船木誠勝 船木さんが「明日また生きろ」といってくれたからボクは今日も生きています。
2016年11月25日 更新

船木誠勝 船木さんが「明日また生きろ」といってくれたからボクは今日も生きています。

中学卒業後、新日本プロレス入り。その後、UWF、藤原組を経て、自らの団体「ハイブリッドレスリング パンクラス」を立ち上げた。「秒殺」という言葉が流行り「肉体改造法」はヒットした。ヒクソン・グレーシー戦では落ちても(失神しても)ギブアップしなかった(あきらめなかった)。

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Rickson Gracie vs Masakatsu Funaki - YouTube

Colosseum 2000 5-26-2000
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vs ヒクソン・グレーシー

1R11分過ぎ
ヒクソンがあっさりマウントポジションをとり
パンチのラッシュ
船木の瞼をカットし
ヒクソンは船木の背後に回ってチョークスリーパー、
船木は最後まで耐えたが
ついに目を開いたまま失神し
TKO負けとなった
負けたんだなと

負けたんだなと

途中でガッと入った瞬間は覚えてるんですよ
その後だんだん白くなっていって最終的にもう耳も聞こえなくなってきて真っ黒くなって終わるんですけど、
で、次パッと気づくとリングの中に一杯人いるんですね
いっぱい人がいるんで勝ったのか負けたのか自分で分からなかったんですよ
とにかく凄い時間が経ったような感覚があったんで
後ろ見たら鈴木がいたんで、
今何時?って聞いたんですけど誰も答えてくれないんですよ

――大混乱だったんですもんねえ

はい
混乱だったんですけども
こっちのパンクラス側の人間が殺気立ってるんで負けたんだなと
そういえばさっき首絞められたってのを徐々に思い出すんですよ
そういう風に思った瞬間に
それこそもう穴があったら入りたいって感じで
船木は間違いなく戦士であり、サムライだった

船木は間違いなく戦士であり、サムライだった

いまだから明かせるが私は船木との試合中に負けることはもちろん殺されることも覚悟していた
実は私はグラウンドでの攻防の際に船木のパンチを顔面に受けて左の眼窩底を骨折してしまい眼がまったく見えなくなってしまったんだ
幸い船木はこのアクシデントに気付かず私から離れてくれた
そこで攻撃に転じ船木を倒してチョークスリーパーで仕留めたが
あれは最大のピンチだったと言っても過言ではない
スリーパーを決めたときも彼はギブアップしなかった
失神したために試合が終わったが
彼はギブアップするぐらいなら死を選んだに違いない
船木は間違いなく戦士でありサムライだった
日本が誇るべき人物だよ

引退宣言

「15年間ありがとうございました」

「15年間ありがとうございました」

船木は
負けたばかりのリングで
「15年間ありがとうございました」
と頭を下げ引退宣言をした

復帰

K-1Dynamite07' 桜庭和志 vs 7年ぶりの復活 船木誠勝 - YouTube

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vs 桜庭和志

船木は現役に復帰し
桜庭和志と対戦したが
チキンウィングアームロックで一本負けをした
ヒクソン戦に敗北し
その場で引退宣言し
引退後は
パンクラスの運営、芸能活動、格闘技コメンテーターなどをしていたが
7年半が経っていた
日本の格闘技界にとって失われた7年半だった
「船木がいてくれれば・・・」
何度、そう思わされたか
しかしとにかく船木は帰ってきてくれた!
「(ヒクソン・グレイシー選の時について)
当時はマイクを持つことがもうクセでした
でもヒクソンに負けたあとに
『15年間、ありがとうございました!』
ってマイクしたじゃないですか
あれはいただけなかったなって思ってます
ホントに衝動的にやっちゃいましたし
それで引退しちゃいましたからね
あれ、ノリなんですよ
だからそこでトラウマがあるのかもしれないです
言葉に責任持たないといけないなって勉強しました」

Funaki vs Tamura Dream 2 - YouTube

courtesy of fight2live.net Masa Funaki vs Kiyoshi Tamura
vs 田村潔司
TKO負け

DREAM6 船木誠勝 vs ミノワマン - YouTube

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