなら、媚びてるような感じがあったし、デビー時のクールさがなかったと私は感じたからだ。私にとっては永遠の人です。
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