「湾岸ミッドナイト」狂気の走り屋たち。人物と車をまとめてみました。(2)
2018年4月20日 更新

「湾岸ミッドナイト」狂気の走り屋たち。人物と車をまとめてみました。(2)

今回は「平本編」(とびっきりのGT-R編)→「マサキ編」(赤坂ストレート編)です。昔の熱い思いを取り戻したくなっている人間と、今、まさに佳境にいある者たち。そしてそれを取り巻く人間模様。この物語はその夢と現実の中で揺れ動きながら進んでいくのですが、スピードの世界に取り込まれていくキャラクターたちのそれぞれの視点がとても上手く描かれています。

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このエンジンを組んだRGOの代表、太田曰く、不満げなマサキの言葉から、「何ならコスモの20B使って3ローターブリッジポートT88600馬力といくか?」とまでいっていたが、マサキの不満の原因がどこから来るのか本当の意味がすでに分かっていたようだ。

実際のところ300Km/hからのひと伸びがあるほどのエンジンであることもマサキ自身のセリフからも判るのだが、マサキ自身は今一つ昔の感覚とのズレを感じ、その原因がどこにあるのかがどうしてもハッキリとしていない。
RX-7 タイプRB Sパッケージ

RX-7 タイプRB Sパッケージ

ボディタイプ 3ドア ファストバッククーペ
エンジン 13B-REW型 654cc×2 直列2ローター
駆動方式 FR
最高出力 ・1991年-1995年
255PS/6,500rpm
・1996年-1998年
265PS/6,500rpm(MT)
255PS/6,500rpm(AT)
・1999年-2002年
280PS/6,500rpm(MT)
265PS/6,500rpm(タイプRB)
255PS/6,500rpm(AT)
最大トルク ・1991年-1998年
30kg·m/5,000rpm
・1999年-2002年
32kg·m/5,000rpm(MT)
30kg·m/5,000rpm(タイプRB)
30kg·m/5,000rpm(AT)
変速機 4速AT/5速MT
サスペンション 前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
全長 4,295mm(1型) 4,280mm(2~4型) 4,285mm(5,6型) [いずれもフロントナンバープレート取付座変更による]
全幅 1,760mm
全高 1,230mm
ホイールベース 2,425mm
車両重量 1,240 - 1,330kg
1991年10月、2度目のフルモデルチェンジによりFD3S型 RX-7が発表され、同年12月より販売開始。このフルモデルチェンジを機に、1971年から20年続いた「サバンナ」の呼称がはずされ、当時の販売店系列「アンフィニ」の名を冠して「アンフィニ・RX-7」として発売された。後に販売店のアンフィニ店がユーノス店と統合したことにより、車名が「マツダ・RX-7」となる。開発コードはX105。マツダ販売網で扱われるようになってからは、車体先端のエンブレムが、マツダのロゴマークとなった。キャッチコピーは『アンフィニのスポーツです。』『その非凡さが、アンフィニ。』『ザ・スポーツカー』『ザ・ロータリースポーツ』。

マーミ

マサキのパートナー(恋人?)

マサキのパートナー(恋人?)

マサキの良き理解者であり、車の事もある程度判っている様子。
レイナの先輩でもありやはりモデルを仕事としている。
via KCコミック湾岸ミッドナイト第六巻P199
レイナと「悪魔のZ」に繋がりがあると確信したマサキが彼女にレイナと会わせてほしいと頼むことになる。
結局、レイナと会う待ち合わせ場所で先にアキオに会ってしまうが、その気配だけで感じるものがあり、このシーンは「マサキ編」の中でもなかなか印象深いものであった。

大田 和夫

スピードファクトリー RGO代表

スピードファクトリー RGO代表

昔はRE一筋の走り屋だった。その後車の改造工場から始まり、今では「スピードファクトリー RGO代表」となっている。
via KCコミック湾岸ミッドナイト第六巻P162
「昔はREが一番速かったんだよ。」とロータリー一筋で車をいじり、何時しか日本でも有数のチューナーとなる。まぁ実のところはRE車が一番安く手に入れられたという現実もあったようだが。今では工場も経営が安定してきており、何時しかチューナーとしての情熱が冷めているものがあった。

しかし昔の矢田部などでのRGOドライバー、マサキの登場からその熱を取り戻してきたようだ。腕は相変わらずで、7年ぶりに組んだというエンジンも絶妙のバランスとパワーを持ち合わせていた。メカニックの山中が驚くほどポートなどあっという間に削ってしまうその腕前は、「太田マジック」と言われるほどのエンジンを組んでいく。

妻は高専機械科出身の女性で車の開発者を目指していたほどの女性。子供が一男一女、この女の子が後に物語全体の中でも重要なポジションを占めるようになるのだが・・・

今回のまとめ

今回は「平本編」(とびっきりのGT-R編)→「マサキ編」(赤坂ストレート編)までをご紹介いたしました。やはりチューンドカーのベース車としては代表的な2車種でしたね。他にもシルビアやランエボ、インプなどよく使われているようですが今後の物語の展開はどうなっていったんでしょうか?

次回は「圭一郎編」(モンスターマシン編)→「黒木編」(R200CLUB編)とチューナーたちの活躍も加速していきます。頑張って書きますのでお楽しみに!
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