2020年9月29日 更新
『ガンプラ』(ガンダムのプラモデル)の歴史:ガンダムシリーズ・グレード別・スケール別・エポックメイキングなモデルで概観するガンダムシリーズとプラモデルの歴史
ガンプラの歴史は、1980年7月19日の「1/144 ガンダム」発売から始まります。以降、ガンプラは進化し続け、多様なシリーズの商品が生まれ、35年におよぶ、プラモデル至上最大のヒットとなっています。ガンプラの歴史を1980年からエポックメイキングな商品やシリーズ(機動戦士ガンダム・機動戦士Zガンダムほか)やグレード(HGUC・MG・PG・RG)を基点にして振り返っていきましょう。1980年代の空前の「ガンプラブーム」を最新モデルを使って体感してみよう!

HG 1/144「MS-06J ザクII」(機動戦士ガンダム 第08MS小隊)(1998年4月)

HG 1/144 MS-06J ザクII (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)
1998年6月リリースの「HGグフカスタム」が好調なセールスを記録した事が発端で翌年、HGUCシリーズが生まれる

HG 1/144 グフカスタム(1998年6月)『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』
1999年のガンプラ
PG 1/60 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII(1999年7月)

PG 1/60 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII(1999年7月)パッケージ画像

PG 1/60 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII(1999年7月)
ガンプラ「HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)」シリーズ販売
ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー (HGUC) はアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズのうち、宇宙世紀を舞台とした作品に登場するモビルスーツ (MS) を1/144サイズで再現したバンダイが発売するプラモデルシリーズの名称。ガンプラの一種である。
1998年、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の劇中に『機動戦士ガンダム』のMS「グフ」をカトキハジメがリファインしたMS「グフカスタム」が登場。これをバンダイが当時の最新の成形技術と可動ギミックを導入した1/144プラモデルキットとして商品化したところ、古くから(1979年〜)のファンに非常に好評であった。
これが発端となって、宇宙世紀のMSを同様のコンセプトで改めてキット化するシリーズ企画が「ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー」である。
カトキハジメの緻密な考証により、オリジナルデザインのイメージを極力変えずに、立体物として矛盾のない形状と広範柔軟な関節可動を実現している。また、必要以上にハイディテールを施さず、オールドファンから違和感を持たれないニュートラルな造形が心がけられ、1/100マスターグレードシリーズとの差別化が図られている。

HGUC 1/144「RX-77-2 ガンキャノン」(1999年5月)

HGUC 1/144「YMS-15 ギャン」(1999年7月)
ガンプラ「FG(ファーストグレード)」シリーズ発売(1999年7月)

「1/144 FG(ファーストグレード)シャア専用ザクII」(1999年11月)のパッケージ画像 価格は税別で300円
新シリーズの開発によりガンプラという商品群が高価格化した上、比較的低価格な旧キットは金型の消耗等で生産量を絞らざるを得ず、低価格キットの供給は不足気味になっていた。FG(ファーストグレード)は、その不足を補い入門用としての役割を果たすべく開発されたシリーズ。
1999年から2000年にかけて、ガンダム、シャア専用ザクII、量産型ザクIIが販売されている。縮尺は1/144。単色成型で関節もポリキャップ無しの挟み込み方式と旧キットを思わせる仕様だが、スナップフィット方式でデザインはPG(パーフェクトグレード)から流用している。
価格は税別で300円。2006年12月11日には江崎グリコより「ポッキーガンプラパック」というポッキーとのコラボレーション商品(事実上の食玩商品)として、通常プラモデルを販売していないコンビニエンスストアでも販売された。

FG 1/144 MS-06S シャア専用ザク

「FG 1/144 RX-78-2 ガンダム」(1999年7月)のパッケージ画像

FG(ファーストグレード) 1/144 ガンダム
2002年のガンプラ
-
すべてのコメントを見る (6)
コメントを書く
※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。
これが発端となって、宇宙世紀のMSを同様のコンセプトで改めてキット化するシリーズ企画が「ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー」である。
(出典:Wikipedia)