37年も前で、可能な限りアニメどおりの変形に拘りつつ、この戦闘機完成形までたどり着いた、アオシマ版の革新性は現代でも評価できる。
その上で、Aメカの最後の形態、「イデオン合体状態」を比較してみよう。
ここで問題にすべきは「バーの色」であろう。バンダイ版では、前回も解説を加えたが、メインの赤や白、黄色やクリアパーツ以外は、コストの問題か全て「濃いグレー」で統一されているので、このバーもその色で成型されている。
しかし「そもそも」の、アニメ版ではどのような色だったのかは、検証してみないと分からない。
イマドキのリアリズムから言えば、このバーはバンダイ版の成型色的な解釈が正解なのだろうが、筆者は今回は、あえてアオシマ版は白く塗った。
バンダイ版のバーもこの後白く塗装し、第一話の再現で使用している。
デザイン時点でのBメカの車両形態、ソル・バニアは、そのモチーフは「タンクローリー車」であった。最終的な完成形でも「言われればそう見える」程度の名残はある。
通りすがり 2020/10/13 20:26
>「腹部に当たるボディが、ソル・バニア時に左右にスライドして広がる」プロセスをオミットしている。
イデオノバ時に、ですよね。
あと、アオシマ版はオミットした、というより、この変形に気付いていなかった可能性が高いと思います。作中でもこの変形が明確に分かる描写があるかは微妙で、設定資料や、ノバの方が全長が短い事に着目しないと分からないでしょう。
超合金魂も、wikipediaに「全長が縮む」云々が記述される前の発売だったからこの変形について無考慮だったのはないかな、と。