英国高級紙ガーディアンが選ぶニュー・オーダーのベスト・トラックがこれだ!
2017年3月8日 更新

英国高級紙ガーディアンが選ぶニュー・オーダーのベスト・トラックがこれだ!

イギリスの地方都市で一介のパンクバンドとしてキャリアをスタートさせたニュー・オーダー。前身のバンドであるジョイ・ディヴィジョンを経て今や国民的なバンドとなっています。そのニュー・オーダーのベスト・トラックをイギリス有数の高級紙であるガーディアンが選出しました。日本では考えられないような興味深いベスト・テンとなっていますよ。

6,022 view

New Order

ボーカリストだったイアン・カーティスの自殺によって1980年ジョイ・ディヴィジョンは事実上の解散をします。残されたバーナード・サムナー、ピーター・フック、スティーヴン・モリスの3人のメンバーにジリアン・ギルバートを加えて新たにスタートさせたバンドがニュー・オーダーです。

1980年デビュー当初はまだジョイ・ディヴィジョンの延長線上にある陰鬱なサウンドでしたが、デジタル・ビートを大胆に取り入れるようになると誰にも真似のできない独自の個性を確立し、多くのフォロワーを生んでいます。

現在でも大きな影響力を持っており、今や押しも押されぬ国民的バンドのひとつとして数えられています。
ニュー・オーダー

ニュー・オーダー

出身地:イングランド マンチェスター
ジャンル:テクノ、ハウス、エレクトロニカ、エレクトロ・ポップ、シンセポップ、ディスコ、ニュー・ウェーヴ、ポストパンク、オルタナティヴ・ロック
活動期間:1980年~1993年、1998年~2007年、2011年~現在

写真は左からStephen Morris(Dr)、Peter Hook(Ba)、Gillian Gilbert(Key)、Bernard Sumner(Vo/Gt)

The Guardian

日本では考えられないというか、実感がわきませんが、イギリスは階級社会なので、新聞も高級紙と大衆紙に分かれています。
代表的な高級紙の中にガーディアン (The Guardian) というのがあります。クオリティ・ペーパーと呼ばれていて、権威があり、上流階級・知的階層向けの新聞です。

そのガーディアンが「ニュー・オーダーのベスト・トラック×トップ10」を選出していますのでご紹介します。

おそらく日本人が選ぶとこのようになならないのではないかという興味深いランキングになっていますよ。
それでは第10位から順にいってみましょう。


第10位 Vanishing Point

New Order Vanishing Point Music

全英アルバムチャートNo.1を獲得した1989年リリースのアルバム「テクニーク 」に収録されている「ヴァニシング・ポイント」ですね。このアルバムからは、「ファイン・タイム(全英11位)」、「ラウンド・アンド・ラウンド(全英21位)」がイギリスでシングル・カットされてヒットしていますし、アメリカでは「ラウンド・アンド・ラウンド」が全米ビルボード誌のクラブ・プレイ・チャートで1位となっているのですが、ガーディアンは「ヴァニシング・ポイント」を選ぶんですね。いきなり興味深いです。


第9位 Love Vigllantes

New Order Love Vigilantes

1985年リリースのサード・アルバム「ロウ・ライフ」の冒頭を飾る曲です。このアルバムはジョイ・ディヴィジョン時代からは考えられないほどポップなサウンドに移行しており、バーナード・サムナーによって紡がれた美しいメロディーを味わうことが出来ます。
このアルバムにはシングルカットされ大ヒットしたニュー・オーダーを代表する至高の名曲「パーフェクト・キス」と「サブ・カルチャー」が収録されているのですが、素直に選んではくれませんね。
高級紙ガーディアンと言えども素直にヒット曲を選出しない。そこが何とも英国的ではあります。


第8位 Your Silent Face

New Order - Your Silent Face [Live in Glasgow]

独自の美学が詰め込まれた1983年リリースのセカンド・アルバム「権力の美学 」はニュー・オーダーのベストに挙げるファンも多く、人気が高いアルバムです。その中の収録曲「ユア・サイレント・フェイス」が第8位、そして第7位の「エイジ・オブ・コンセント」もこのアルバムに入っています。


第7位 Age of Consent

New Order live, 1983, 'Age Of Consent'

「権力の美学 」はジャケット・デザインも含めて素晴らしい出来栄えです。このアルバムでニュー・オーダーは自分たちのスタイルを確立したといえます。


第6位 Blue Monday(オリジナル12インチ・ヴァージョン)

New Order - Blue Monday 12 inch

世界的に大ヒットしたニュー・オーダーの代名詞的な曲ですね。「ブルー・マンデー」はジョイ・ディヴィジョンのボーカリストだったイアン・カーティスの自殺を知らされた日のことを歌ったものです。その日はジョイ・ディヴィジョンの初めてのアメリカ・ツアーに出発する日でした。
感動的なエピソードと胸を締め付けられる歌詞を持つ、無敵のダンス・ミュージック。この曲はオリジナル・アルバムには収録されていません。


第5位 Video 586

New Order - Video 5-8-6 [Extended 22:23 version]

クマのダンスがカワイイとはいえ、なぜ「Video 586」が選ばれているのかよく分かりません。しかも第5位に。もっといい曲はいくらでもあると思いますが、そう思いながらも聴いていると気持ちよくなる。まぁ、ニュー・オーダーの魔術ですね。「586」のオリジナルはセカンド・アルバム「権力の美学 」に収録されています。


第4位 Temptation (7インチ・ヴァージョン)

New Order - Temptation (7'' Version)

「テンプテイション」の7インチ・ヴァージョンですね。第6位の「ブルー・マンデイ」はオリジナル12インチ・ヴァージョンを指定していますし、ガーディアンもなかなかこだわりを持って選んでいますね。
個人的には「テンプテイション」は12インチ・ヴァージョンの方がいいと思うのですが、いや、これは文句なしに良い曲です。

そしていよいよベスト・スリーの発表です。


第3位 Everything's Gone Green

New Order - Everything's Gone Green

25 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ポストパンクを代表する伝説のバンドにして、孤独と絶望のかたまりのようなジョイ・ディヴィジョンの魅力

ポストパンクを代表する伝説のバンドにして、孤独と絶望のかたまりのようなジョイ・ディヴィジョンの魅力

パンク以降のUKロックシーンの方向性を決定し、今なおリスペクトされ続ける伝説のバンド、ジョイ・ディヴィジョン。ボーカリストの首つり自殺という突然の悲劇により活動停止を余儀なきされますが、彼等の作り上げた音楽の影響は絶大です。僅か2枚のオリジナル・アルバムに込められた孤独と絶望で出来た音楽をご紹介します。
obladioblada | 8,317 view
『ケミカル・ブラザーズ』Oasisのノエル・ギャラガーをゲストボーカルに迎えてヒットした!

『ケミカル・ブラザーズ』Oasisのノエル・ギャラガーをゲストボーカルに迎えてヒットした!

数多くのヒット作を世に送り出し、今やダンス・ミュージック界を代表する「ケミカル・ブラザーズ」が、10月に再来日と言う事で、ケミカル・ブラザーズについて振り返ってみました。
星ゾラ | 4,287 view
ファットボーイ・スリム!イギリス発のクラブミュージックDJ!日本でも馴染み深い音楽がありますね!

ファットボーイ・スリム!イギリス発のクラブミュージックDJ!日本でも馴染み深い音楽がありますね!

ファットボーイ・スリムと言えば、ハウスマーティンズやビーツ・インターナショナルで成功を収めたアーティストですね!ファットボーイ・スリムは「ビック・ビート」という音楽ジャンルにおいて大御所でもあります!
ひで語録 | 1,314 view
細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」が開催!レア音源収録のベスト盤やYMOの写真集の発売も!

細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」が開催!レア音源収録のベスト盤やYMOの写真集の発売も!

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリーにて、細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969 - 2019」の開催が決定しました。日程は2019年10月4日(金)から2019年11月4日(月・休)まで。
隣人速報 | 462 view
「加山雄三のブラックジャック」でお馴染み!孤高のバンド「ヒカシュー」

「加山雄三のブラックジャック」でお馴染み!孤高のバンド「ヒカシュー」

70年代末期巻上公一を中心に結成されたヒカシュー。当時は「P-MODEL」「プラスチックス」とともに「テクノ御三家」と言われていましたが、現代音楽や即興演奏を取り入れるなど彼らは「テクノポップ」の一言では括る事が出来ない音楽性を持っておりました。現在もコンスタントに活躍している彼らの活動を振り返ってみましょう。
かずくん | 466 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト