悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか
2016年12月28日 更新

悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか

昭和ウルトラマンや仮面ライダーシリーズを中心に悲劇の特撮ヒロインを振り返ってみましょう。悪党に人生を踏みにじられる悲劇のヒロイン。ウルトラマンレオではヒロインを含め数多くの仲間が亡くなりますが、大幅に製作コストを削減しないと運営できない・・・大勢の俳優に出演料を支払う金がなくなったのか・・・恐るべき大人の事情が透けて見えます。大人の事情が悲劇のヒロインを生み出すパタンが結構多いですよね。

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水城涼子は第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇...

水城涼子は第8話において怪人アトラスの攻撃から子供を庇ったことで致命傷を受ける。

水城涼子はGODによるサイボーグ手術を受けており、体内...

水城涼子はGODによるサイボーグ手術を受けており、体内に自爆装置を埋め込まれている。

水城涼子はインターポールの秘密調査員としてGODに潜入捜査で入り込み、その時にGODによる新入りの洗礼としてサイボーグ手術を受け、体内に自爆装置まで埋め込まれてしまう・・・この設定で十分にすさまじく悲劇のヒロインです。
GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられ...

GOD総司令によって体内の自爆装置のスイッチを入れられて命を落とす。水城涼子の壮絶な最後。

岬ユリ子 / 電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー)

岬ユリ子 / 電波人間タックル(演:岡田京子) 「仮面...

岬ユリ子 / 電波人間タックル(演:岡田京子) 「仮面ライダーストロンガー」 第1話 - 第30話(1975年、MBS)

2話でブラックサタンのアジトに拘束されていたところを脱走中のストロンガーが発見、救出されて共にアジトを脱走。ブラックサタンと敵対する反逆者となって茂と共に戦った。
仮面ライダーストロンガー出演のエピソード

岬ユリ子こと電波人間タックル役で出演していたことで没後25年以上たつものの根強いファンが多い。

岡田が自ら変身後のマスクとスーツを着用してアクションの撮影に臨んだ。出演にあたっては大野剣友会で3週間稽古をし、二輪免許も取得した。しかし「殺陣が殆ど素人同然」だった為アクションらしくならなかった。それをカバーする為に「電波投げ(戦闘員が自らトンボを切り転倒)で敵を倒す」と言うアイデアで撮影されている。撮影時は入浴がままならなくなるほど生傷が絶えなかったという。

岡田がバレエをやっていたため、自らターンして一回転してみせるカメラ前アップシーンがある。

仮面ライダー2号/一文字隼人役の俳優である佐々木剛は、彼女の引退後も親交があった(夫がライダー当時のスタッフで友人だった)。その為、岡田の早過ぎる死にショックを隠せなかったという。

タックル役での出演は、東映プロデューサーの阿部征司はオーディションであったと述べているが、東映プロデューサーの平山亨は岡田茂からのゴリ押しであったと証言している。
電波人間タックル

電波人間タックル

岬ユリ子が一定のポーズと共に「エイッ!ヤー!トー!」という掛け声を発しながら変身する。
第30話でデルザー軍団のドクターケイトの毒液を浴びて瀕...

第30話でデルザー軍団のドクターケイトの毒液を浴びて瀕死の重傷を負い、余命幾許もない事を悟る。

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ユリ子は余命幾許もないことを藤兵衛だけに打ち明ける。

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自ら煎れたコーヒーを茂に振舞いつつ、「二人でどこか遠くへ行きたい」と自らの夢を語る。

ストロンガーの危機に自分の命を引き換えにした必殺技ウル...

ストロンガーの危機に自分の命を引き換えにした必殺技ウルトラサイクロンを発動。仇敵・ドクターケイトを葬る。

必殺技ウルトラサイクロンは電波人間タックルの最強技。あまりに強力すぎて、一度でも使用すれば使用者自身が命を落とすほどの威力である。

 両手をチョップの形にして敵の両肩に叩きつけてしっかりと掴み、体内の電気エネルギーを振動波に変えて敵を超振動で内部から破壊しつくす。これにより、本人も振動の影響をモロに受け、死に至る。

ドクターケイトを一撃で粉砕し、自らも命を落とした。

出典 ウルトラサイクロンとは【ピクシブ百科事典】
タックルの壮絶な相討ち。ドクターケイトを一撃で粉砕し、...

タックルの壮絶な相討ち。ドクターケイトを一撃で粉砕し、自らも命を落とした。

岬ユリ子は茂への想いを胸に短い生涯を閉じる。

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城野エミ(ウルトラマン80) 殉職。「石田えり」から「萩原佐代子」へのヒロイン交代劇。

城野エミ(演:石田えり) 「ウルトラマン80」(198...

城野エミ(演:石田えり) 「ウルトラマン80」(1980年 - 1981年、TBS)

ウルトラマン80(1980年 - 1981年、TBS)
第1話「ウルトラマン先生」 - 第43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」 - 城野エミ

テレビドラマ『ウルトラマン80』(1980年)でUGMの城野エミ隊員を演じるが、殉職する形で途中降板した。

「ウルトラシリーズに出演する女優は大成しない」というジンクスを懸念した事務所の方針だったと言われているが、最終回の際には、「アンドロイド・エミ」として再出演している。

第50話「あっ! キリンも象も氷になった!!」 - アンドロイド・エミ
ガルダン大王が叫ぶ「動くな!80!!」

ガルダン大王が叫ぶ「動くな!80!!」

第43話で記憶を失っていたユリアンからもらったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負ってしまう。

その後、猛には地球をこれからも守るように、涼子(=ユリアン)にはUGMの隊員となって猛を助けるように後事を託し、二人に看取られて殉職する。
ガラガラ星人の槍が猛に向かって投げつけられた。エミ「猛...

ガラガラ星人の槍が猛に向かって投げつけられた。エミ「猛!あぶないっ!」

猛をかばったエミを貫く槍・・・
第43話で記憶を失っていたユリアンの世話をして仲良くなるが、彼女から貰ったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負い、ユリアンに後を託して息を引き取る。

この突然のヒロイン交代劇は石田の所属事務所の都合によるものだが、当の本人はこの役に未練があり、第50話でエミをモデルにしたアンドロイド・エミ役で再登場している。
エミ「猛、さよなら・・・。」 そう言ってエミは逝った。

エミ「猛、さよなら・・・。」 そう言ってエミは逝った。

さらば城野エミ隊員。

さらば城野エミ隊員。

石田の所属事務所の都合という大人の事情による城野エミ役の「石田えり」から星涼子 / ユリアン役の「萩原佐代子」へのヒロイン交代劇であった。
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