機動戦士ガンダムF91(宇宙世紀0123年)のモビルスーツたち
2017年2月13日 更新

機動戦士ガンダムF91(宇宙世紀0123年)のモビルスーツたち

宇宙世紀ということでファーストガンダムシリーズと同じ時間軸上の話ではあるが時代設定は一年戦争から40年以上、第二次ネオ・ジオン抗争からは約30年経った宇宙世紀0123年が舞台です。解りやすい前半部と難解な後半部で良くできた作品だったと思う。今回はこの作品の登場モビルスーツを紹介したいと思います。本当は時間軸で考えると ガンダムUC0096が先なんでしょうが読者の皆さんにとってはこちらの方が懐かしく感じるでしょう。

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クロスボーン・バンガード

クロスボーン・バンガードエンブレム

クロスボーン・バンガードエンブレム

XM-01 デナン・ゾン

ガスマスクを付けた完全武装の兵士をモチーフとした、丸いヘルメット状の頭とゴーグル状の双眼センサー。両肩の大ぶりのスパイクアーマーが特徴。
デッサ・タイプを基に主に格闘戦用として開発され、古代の騎兵槍を思わせる主兵装のショットランサーは手に持った状態で相手を突く白兵戦用武器としてだけではなく、穂先部分を4段階に分けて射出する射撃武器としても使用可能。
XM-01 デナン・ゾン

XM-01 デナン・ゾン

本編冒頭、ベルガ・ダラスの指揮のもとデナン・ゲーと共にフロンティアⅣへの侵入作戦に数はハッキリしませんがおそらく十数機ほどが投入されていました。

やはり連邦軍の旧式機を瞬殺していましたね。ただ後々F91のビームライフルにビームシールドを貫通されている場面がありましたが、ということはIフィールドは実装されていない機体だったと思われます。

コロニー内での戦闘用ということでしたが宇宙戦においてはフロンティアⅠ制圧作戦時、
ドレル・ロナ指揮の隊にかなりの数が見られました。

またザビーネ・シャルの隊にも相当数見られています。
諸元
デナン・ゾン
DEN'AN ZON
型式番号
XM-01
製造
ブッホ・エアロダイナミックス社
生産形態
量産機
頭頂高
14.0m
本体重量
7.9t
全備重量
17.4t
装甲材質
チタン合金ハイセラミック複合材
出力
3,880kW
推力
17,310kg×2
8,520kg×2
4,460kg×4
69,500kg(総推力)
武装
腕部デュアルビームガン×2
ビームサーベル
ショットランサー(ヘビーマシンガン×2内蔵)
ビームシールド
搭乗者
クロスボーン・バンガード一般兵
その他
アポジモーター×84

XM-02 デナン・ゲー

デナン・ゲーは一撃離脱戦法を前提に、MSとしてのスタンダード装備を施された機体である。デナン・ゾンをベースに開発された。 デナン・ゾンが誘爆による周辺被害の可能性がある火器を排除したのとは対照的に、ビームライフルなどを装備し、敵機を確実に撃破することを目的としている(一撃離脱戦法を謳っているのはそのためである)。運用上はデナン・ゾンの支援機として位置付けられている。 ベース機のデナン・ゾンに比べてジェネレーター出力や推力面など、総合的に上回っている。操作性も良好であり、訓練用としても運用されている。
XM-02 デナン・ゲー

XM-02 デナン・ゲー

これも本編冒頭のMS戦闘では、デナン・ゲー対ジェガンが描かれていました。

被弾してシーブックたちの学校の校舎に乗り上げたジェガンの頭部を
デナン・ゲーはサッカーボールのように蹴り、吹き飛ばし、新世代の小型MSがより大型の旧世代MSを圧倒する象徴的なシーンとなっていました。

また劇中で初めてビームシールドを使用し、
20m前後のジェガンが入りきれない隙間に入り込んでその攻撃を弾くなど、
パイロットの技量差もあり当時の連邦軍のMSとは格の違いを見せ付けました。

セシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)が訓練用として最初に乗り込んだMSであり、
ザビーネ・シャルもベルガ・ギロスの修理中は代わりに本機に搭乗していました。
諸元
デナン・ゲー
DEN'AN GEI
型式番号
XM-02
製造
ブッホ・エアロダイナミックス社
生産形態
量産機
頭頂高
13.9m
重量
19.2t
本体重量
7.1t
装甲材質
チタン合金ハイセラミック複合材
出力
4,020kW
推力
17,790kg×2
11,030kg×2
8,700kg×2
1,340kg×4
80,400kg(総推力)
武装
腕部ビームガン
肩部3連グレネードラック
ビームサーベル×2
ビームライフル
ビームシールド
搭乗者
クロスボーン・バンガード一般兵
その他
アポジモーター×76

XM-03 エビル・S

CVのMSの中では最も小型の機体であり、ダギ・イルスと同じように偵察行動を目的に開発されたMSである。デナン・ゲー同様にベースとなった機体はデナン・ゾンである。CVでは格闘型・戦闘型のMSに偵察用MSを加えて運用することが多かった。
肩に装備された偵察ポッドを飛ばし情報を収集、実際に敵と遭遇した場合は、戦闘を行いそのデータを採取する。なお本機体は戦闘を主目的として開発されておらず、索敵レーダーの妨害となるため敢えてビームシールドを装備せず実体式シールドを携行する。万が一戦闘に突入してしまった場合には各種隠し武器を使用して戦闘を行う。カメラアイはデナン・シリーズとは異なり、デュアル・アイながら角張り細長い形状である。
XM-03 エビル・S

XM-03 エビル・S

フロンティアⅠ制圧作戦時において数機見られましたが、
さほどの活躍は見られなかったと思います。

この機体は特筆するものはないと思います。
諸元
エビル・S
EBIRHU S
型式番号
XM-03
製造
ブッホ・エアロダイナミックス社
生産形態
量産機
頭頂高
13.2m
本体重量
6.8t
全備重量
16.7t
装甲材質
チタン合金ハイセラミック複合材
出力
3,090kW
推力
22,540kg×2
11,390kg×2
67,860kg(総推力)
武装
4連ショットクロー(ヘビーマシンガン×4内蔵)
肩部3連グレネードラック
ビームサーベル
ショットランサー
ビームスプレーガン
シールド
搭乗者
クロスボーン・バンガード一般兵
その他
アポジモーター×66

XM-04 ベルガ・ダラス

分類は指揮官用格闘型MS。デナン・ゾンを指揮官用にグレートアップした機体がベルガシリーズであり、最も初期に開発されたのがベルガ・ダラスである。CVの指揮官用MSは古代バビロニア王国の神像をモチーフとしており、ベルガ・シリーズは頭飾付きのバビロニアの兜を模した頭部に統一されている。
特徴として外付けジェネレータ直結の独立スラスターを組み合わせ、AMBACシステムも兼ねたシェルフ・ノズルがあげられる。ベルガ・ダラスは個々のスラスター3基の組み合わせが2組装着されている。これにより従来のMSに比べ圧倒的な機動力を誇る。
XM-04 ベルガ・ダラス

XM-04 ベルガ・ダラス

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岸辺ミル | 17,879 view

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