70'sニューヨーク・アンダーグラウンドを知る、コンピレーション・アルバム“ノー・ニューヨーク”
2017年4月18日 更新

70'sニューヨーク・アンダーグラウンドを知る、コンピレーション・アルバム“ノー・ニューヨーク”

70年代後半のニューヨークのアンダーグラウンド・シーンを知るのに最適なコンピレーション・アルバムが「ノー・ニューヨーク」です。商業的な成功を収めることはありませんでしたが、むしろそういったことに背を向け、いまだに影響力を持つ名盤として語り継がれています。さぁ、貴方もアヴァンギャルドな世界に目を向けてみませんか?!

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Mars - Helen Forsdale (No Wave! 1978)

DNA

DNA

DNA

【メンバー】

アート・リンゼイ — ギター、ヴォーカル
ロビン・クラッチフィールド — オルガン、ヴォーカル
イクエ・モリ— ドラム
1978年にニューヨークで結成されたDNAもまたノー・ウェーブを代表するバンドですが、これもまた活動は短命に終わっています。

バンド名はマーズの楽曲から採られたおり、「ノー・ニューヨーク」録音当時のメンバーはギタリストのアート・リンゼイ、キーボーディストのロビン・クラッチフィールドと日本人ドラマーのイクエ・モリの3人です。
この当時のイクエ・モリはアメリカへ渡ったばかりで英語があまり話せなかったそうで、しかも、演奏経験ははとんどなく、ドラムセットも持っていなかったのだそうです。

DNA Lionel

DNA解散後、前衛音楽家としてイクエ・モリは成功していますし、フリクションのレックは、コントーションズ、ティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークスに参加していました。この頃の日本人は密かに活躍していたんです!

取っ付きにくい音楽には違いありません。しかし、マニアックな人たちにだけ独占させておくには惜しいアルバムです。
これを機会にアヴァンギャルドな世界にも目を向けてもらえると嬉しいです!
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