お調子者のヤンキーバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」どん底からの脱出!
2018年3月1日 更新

お調子者のヤンキーバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」どん底からの脱出!

トレードマークだった白いツナギは、単に安く買えたからだそうです。当時お金がなかった彼らにとっては必然だったんですね。まさにどん底。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの脱・どん底ストーリー!

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あゝブルース

1976年はダウン・タウン・ブギウギ・バンド、というよりも宇崎竜童にとってターニングポイントとなりました。
先ずアルバムでは、6月にカバーアルバム「G.S. 」を発表。
G.S.

G.S.

1. フリ・フリ
2. 好きさ 好きさ 好きさ
3. 君に会いたい
4. 長い髪の少女
5. ノー・ノー・ボーイ
6. おかあさん
7. 想い出の渚
8. 青い瞳
9. シーサイド・バウンド
10. 神様お願い
11. スワンの涙
12. 小さなスナック
13. 恋はもうたくさん
14. 白いサンゴ礁
15. ブルー・シャトー
シングルは、3月の「裏切者の旅」、7月の「涙のシークレット・ラヴ 」に続いて、11月に「沖縄ベイ・ブルース」を発表します。どれも良い曲なんですよね。

沖縄ベイ・ブルース

そして12月にアルバム「あゝブルース Vol.1」と「あゝブルース Vol.2」を同時発売します。先行発売の「沖縄ベイ・ブルース」はVol.1に収録されています。
あゝブルース Vol.1

あゝブルース Vol.1

1.アイム・ジャスト・フーチー・クーチー・マン
2.ブルー・ブルース
3.あいつの好きそなブルース
4.新説・女の意地
5.夕哭のブルース
6.一番星ブルース
7.おまえの為のブルース・シンガー
8.東京ナイト&デイ
9.待ち呆けのブルース
10.沖縄ベイ・ブルース
そして何とVol.2には「裏切者の旅」が!
あゝブルース Vol.2

あゝブルース Vol.2

1.家は出たけれど
2.ブルー・グレー・ロマンス
3.昭和元禄ダンチョネ節
4.弾き語りの哀歌
5.裏切者の旅
6.ゴールド&シルバー
7.ミスター・ティアドロップ
8.スプリング・セールス・ブルース
9.哀愁のブルー・ノート
10.あゝブルース
実室的には2枚組の大作ですが、翌年にはライブアルバム「あゝブルース Vol.3」も出ていますから、ブルースはよほど気に入ったテーマだったのでしょう。
あゝブルース Vol.3

あゝブルース Vol.3

1.MY MOOD
2.ST. LOUIS BLUES
3.SOMETIMES I FEEL LIKE A MOTHERLESS CHILD
4.LONG GONE LONESOME BLUES
5.MEAN OLD WORLD
6.BLUES SUEDE SHOES
7.夜霧のブルース
8.東京ブルース
9.山谷ブルース
10.恍惚のブルース
11.昭和ブルース
12.あゝブルース
そして1976年は、6月の「横須賀ストーリー」を皮切りに宇崎竜童による山口百恵への楽曲提供が始まった年です。
それまで都倉俊一が手掛けていた昭和の歌姫:山口百恵の楽曲を宇崎竜童がメインで担当することになり、それは山口百恵が引退する1980年まで続きます。

奇しくも山口百恵の引退と同時にダウン・タウン・ブギウギ・バンドも解散することになるのですが。。。

バックストリート

明けて1977年。ドラムスの相原誠が抜けてしまっても依然快調なダウン・タウン・ブギウギ・バンドは、もう、どん底生活だけは御免だとでも言わんばかりにシングル「サクセス」をヒットさせます。

サクセス

9月にやたらと重厚感のあるシングル「身も心も 」、翌月にはアルバム「身も心も 」を発表。もうこの頃は山口百恵での成功もあったからでしょうが、大御所と言った雰囲気で宇崎竜童にも楽曲にも貫録すら漂っています。
身も心も

身も心も

1. ためらいもなく時はすぎ
2. ダウン・タウン・エンジェル
3. しのび逢い
4. キス・ミー
5. バラード
6. マイン
7. 捨鉢マーチ
8. 乾いた花
9. 無一文オペラ
しかし、1978年になると、これじゃイカンと思ったのか、「あゝブルース」に代わる興味あるテーマが見つかったからか、以前のお調子者のチンピラに戻ってブギをかましてくれます。

あれ!

ジャケットからも漂うテディボーイな佇まい。「あれ!」収録の1978年9月発売のアルバム「バックストリート」です。
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