昭和玩具史・懐かしい昭和のおもちゃの歴史(1950年代半ばから80年代前半)
2016年11月20日 更新

昭和玩具史・懐かしい昭和のおもちゃの歴史(1950年代半ばから80年代前半)

1950年代半ばの電動玩具時代の始まりから任天堂のファミリーコンピューター発売(1983年)までのおもちゃの歴史を振り返ってみましょう。おもちゃの歴史を通じて、当時の文化や生活習慣などを振り返ることもできます。どっぷりと懐かしい昭和時代を満喫することができます。

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初代プラレール「プラ汽車セット」(1959年)

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プラレールの歴史 最初のプラレール [ プラ汽車セット ] [ プラひかり号セット ] [ プラロード ] など TOMY TOMICA - YouTube

プラレール博・プラレールの巨大ジオラマ

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フライングディスク(フリスビー) 1959年にワーム・オー (Wham-O)社 の登録商標「フリスビー」となる

フリスビー・フライングディスク

フリスビー・フライングディスク

フライングディスク (flying disc) は、回転させ投げて遊ぶ円盤(ディスク)である。また、それを用いた競技の名前でもある。競技内容から、球技の下のカテゴリーにしばしば入れられる。

フリスビー (frisbee) とも呼ばれるが、この名称は現在、ワーム・オー (Wham-O) の登録商標となっている。

円盤は通常プラスチック製で、直径約20センチから25センチ程度のものが多い。手で勢いよく回し投げると揚力が生じるよう設計されており、そのまま手で受け止められる。

1940年代後半に、アメリカ合衆国コネチカット州にあるイェール大学の学生が、フリスビー・パイ・カンパニー (Frisbie Pie Company) のパイ皿を投げて遊んだことから始まった。

海岸で恋人とケーキ皿を投げて遊んでいて着想した玩具を、建築検査官のウォルター・フレデリック・モリソン (Walter Frederick Morrison) が金属製にして試作し、1948年にはプラスチック製に改良し、プルートー円盤という名で商品化した。

1955年、ワーム・オー社に買収され、1959年にフリスビー・パイ・カンパニーの "frisbie" のスペルを変えた "frisbee" で商標登録され世界で推計2億枚が売れた。
フリスビー・フライングディスク

フリスビー・フライングディスク

1960年(昭和35年) タカラ『だっこちゃん』、今井科学『鉄人28号ロボット』(キャラクタープラモデル第一号)

宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(...

宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(1960年)

ダッコちゃんは、1960年(昭和35年)に発売されたビニール製の空気で膨らませる人形の愛称。またそのモチーフとなったキャラクター。もともとは単なる玩具の一種として、当時の宝ビニール工業所により製造された。製造工場は横浜市泉区内。当初は「木のぼりウィンキー」、「黒ん坊ブラちゃん」といった名前で売り出された。発売元はツクダ屋玩具。

真っ黒な人型をした本商品は両手足が輪状になっており、木にしがみつくコアラのようなポーズをとっている。「ダッコちゃん」の名前の通り、腕などに抱きつくようにぶら下げることが可能だった。価格は当時180円。腰蓑をつけた黒人のように見えるその姿は極限までディフォルメされており、非常にシンプルな形状だった。

1960年(昭和35年)7月に発売されて以降、若い女性を中心にブームの兆しが起こった。戦後の国民を巻き込むムーブは1958年のフラフープブーム以来であった。

ぶら下がる機能を活かしてこの人形を腕にぶら下げて歩く女性が時折見られるようになった。マスコミが取材対象とする中で、この商品には「ダッコちゃん」という愛称が与えられた。

テレビに登場した結果ブームに火がつき、注文は大幅に増え、玩具店、デパートでは常に在庫切れとなった。デパートが販売のために発行した整理券にダフ屋が登場したこともあったという。

1960年(昭和35年)末までに240万個が販売される大ヒット商品となり、製造元の宝ビニール工業所が株式会社タカラ(現:タカラトミー)となる基盤をつくった。

ダッコちゃん生みの親である大木紀元は、当時、武蔵野美術大学に通いながら社員として働いていた。現・創造学園大学創造芸術学部の学科長兼教授。
宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(...

宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(1960年)

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