平仲明信  琉球のサムライが天下をとったオキナワンドリーム
2016年11月25日 更新

平仲明信 琉球のサムライが天下をとったオキナワンドリーム

「具志堅の仇をとってやる」とボクシングをはじめ、「沖縄から世界へ」という夢をつらぬき「くぬはがぁ」とコブシをふるった男。こんなボクサーは絶対にいない。

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「アキー
昔みたいにやぁ
『くぬはぐぁ』でいこう」

「『くぬはぐぁ』か
懐かしいな」
via ボクサー回流―平仲明信と「沖縄」の10年
「くぬはがぁ」は
「このヤロウ」「こんちくしょう」という意味である

vs ロサリオ 92秒で世界獲ったどー

エドウィン・ロサリオvs平仲明信Edwin Rosario vs Akinobu Hiranaka - YouTube

1992-04-10 WBA World super lightweight title El Toreo, Mexico City, Distrito Federal, Mexico
 (1609223)

両者はグローブタッチなどせず
いきなり打って出た
一歩も下がらず前に出た
「くぬはぐぁ」
via ボクサー回流―平仲明信と「沖縄」の10年
喉の奥で唱えていた
92秒
ロサリオが平仲にしがみついたとき
レフリーは試合をストップした

壮絶な討ち死に

vs モーリス・イースト

Knockout: Morris East TKO 11 Akinobu Hiranaka [09.09.1992] - YouTube

Ring magazine "Knockout of the Year"
 (1609200)

沖縄ジムは初防衛戦の準備に取り掛かった
J・ウェルター級を5回防衛
その後、ウェルター級に上げて2階級制覇という青写真を描いていた
できれば初防衛戦は格下の選手としたかった
モーリス・イーストという挑戦者候補があがった
イーストは15歳でボクシングを始めた
その動機は
世界チャンピオンになれば
幼い頃、アメリカに帰ってしまい生き別れになった駐フィリピン米軍兵士だった父に会えるかもしれない-
というものだった
そして東洋太平洋チャンピオンになっていた
11R1分47秒
平仲はガックリ膝から崩れた
なんとか立ち上がったものの試合はストップされた

K-1

 (1609222)

平仲は
神戸にユーリ・アルバチャコフの試合をみに行くとき
新幹線で正道会館の石井館長とあった
格闘技談義に火がついた
「蹴りをこう出したらどう入ってくる?」

「真っ直ぐ
立ち足のほうに
1度に両足は蹴れないでしょ
下手にサイドステップしたら蹴りの射程に入る
くっついて脇を打ってコンビネーションで倒す」
via ボクサー回流―平仲明信と「沖縄」の10年
列車の中で
平仲はシャドーボクシングし
石井は回し蹴りを繰り出した
これが縁となり
佐竹雅昭
アンディ・フグ
など正道会館の選手のコーチをすることになった

平仲ボクシングスクールジム

平仲ボクシングスクールジム - YouTube

平仲会長ミット打ちです。やはり教え方がすごいです!
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