始まりはただの電子音
ゲームのBGM(バックグラウンドミュージック)。
その歴史を振り返れば、黎明期はただの電子音やビープ音で作られた短いメロディから始まって、のちには鑑賞用に製作された他の音楽と変わらないレベルのものにまで昇華しました。
1980~90年代は、パソコンやファミコンはじめとした家庭用ゲーム機で用いられた音声処理チップ(PSG、FM音源、波形メモリ音源、SIDなど)を制御演奏したものが主流でしたが、2000年前後を境にCD-DAやPCMによるストリーム再生方式が主流となっていきます。
私たちが子供のころ、と考えればいまでも耳に残っているのはPSGやFM音源、PCM音源あたりかもしれません。
その歴史を振り返れば、黎明期はただの電子音やビープ音で作られた短いメロディから始まって、のちには鑑賞用に製作された他の音楽と変わらないレベルのものにまで昇華しました。
1980~90年代は、パソコンやファミコンはじめとした家庭用ゲーム機で用いられた音声処理チップ(PSG、FM音源、波形メモリ音源、SIDなど)を制御演奏したものが主流でしたが、2000年前後を境にCD-DAやPCMによるストリーム再生方式が主流となっていきます。
私たちが子供のころ、と考えればいまでも耳に残っているのはPSGやFM音源、PCM音源あたりかもしれません。
懐かしのゲームbgm集
via www.youtube.com
1970年代のゲームサウンド
ゲームスタート時に流れるBGMで初めて有名になったゲームは、Exidy社が1977年に発表した「サーカス」とされています。
この頃はゲームの動きと演奏を両方処理することが出来ず、演奏時には画面の動きが止まっていました。
この頃はゲームの動きと演奏を両方処理することが出来ず、演奏時には画面の動きが止まっていました。
Circus - Arcade (Exidy 1977)
via www.youtube.com
70年代のゲームといえば、空前のヒットとなった「スペースインベーダー」ですが、それとても音楽と呼べるものはありませんでした。
しかし多数作られたコピーゲームの内、任天堂レジャーシステムの「スペースフィーバー」などではBGMが鳴っていました。
しかし多数作られたコピーゲームの内、任天堂レジャーシステムの「スペースフィーバー」などではBGMが鳴っていました。
Space Fever 19700pts
via www.youtube.com
この頃は、ただ音が鳴っていることにテンションが高まる時代でしたね。
1980年代前半のゲームサウンド
1980年代、PSG(Programmable Sound Generator)など音源上で和音の生成が出来るようになり、数多くのゲームBGMが登場します。
本格的なゲームBGMが登場したのは1980年代初期、ナムコの「ラリーX」でした。
こちらはその改良作「ニューラリーX」で奏でられた2和音の旋律を、耳にした記憶がある方も多いことでしょう。
本格的なゲームBGMが登場したのは1980年代初期、ナムコの「ラリーX」でした。
こちらはその改良作「ニューラリーX」で奏でられた2和音の旋律を、耳にした記憶がある方も多いことでしょう。
和音の旋律に酔いしれた、そんな時代でした
NamcoMuseum - New Rally X
via www.youtube.com
また、「ドンキーコング(任天堂)」の「ハンマーのテーマ」は初期のゲームBGMとして有名です。
AC版 ドンキーコング DONKEY KONG
via www.youtube.com
1983年にはファミコンの登場でゲームBGMが広く浸透することに。
ファミコン BGM 名曲 ランキング Top10
via www.youtube.com
翌84年にはYMO細野晴臣プロデュースのアルバム「ビデオ・ゲーム・ミュージック」で、名作「ゼビウス」などのゲームミュージックが初めてレコードとしてリリース。
今までゲームをプレイしている時だけしか聴けなかったゲームBGMを単体の音源として楽しむことが可能になり、ゲームのサウンドトラック市場が形成され始めました。
今までゲームをプレイしている時だけしか聴けなかったゲームBGMを単体の音源として楽しむことが可能になり、ゲームのサウンドトラック市場が形成され始めました。
Haruomi Hosono - Xevious (1984 JP)
via www.youtube.com
1985年、「戦場の狼」を皮切りにFM音源がアーケードゲーム機に取り入れられ、音源チップ演奏における表現の幅が格段に高まります。